目次
忙しい方でもサクッと理解できるように11月19日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
19日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発しました。
前日比220円高の3万8400円台前半で取引を開始し、半導体関連株を中心に値上がりしています。前日の米ハイテク株高が東京市場にも波及し、投資家心理を支えています。
東京株式市場の状況(2024年11月19日)
日経平均株価は反発して始まり、220円高で推移しています。
米国市場でのハイテク株の反発を背景に、東京市場でも半導体関連株の一角に買いが入り、指数を押し上げています。
一方で、週後半に控える米半導体大手エヌビディアの決算発表を前に、投資家の慎重な姿勢も見受けられ、上値追いにはやや限りがある状況です。
米国市場の影響
18日の米株式市場では、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が反発し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も上昇しました。
トランプ次期米大統領が掲げる規制緩和への期待から、テスラなど主要ハイテク株に買いが集まりました。ただし、米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが鈍化するとの見方もあり、ダウ工業株30種平均は小幅に下落しました。
この動きが東京市場にも影響を及ぼし、ハイテク株には買いが入る一方で、慎重な投資家の姿勢が上値を抑えています。
東京市場の動き
東京市場では、半導体関連株が引き続き相場をけん引しています。
特にアドテストをはじめとする値がさ株が買われており、日経平均の反発を支える要因となっています。
一方、米利下げのペースが鈍化するとの見方が広がりつつあることや、20日に控えるエヌビディアの決算を前に、日本株全体の上値追いには慎重さが見られます。
為替市場の動向
為替市場では、円相場が1ドル=153円台後半で推移しています。
円安基調は続いていますが、さらなる円安進行には一服感も見られます。このため輸出関連株には引き続き買いが入る一方で、全体的な相場の勢いはやや限定的です。
個別銘柄の動き
- ファストリ:相場全体をけん引
- NTTデータ:堅調な買いが継続
- 第一三共:医薬品セクターでの買い目立つ
- TDK:半導体関連株の一部で利益確定売り
- リクルート:値がさ株として戻り売りが優勢
- アステラス:医薬品株の一角で利益確定売り
人気のテーマ
テーマ | 解説 |
---|---|
半導体関連 | SOX指数の上昇を背景に物色が続く |
ハイテク株 | 米国市場の流れを受けた動きが目立つ |
規制緩和関連 | トランプ次期政権への期待が影響 |
医薬品 | 第一三共やアステラスに注目が集まる |
円安関連 | 円安基調を背景に輸出関連株が買われる |
注目の銘柄(中小型株)
銘柄 | 解説 |
---|---|
シリコンスタジオ | ゲーム関連で業績改善が期待される→今日の注目株で深堀り! |
住友精密工業 | エネルギー関連の需要が拡大中 |
サイバード | デジタルマーケティングで注目 |
ピジョン | 少子化対策関連で業績が安定 |
フルヤ金属 | 貴金属関連で安定的な需要が見込まれる |
今日の主要経済ニュース
11月19日に発表予定の日本および世界の主要な経済指標をまとめました。
国/地域 | 経済指標 | 対象期間 | 備考 |
---|---|---|---|
日本 | 機械受注統計 | 2024年9月 | 企業の設備投資動向を示し、景気の先行指標とされます。 |
アメリカ | 住宅着工件数 | 2024年10月 | 住宅市場の動向を示し、経済活動の評価に用いられます。 |
ユーロ圏 | 経常収支 | 2024年9月 | 貿易や投資収益のバランスを示し、経済の健全性を評価する指標です。 |
カナダ | 卸売売上高 | 2024年9月 | 卸売業の売上動向を示し、経済活動の一部を評価します。 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
まとめ
19日の東京株式市場では、米ハイテク株高を背景に日経平均が反発し、220円高で推移しています。
半導体関連株を中心とした値上がりが見られる一方で、今後のエヌビディア決算発表や米利下げペースの鈍化など、投資家心理に慎重さもみられます。
全体的には物色の広がりに欠ける展開となっています。