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忙しい方でもサクッと理解できるように10月2日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
2日前場の東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大し、前日比680円ほど安い3万7900円台半ばまで落ち込んでいます。
中東情勢の緊迫化に伴うリスク回避姿勢が強まり、株価指数先物に売り圧力がかかっています。
東京株式市場の状況(2024年10月2日)
日経平均株価は米ハイテク株安や地政学リスクの影響を受けて大幅に下落しました。
とくに東エレクやTDKなどの半導体関連銘柄、米アップル関連の村田製や太陽誘電が軒並み安くなっています。
米国市場の影響
前日の米株式市場ではアップル株が2.91%安となり、東京市場のアップル関連銘柄に売りが波及しています。
欧州系金融機関が新型iPhoneの需要に対する懸念を示したことも、売り圧力を増加させています。
東京市場の動き
原油価格の上昇に伴い、INPEXやENEOSなどのエネルギー関連銘柄が上昇し、一部の銘柄が支えとなっているものの、全体的にはリスク回避の姿勢が優勢です。
為替市場の動向
為替市場では円安傾向が続いており1ドル=144円台に推移しています。
これにより一部の輸出関連銘柄にはプラスの影響が見られるものの、市場全体のリスク回避ムードを押し返すほどではありません。
個別銘柄の動き
上昇銘柄
- INPEX
- ENEOS
- 出光興産
下落銘柄
- ソニーG
- 信越化学
- レーザーテック
人気のテーマ
テーマ | 上昇率 |
---|---|
エネルギー関連 | +3.5% |
輸出関連 | +2.1% |
半導体関連 | -3.2% |
アップル関連 | -4.0% |
原油関連 | +4.5% |
注目の銘柄
銘柄 | 上昇率 |
---|---|
INPEX | +5.0% |
ENEOS | +3.5% |
出光興産 | +3.0% |
信越化学 | -2.5% |
レーザーテック | -2.8% |
今日の主要経済ニュース
以下は、2024年10月2日に発表される予定の日本および世界の経済指標をまとめました。
地域/国 | 指標名 | 内容 |
---|---|---|
アメリカ | ADP雇用レポート(9月) | 9月のADP雇用データが発表されます。 |
ユーロ圏 | 失業率(8月) | 8月のユーロ圏の失業率が発表されます。 |
日本 | 製造業PMI(9月・確報値) | 9月の日本の製造業PMI確報値が発表されます。 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場まとめ
中東情勢の不安定さと米アップルの業績懸念が重なり、東京市場は売りが優勢となっています。
ただし、原油価格の上昇によりエネルギー関連銘柄が支えとなっており全体的な下げを緩和しています。今後の米国市場の動向や中東情勢の変化に注目が集まります。