東証、日経平均600円超安で下落幅拡大 米株軟調と円安の影響

目次

佐藤真理子

忙しい方でもサクッと理解できるように1月6日のマーケット情報を簡潔にまとめました

 

2025年1月6日の東京株式市場では、大発会を迎える中、日経平均株価が大幅に続落しました。年末年始の米株式市場の軟調な動きや円安の進行が投資家心理を重荷にしており、主力株を中心に売りが優勢となっています。

 

 

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東京株式市場の状況(2025年1月6日)

今日の東京株式市場

6日後場の東京株式市場では日経平均株価が下げ幅を拡大し、一時600円を超える下落を記録。前営業日比600円ほど安い3万9200円台後半まで下落する場面がありました。

 

外国為替市場で円安が進行する一方、年末年始の米株式市場の軟調さを背景に短期筋の先物売りが断続的に出ています。

 

 

米国市場の影響

年末年始の米株式市場ではダウ工業株30種平均が軟調に推移し、1月2日まで4日連続で下落しました。特にインフレの長期化への懸念が投資家心理を圧迫し、930ドル超の下落を記録。

 

3日は反発したものの、東京市場には前日の軟調な流れが影響しました。

 

 

東京市場の動き

朝方は小幅な上昇で取引を開始したものの、次第に売りが優勢となり、大幅な下落へと転じました。自動車株やハイテク株で利益確定の売りが広がり、トヨタや日産、日野自動車が大幅に下落。

 

ファストリやソニーGも売りに押され、相場全体を下支えする力が乏しい展開となっています。

 

 

為替市場の動向

外国為替市場では円安・ドル高が進行し、円相場は1ドル=157円台後半まで下落。

 

米国の利下げペースが緩やかになるとの観測から米長期金利が上昇しており、これが円安基調を強めています。一方で円安にもかかわらず、輸出関連株の買いが目立たない点が市場の弱さを示しています。

 

 

個別銘柄の動き

上昇銘柄 理由
ソフトバンクグループ(SBG) 短期的な買い戻し
アドテスト 半導体関連株の物色
フジクラ 堅調な業績見通し
ホンダ 円安の恩恵
スズキ 輸出関連株の買い
下落銘柄 理由
トヨタ 利益確定売り
日産自動車 自動車株全体の調整
ソニーG 相場全体の下押し要因
ファストリ 年末の上昇分の調整
TDK 短期筋の売り

人気のテーマ

テーマ 注目理由
半導体関連株 需要回復への期待
自動車株 年末の上昇後の調整局面
円安関連銘柄 為替の追い風
リート 低金利環境の恩恵
エネルギー関連株 安定した需要

今日の主要経済ニュース

発表国 経済指標 内容
日本 12月消費者物価指数 前年比 +3.2%
米国 12月雇用統計 予想 20万人増
中国 12月製造業PMI 予想 50.4
ユーロ圏 11月失業率 予想 6.6%

まとめ

2025年1月6日の東京株式市場では、日経平均株価が続落し、一時600円超の下落を記録しました。米国市場の軟調な流れと国内の長期金利上昇が重荷となり、主力株を中心に売りが広がりました。円安基調の中で輸出関連株の買いが限定的である点が市場の不透明感を強めています。

 

 

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