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忙しい方でもサクッと理解できるように11月15日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
15日前場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価は前日比250円ほど高い3万8700円台後半で推移しています。
円安の進行が一服したことで利益確定売りや戻り待ちの売りが出ており、上げ幅が一時500円を超えた後に伸び悩んでいます。
アメリカの株価指数先物が軟調に推移していることも、投資家心理に影響を与えているようです。
東京株式市場の状況(2024年11月15日)
本日の東京株式市場では、日経平均株価がやや伸び悩む展開を見せています。
前日までの円安が輸出関連銘柄の支えとなっていましたが、円安が一服したことにより、利益確定売りが目立ち始めています。
為替動向に連動する形で一部の大型株に売りが入っており、3万9000円の心理的節目を超えられない動きが続いています。
米国市場の影響
アメリカ市場の経済成長の減速が緩やかに進むとの観測が広がり、投資家は慎重な姿勢を見せています。
また、米株価指数先物が日本市場取引中に軟調に推移しており、海外投資家の日本株への買い姿勢が控えられているようです。
東京市場の動き
円安一服での利益確定売りや戻り待ちの売りが重荷となり、日経平均株価は伸び悩んでいます。
特に、円安の恩恵を受けてきた輸出関連銘柄が反落気味で、日経平均の押し上げにはつながりにくい展開です。
為替市場の動向
外国為替市場では円相場が1ドル=155円台後半で推移しており、直近の円安トレンドには一服感がみられます。
これにより、為替動向に連動しやすい日本の輸出関連株が影響を受けており、買い圧力が弱まっています。
個別銘柄の動き
上昇銘柄
- アドテスト
- ディスコ
- 信越化学
- 円安の恩恵が薄れる中でも需要が高い分野の一角として注目を集めています。
下落銘柄
- ネクソン
- 京セラ
- 荏原
- 円安一服による利益確定売りが入っている模様です。
人気のテーマ
テーマ | 解説 |
---|---|
円安関連 | 輸出関連銘柄が多く注目を集めています |
半導体関連 | ディスコやアドテストなど、堅調な銘柄も |
利ざや改善銘柄 | 銀行株が利ざや改善期待で買われています |
自動車関連 | トヨタなど輸出の恩恵を受けやすい銘柄 |
エネルギー関連 | 円安でエネルギー関連株も高値圏を維持 |
注目の銘柄(中小型株)
銘柄 | 解説 |
---|---|
東レ | 円安で注目される材料系中小型株 |
大日本住友製薬 | 医薬品関連で下支え |
日本電産 | 円安の恩恵を受ける成長期待株 |
小松製作所 | 建設機械で需要増期待 |
日立化成 | 化学・エレクトロニクス分野の代表株 |
今日の主要経済ニュース
11月15日に発表予定の日本および世界の主要な経済指標をまとめました。
国/地域 | 経済指標 | 対象期間 | 備考 |
---|---|---|---|
日本 | 第3四半期GDP速報値 | 2024年第3四半期 | 日本経済の成長率を示す重要な指標です。 |
日本 | 鉱工業生産指数(確報値) | 2024年9月 | 製造業の生産動向を示し、景気動向の把握に役立ちます。 |
アメリカ | 生産者物価指数(PPI) | 2024年10月 | インフレ動向を把握するための主要な指標です。 |
アメリカ | 新規失業保険申請件数 | 2024年11月第2週 | 労働市場の健康状態を評価するための指標です。 |
ユーロ圏 | 貿易収支 | 2024年9月 | 輸出入のバランスを示し、外需の影響を評価するための指標です。 |
イギリス | 小売売上高 | 2024年10月 | 消費者支出の動向を示し、経済活動の評価に用いられます。 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
まとめ
東京株式市場では円安が一服し、日経平均株価は伸び悩む展開を見せています。
海外短期筋による買いの勢いが緩んだこともあり、日経平均は心理的な節目の3万9000円付近で一進一退の動きが続いています。
今後の米経済動向や国内決算発表が一つの材料として注目されます。