日経平均は続落、米ハイテク株安と利益確定売りで下値模索

目次

佐藤真理子

忙しい方でもサクッと理解できるように1月9日のマーケット情報を簡潔にまとめました。

2025年1月9日の東京株式市場で日経平均株価は続落して始まりました。8日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数の下落を受け、日本株にも売りが広がっています。一方、為替市場で円安が進行していることで下げ幅は限定的です。

 

 

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東京株式市場の状況(2025年1月9日)

今日の東京株式市場

日経平均株価は続落し、9日前場中ごろには前日比230円安の3万9700円台半ばで推移しました。主力銘柄の利益確定売りや、米ハイテク株安を受けた売りが相場を押し下げています。また、新規の買い材料が乏しい中、投資家心理は慎重になっている模様です。

 

 

米国市場の影響

8日の米株式市場では米経済指標が景気の底堅さを示したことで長期金利が上昇し、ハイテク株を中心に売りが広がりました。ナスダック総合株価指数が下落し、この流れを受けて東京市場でも半導体関連銘柄や電子部品株に売りが先行しました。

 

 

東京市場の動き

前場寄り付き時点では、日経平均株価は150円安で始まりました。寄り付き後は一時300円を超える下落を記録する場面もあり、次第に下げ幅を拡大しました。海外勢の買いが見送られる中、利益確定売りや材料不足が重荷となっています。

 

 

為替市場の動向

外国為替市場では円安が進行し、1ドル=157円台後半で推移しています。円安が進むことで輸出関連銘柄には下値を支える要因となっていますが、大きな相場の転換には至っていない状況です。

 

 

個別銘柄の動き

上昇銘柄 理由
リクルート 業績期待の継続
中外薬 医薬品関連需要の安定
NTTデータ デジタル化需要の高まり
トレンドマイクロ セキュリティ関連の注目
下落銘柄 理由
東エレク 米ハイテク株安の影響
レーザーテク 半導体関連への売り
京セラ 電子部品株への売り
郵船 海運株全般の調整

人気のテーマ

テーマ 注目理由
半導体関連 米ナスダック下落の影響
海運株 需要減少懸念
輸出関連 円安の恩恵
医薬品 安定した需要

今日の主要経済ニュース

2025年1月9日に発表予定の日本および世界の主要な経済指標をまとめました。

 

時間 国・地域 経済指標 前回値 予想値
8:30 日本 毎月勤労統計-現金給与総額(11月、前年比) 2.6%(2.2%) 2.7%
8:50 日本 対外・対内証券投資(12月28日~1月3日) 対外証券投資-中長期ネット:-9192億円
対外証券投資-株式ネット:1815億円
対内証券投資-中長期ネット:-19522億円
対内証券投資-株式ネット:-10226億円
9:30 オーストラリア 貿易収支(11月) 59.53億豪ドル 55.80億豪ドル
9:30 オーストラリア 小売売上高(11月、前月比) 0.6% 1.0%
10:30 中国 消費者物価指数(CPI、12月、前年比) 0.2% 0.1%
10:30 中国 生産者物価指数(PPI、12月、前年比) -2.5% -2.4%
16:00 ドイツ 鉱工業生産指数(11月、前月比) -1.0% 0.4%
16:00 ドイツ 貿易収支(11月) 134億ユーロ 147億ユーロ
19:00 ユーロ圏 小売売上高(11月、前月比) -0.5% 0.2%
21:00 メキシコ 消費者物価指数(CPI、12月、前月比) 0.4% 0.4%
21:00 メキシコ 消費者物価指数(CPI、12月、前年比) 4.6% 4.2%

 

佐藤真理子

以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。

 

まとめ

9日の東京株式市場では、日経平均株価が続落し、前日比230円安の3万9700円台半ばで推移しました。米ハイテク株安を背景に半導体関連銘柄や電子部品株が売られる一方で、円安進行に支えられた輸出関連株や医薬品株が上昇する場面もありました。今後の焦点は、トランプ新政権の政策動向や国内企業の決算に移る見通しです。

 

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