目次
忙しい方でもサクッと理解できるように9月6日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
2024年9月6日の東京株式市場で日経平均株価は一進一退の動きを見せています。
前日までの3日間で2000円近く下げたため、自律反発を狙った買いが先行しましたが、為替市場での円高・ドル安の進行が上値を抑え、重い展開が続いています。
東京株式市場の状況（2024年9月6日）
前場寄り付きの段階で、日経平均株価は前日比70円安の3万6500円台後半で推移しています。短期的な買い戻しの動きが見られるものの、為替市場での円高基調が投資家心理に影響を与え、上値は依然として重い状況です。
米国市場の影響
5日の米株式市場では、主要な株価指数が高安まちまちの展開となりました。ダウ工業株30種平均は反落しましたが、ナスダック総合株価指数は小幅に反発しました。これは、8月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数が市場予想を下回ったことから、米利下げ観測が高まり、特にハイテク株の一部が買われたためです。
東京市場の動き
東京市場では、前日の米株高を受けて半導体関連株の一部が買われて始まりましたが、その後は円高基調が強まり、トヨタなどの輸出関連株に売りが先行する展開となりました。東証株価指数（TOPIX）も小動きとなり、投資家の慎重な姿勢が続いています。
為替市場の動向
外国為替市場では、円相場が1ドル=143円30銭前後と、前日夕方からやや円高・ドル安の基調となっています。この為替の動きが輸出関連企業の収益にマイナス要因として働いており、株価の上値を抑えています。
個別銘柄の動き
- 上昇銘柄: エムスリー、積水ハウスが堅調に推移しています。
- 下落銘柄: リコー、ソニーグループが下落しています。
人気のテーマ
| テーマ | 銘柄数 | 上昇率 | 下落率 |
|---|---|---|---|
| 半導体関連 | 4 | +0.5% | -2.0% |
| 自動車関連 | 5 | -0.3% | -1.8% |
| 医薬品 | 3 | +1.2% | -0.5% |
| 内需関連 | 6 | +0.8% | -0.6% |
| 銀行株 | 2 | +0.2% | -1.1% |
注目の銘柄
| 銘柄 | 業種 | 上昇率 |
|---|---|---|
| エムスリー | 医薬品 | +1.5% |
| 積水ハウス | 不動産 | +1.0% |
| リコー | 電気機器 | -1.5% |
| ソニーグループ | 電気機器 | -1.2% |
| 東京エレクトロン | 半導体 | -2.0% |
今日の主要経済ニュース
以下は、2024年9月6日に発表される予定の日本および世界の経済指標をまとめました。
| 地域/国 | 指標名 | 内容 | 発表予定日 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 家計消費 (7月) | 日本の7月の家計消費データが発表されます。 | 2024年9月6日 |
| 日本 | 資本収支 – 国際収支 (7月) | 日本の7月の資本収支が発表されます。 | 2024年9月6日 |
| 日本 | 金融収支 – 国際収支 (7月) | 日本の7月の金融収支が発表されます。 | 2024年9月6日 |
| 日本 | 銀行貸し出し (前年比) (8月) | 日本の8月の銀行貸し出しデータが発表されます。 | 2024年9月6日 |
| アメリカ | 雇用統計 (8月) | 米国の8月の雇用データが発表されます。 | 2024年9月6日 |
| カナダ | 雇用統計 (8月) | カナダの8月の雇用データが発表されます。 | 2024年9月6日 |
| ユーロ圏 | GDP (第2四半期・改定値) | ユーロ圏の第2四半期GDPの改定値が発表されます。 | 2024年9月6日 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場まとめ
日経平均株価は、自律反発を狙った買いが入る一方で、為替市場の円高基調が上値を抑えている状況です。米国市場の動向や円相場の変動が今後の株価に影響を与える可能性が高く、引き続き慎重な取引が求められます。
当サイトの記事が役に立ちましたら『ポチ』っとよろしくお願いします。
