目次
忙しい方でもサクッと理解できるように9月5日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
2024年9月5日の東京株式市場では日経平均株価が朝方の下げから下げ渋り、前日比200円安の3万6800円前後で推移しています。
前日の急落を受けて、自律反発を狙った買いが入り始める中、相場の動きは不安定な状況が続いています。
東京株式市場の状況(2024年9月5日)
日経平均株価は朝方の外国為替市場での円高・ドル安の進行を受けて600円超の下げ幅を記録しました。
しかし、前日に1638円という今年3番目の下げ幅を記録していたことから、海外投機筋が短期的な反発を見込んで押し目買いを入れる動きが見られました。
ただ、半導体関連株や輸出関連株の一部は引き続き売り圧力が強く、日経平均が上昇に転じるまでには至っていません。
一方、東証株価指数(TOPIX)は一時的に上昇に転じ、10時時点では東証プライムの値上がり銘柄数が全体の7割を占めています。
「中小型株の上昇が目立ち、相場全体の地合いは堅調」との見方が市場関係者からも聞かれました。
米国市場の影響
米国市場の影響として、前日のニューヨーク株式市場では経済指標の結果を受けた投資家のリスク回避の動きが強まり、主要な株価指数が下落しました。
この流れが東京市場にも波及し、朝方からの売り圧力につながっています。
東京市場の動き
東京市場では、海外投機筋による短期的な反発を見込んだ買いが入る一方で、引き続き半導体関連株や輸出関連株の売りが見られ、相場の方向性が定まらない状況です。
日経平均株価は依然として下げ渋っていますが、上昇に転じる勢いは現時点で見られません。
為替市場の動向
外国為替市場では、円相場が対ドルで円高基調となり、1ドル=146円台前半で推移しています。この円高が輸出関連企業にとっての逆風となっており、株価への影響が懸念されています。
個別銘柄の動き
- 下落銘柄: ファストリ、シャープ、東京海上などが安い。
- 上昇銘柄: ソフトバンクグループ(SBG)が朝安後に上昇に転じ、円高が業績の追い風となるニトリHDなど内需株の一角も買われています。
人気のテーマ
テーマ | 銘柄数 | 上昇率 | 下落率 |
---|---|---|---|
半導体関連 | 5 | -1.5% | -3.2% |
内需関連 | 6 | +1.0% | -0.8% |
輸出関連 | 4 | +0.2% | -2.1% |
中小型株 | 7 | +2.5% | -0.5% |
銀行株 | 3 | +0.3% | -1.0% |
注目の銘柄
銘柄 | 業種 | 上昇率 |
---|---|---|
ソフトバンクグループ(SBG) | 通信 | +1.5% |
ニトリHD | 小売 | +1.3% |
ファストリ | 小売 | -2.0% |
シャープ | 電気機器 | -1.8% |
東京海上 | 保険 | -0.7% |
今日の主要経済ニュース
以下は、2024年9月5日に発表される予定の日本および世界の経済指標をまとめました。
地域/国 | 指標名 | 内容 | 発表予定日 |
---|---|---|---|
日本 | 30年国債入札 (JGB) | 日本の30年物国債の入札が行われます。 | 2024年9月5日 |
アメリカ | ADP雇用レポート (8月) | 米国の民間セクターの雇用状況を示すレポートが発表されます。 | 2024年9月5日 |
アメリカ | 労働生産性 (第2四半期 修正版) | 米国の労働生産性の修正データが発表されます。 | 2024年9月5日 |
ユーロ圏 | 小売売上高 (7月) | ユーロ圏の7月の小売売上高データが発表されます。 | 2024年9月5日 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場まとめ
日経平均株価は前日の急落を受けて一時下げ渋る場面を見せましたが、全体的な売り圧力は強く、上昇への転換には至っていません。今後も米国市場や為替動向の影響に注目が必要です。