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忙しい方でもサクッと理解できるように12月6日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
9日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前週末比69円33銭(0.18%)高の3万9160円50銭で取引を終えました。米ハイテク株高を背景に主力株が買われる一方で、半導体関連株には売りが入り、相場は方向感を欠きました。
東京株式市場の状況(2024年12月9日)
日経平均株価は反発しましたが、上げ幅は限定的でした。一時は200円を超える上昇を見せたものの、利益確定売りや戻り待ちの売りで上値が重くなり、下落する場面もありました。
米国市場の影響
前週末の米株式市場では、ナスダック総合株価指数とS&P500種株価指数がともに最高値を更新しました。11月の米雇用統計が市場予想の範囲内であったことから、12月の米利下げ観測が強まり、ハイテク株を中心に買いが進みました。この流れが東京市場にも波及しました。
東京市場の動き
朝方は米ハイテク株高を背景に主力株を中心に買いが先行しました。しかし、半導体関連株に利益確定売りが入り、相場を下押ししました。11日の米消費者物価指数(CPI)や来週の日米金融政策決定会合を前に、投資家の慎重姿勢が強まりました。
為替市場の動向
外国為替市場では円相場がやや円高に振れる場面がありましたが、為替の影響は限定的でした。市場の関心は米利下げ観測と日銀の金融政策に集まっています。
個別銘柄の動き
上昇銘柄
- ファストリ
- ソフトバンクグループ(SBG)
- リクルート
- ソニーG
- 京セラ
下落銘柄
- アドバンテスト(アドテスト)
- 東京エレクトロン(東エレク)
- ディスコ
- スクリーンホールディングス(スクリン)
- TDK
人気のテーマ
テーマ名 | 詳細 |
---|---|
米ハイテク株高 | ナスダックとS&P500が最高値を更新 |
半導体関連株の調整 | 利益確定売りが相場を下押し |
CPI発表控え | 重要イベントを前に様子見ムード |
日米金融政策決定会合への注目 | 来週に控える政策イベントでの市場予測 |
値がさ株の動向 | 主力株が買われる一方で半導体関連株に売りが入る |
注目の銘柄
銘柄名 | 理由 |
---|---|
ファストリ | 主力株として堅調な推移 |
ソフトバンクグループ(SBG) | 米ハイテク株高の恩恵を受ける |
京セラ | 電気機器セクターで買いが入る |
アドバンテスト(アドテスト) | 半導体関連株として調整局面に入る |
三越伊勢丹 | 消費関連株として注目される |
今日の主要経済ニュース
2024年12月9日に発表予定の日本および世界の主要な経済指標をまとめました。
国/地域 | 経済指標 | 対象期間 | 備考 |
---|---|---|---|
日本 | 国内総生産(GDP)改定値 | 2024年7-9月期 | 速報値は前期比年率+0.9%でしたが、法人企業統計調査での設備投資の上振れを受け、改定値は前期比年率+1.1%と予想されています。 |
日本 | 経常収支 | 2024年10月 | 貿易・サービス収支や所得収支を含む国際収支の状況を示す指標です。 |
中国 | 消費者物価指数(CPI) | 2024年11月 | 消費者レベルでの物価変動を示し、インフレ動向を把握するための主要な指標です。 |
中国 | 生産者物価指数(PPI) | 2024年11月 | 生産者レベルでの価格変動を示し、将来の消費者物価への影響を予測するための指標です。 |
ユーロ圏 | 投資家センチメント指数(センチックス) | 2024年12月 | 投資家の景況感を測定し、経済活動の先行指標とされます。 |
アメリカ | 卸売在庫 | 2024年10月 | 卸売業者の在庫状況を示し、供給チェーンや将来の生産活動を評価するための指標です。 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
まとめ
本日の日経平均株価は、米ハイテク株高の流れを受けて反発しましたが、半導体関連株への利益確定売りが相場を下押しました。今週は重要な経済指標の発表や金融政策決定会合を控えており、投資家の様子見姿勢が強まっています。