目次
忙しい方でもサクッと理解できるように9月24日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
2024年9月24日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前場終値は前週末比251円07銭(0.67%)高の3万7974円98銭となりました。
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均が連日で最高値を更新したことを受け、リスク許容度が高まった投資家の買いが活発化。日経平均は一時700円超の上昇を見せ、心理的節目である3万8000円を上回る場面もありました。
東京株式市場の状況(2024年9月24日)
東京市場は米国市場の好調な流れを引き継ぎ、続伸して始まりました。
日経平均は3営業日連続で上昇しており、前引けにかけては利益確定の売りも見られたものの、強い地合いが続いています。
輸出関連株やテクノロジー株を中心に買いが入っており、引き続き投資家のリスク許容度は高い状態です。
米国市場の影響
23日の米株式市場では米連邦準備理事会(FRB)の利下げにより、米経済の軟着陸(ソフトランディング)への期待が高まりました。
これによりダウ工業株30種平均は最高値を更新。こうした流れを受け、東京市場でもリスクオンムードが広がり、日経平均の上昇を支えました。
東京市場の動き
米国市場の好調を受けて、東京市場では輸出関連株や半導体関連株が中心に買われました。特に、マツダや村田製作所といった輸出関連株が買いを集め、相場全体を押し上げています。
しかし、日経平均はここ数日間で1500円以上上昇しており、短期的な過熱感を警戒した利益確定の売りも見られました。
為替市場の動向
為替市場では、FRBの利下げによるドル安圧力が軽減され、円安基調が続いています。
これにより1ドル=143円台まで円安が進行し、輸出企業の採算改善期待から自動車株などの輸出関連銘柄が買われました。特に、マツダや村田製作所などが好調な動きを見せています。
個別銘柄の動き
上昇銘柄としてはTDKやNTTデータ、ソニーグループが挙げられます。一方、抗がん剤候補の治験結果が嫌気され、第一三共が約5カ月ぶりの安値を記録。
その他、ニトリホールディングスやリクルートも利益確定の売りに押され、下落しました。
人気のテーマ
テーマ | 銘柄数 | 上昇率 | 下落率 |
---|---|---|---|
半導体関連 | 5 | +3.5% | – |
自動車関連 | 4 | +2.8% | – |
小売関連 | 3 | – | -1.2% |
内需関連 | 2 | – | -0.8% |
テクノロジー | 6 | +2.3% | – |
注目の銘柄
銘柄 | 業種 | 上昇率 |
---|---|---|
TDK | 電子部品 | +4.2% |
NTTデータ | ITサービス | +3.7% |
ソニーグループ | エレクトロニクス | +3.5% |
マツダ | 自動車 | +3.2% |
村田製作所 | 電子部品 | +3.1% |
今日の主要経済ニュース
2024年9月24日に発表される予定の日本および世界の経済指標をまとめました。
地域/国 | 指標名 | 内容 |
---|---|---|
日本 | Jibun銀行製造業PMI(9月)速報値 | 日本の製造業における購買担当者指数の速報値が発表されます。 |
アメリカ | S&P/ケース・シラー住宅価格指数(7月) | 米国の主要都市の住宅価格変動を示す指数が発表されます。 |
アメリカ | 消費者信頼感指数(9月) | 米国の消費者信頼感を測定する指数が発表されます。 |
ユーロ圏 | ユーロ圏消費者信頼感指数(9月) | ユーロ圏における消費者信頼感指数の速報値が発表されます。 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場まとめ
日経平均は米株高の流れを受け、3万8000円台を一時突破しましたが、短期的な過熱感から上値が抑えられる場面も見られました。
為替市場の動向や、FRBの政策変更が引き続き注目される中、東京市場はしばらくボラティリティの高い展開が予想されます。