日経平均は反落、利益確定売りが相場を圧迫

目次

佐藤真理子

忙しい方でもサクッと理解できるように1月8日のマーケット情報を簡潔にまとめました

2025年1月8日の東京株式市場では日経平均株価が反落しました。終値は前日比約320円安の3万9700円台後半で推移しており、前日の米株安の影響や利益確定売りが相場を押し下げています。

 

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東京株式市場の状況(2025年1月8日)

今日の東京株式市場

日経平均は朝方から反落してスタート。前日の米株式市場での下落を受け、主力銘柄であるファストリやソフトバンクグループ(SBG)に売りが先行しました。

 

また、利益確定売りが広がり、相場の重荷に。一方、トヨタやニデックなど一部の銘柄には買いが入り、相場を下支えする場面も見られています。

 

 

米国市場の影響

7日の米株式市場では米経済指標が底堅さを示したことを受け、長期金利が上昇。これによりハイテク株を中心に売りが広がりました。

 

また、非農業部門の求人件数(JOLTS)や米ISM非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことが長期金利上昇の要因となり、東京市場でも半導体関連株を中心に売りが波及しました。

 

 

東京市場の動き

寄り付き後は日経平均が一時300円を超える下落を記録しました。午前中の取引ではファストリやソフトバンクグループなどの値がさ株が相場を押し下げています。

 

一方で、三井住友FGなどの銀行株には買いが入り、東証株価指数(TOPIX)も小幅な下落にとどまっています。

 

 

為替市場の動向

外国為替市場では円安基調が続いており、1ドル=157円台後半で推移しています。円安が進行しているものの、株式市場への影響は限定的でした。

 

 

個別銘柄の動き

上昇銘柄 理由
トヨタ 輸出関連株への買い
ニデック 業績への期待感
三井住友FG 銀行株への物色
リクルート 景気底堅さを反映
ニトリHD 個人消費回復の期待
下落銘柄 理由
ファストリ 利益確定売り
SBG 米ハイテク株安の影響
TDK 半導体関連株への売り
ダイキン 調整売り
東京海上 金利上昇の影響

人気のテーマ

テーマ 注目理由
半導体関連 米株安の影響で売り先行
銀行株 金利上昇期待
輸出関連株 円安進行の恩恵
景気敏感株 米経済指標の好調さを反映
内需関連株 個人消費回復期待

今日の主要経済ニュース

発表国 経済指標 内容
日本 12月景気動向指数 前月比 +0.2%
米国 12月雇用動態調査(JOLTS) 予想を上回る結果
ユーロ圏 11月小売売上高 -1.2%

まとめ

8日の東京株式市場では、日経平均株価が反落し、前日比320円安の3万9700円台で推移しました。米株安の流れや利益確定売りが相場を押し下げた一方で、銀行株や一部輸出関連株には買いが入りました。今後の展開として、円安基調や米経済指標の動向が注目されます。

 

 

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