目次
忙しい方でもサクッと理解できるように1月31日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
31日の東京株式市場では日経平均株価が続伸で取引を開始しました。
前日の米株式市場で主要3指数が上昇し、半導体関連株の買いが目立ちました。しかし、国内の物価上昇を背景に日銀の早期利上げ観測が強まり円高が進行。
これが輸出関連株の重荷となり、相場は伸び悩む展開となっています。
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東京株式市場の状況(2025年1月31日)
31日前場の東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まりました。
始値は前日比60円41銭高の3万9574円38銭で、寄り付き後は半導体関連株を中心に買いが先行し、上げ幅は一時130円超となりました。
しかし、週末を控えた利益確定売りや円高進行が相場の重荷となり、日経平均は3万9500円台前半で伸び悩む展開となっています。
米国市場の影響
30日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が168ドル(0.37%)高となり、S&P500種株価指数は最高値を更新。
また、人工知能(AI)関連の需要を追い風にIBMが好決算を発表し、ダウ平均の上昇を牽引。加えて『メタ・プラットフォームズ』や『テスラ』なども決算を好感されて買われました。
一方、トランプ米大統領は30日、メキシコとカナダからの輸入品に対し25%の関税を課す方針を改めて表明。この報道がリスク要因として意識され、東京市場では上値追いが抑えられる展開となっています。
東京市場の動き
東京市場では半導体関連株や好決算銘柄に買いが集まっていますが、日銀の早期利上げ観測や円高進行が相場の重荷となっています。
総務省が31日発表した1月の東京都区部消費者物価指数(CPI、除く生鮮食品)は前年同月比2.5%上昇し、市場予想(2.4%上昇)を上回りました。
これを受け、外国為替市場では円買いが進み、ドル円相場は153円台前半まで円高が進行しました。これによって輸出関連株には売り圧力がかかっています。
10時現在の主要動向
- 日経平均株価:前日比30円高の3万9500円台前半
- TOPIX:小幅反落
- 東証プライムの売買代金:概算で1兆2808億円
- 売買高:5億5783万株
為替市場の動向
外国為替市場では、円相場が1ドル=153円台前半まで円高進行。
- CPIの上昇を受けて、日銀の早期利上げ観測が強まって円買いが進行。
- 米FOMCの利下げ慎重姿勢が続くなか、日米金利差縮小を意識した円高が進む可能性がある。
- トランプ政権の関税政策への警戒感から安全資産としての円が買われる動きも見られる。
個別銘柄の動き
銘柄 | 動き | 備考 |
---|---|---|
NEC | 上昇 | 25年3月期の業績予想を上方修正 |
東エレク | 上昇 | 半導体関連の買いが優勢 |
中外薬 | 上昇 | 24年12月期の純利益が最高益更新 |
テルモ | 下落 | 利益確定売りが優勢 |
OLC(オリエンタルランド) | 下落 | 需要回復期待が一巡し調整局面 |
人気のテーマ
テーマ | 注目銘柄 |
---|---|
半導体関連 | 東エレク、アドテスト |
輸出関連 | トヨタ、ホンダ |
医薬品 | 中外薬、第一三共 |
AI関連 | ソニーG、SBG |
電線関連 | フジクラ、住友電 |
今日の主要経済ニュース
時間 | 発表内容 | 備考 |
---|---|---|
8:30 | 東京都区部消費者物価指数(CPI) | 前年同月比2.5%上昇、市場予想超え |
22:30 | 米雇用統計(1月) | 米労働市場の動向に注目 |
まとめ
31日の日経平均株価は米株高を背景に続伸で始まり、半導体関連株や好決算銘柄に買いが入りました。しかし、CPI上昇による日銀の利上げ観測や円高進行が相場の重荷となって上値は限定的。
トランプ政権の関税方針も市場のリスク要因として警戒されています。今後は米雇用統計の発表を受けた米国市場の動向が、来週の相場に大きく影響しそうです。