
目次
忙しい方でもサクッと理解できるように2月10日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
10日の東京株式市場では、日経平均株価が続落して取引を開始しました。
前週末の米株安に加え、米国の関税政策への懸念が重荷となり、一時100円超下落する場面も。しかし、海外短期筋の買い戻しや決算発表を手掛かりとした個別物色が相場の下値を支えました。
それでは詳しく解説します。

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東京株式市場の状況(2025年2月10日 11:58時点)
米国市場の影響
9日の米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要3指数が下落。
1月の米雇用統計の結果を受け、FRBの追加利下げが後ろ倒しになるとの見方が強まり、ハイテク株が売られました。
東京市場でもソフトバンクグループ(SBG)などの値がさ株に売りが出て、日経平均を押し下げています。
東京市場の動き(11:58時点)
日経平均、続落も買い戻しが支えに
10日前場の東京株式市場では、日経平均株価は続落し、前週末比40円06銭安の3万8746円96銭で前引けしました。米関税政策を巡る警戒感が売りにつながったものの、決算発表を手掛かりとした買いが下値を支えています。
トランプ米大統領は日本時間10日朝、米国への鉄鋼・アルミ輸入品に25%の関税を課すと発表。さらに、『相互関税』の導入を検討するとの報道があり、世界経済の減速懸念が投資家心理を冷やしました。
一方、前週末の石破茂首相とトランプ大統領の首脳会談が無難に通過したことを受け、過度な日本株売りが巻き戻されています。海外短期筋によるショートカバー(売り方の買い戻し)が進み、一時プラス圏に浮上する場面もありました。
為替市場の動向
東京外国為替市場では、円相場が一時1ドル=152円台まで下落。
このところの円高進行が一服したことも、海外投資家による買い戻しの要因となった。
個別銘柄の動き(11:58時点)
値上がり銘柄
銘柄名 | 理由 |
---|---|
TDK(6762) | 業績好調を背景に買いが継続 |
村田製(6981) | スマホ関連需要の回復期待 |
ネクソン(3659) | 中国市場の成長を期待した買い |
ディーエヌエ(2432) | スマホゲーム『ポケポケ』好調、ストップ高 |
太陽誘電(6976) | 2025年3月期の営業利益予想を上方修正 |
値下がり銘柄
銘柄名 | 理由 |
---|---|
SUBARU(7270) | 米関税の影響懸念で自動車株が軟調 |
第一三共(4568) | 利益確定売りが優勢 |
三菱商(8058) | 貿易摩擦の影響を懸念する売り |
新興市場の動向(11:46時点)
グロース250が続伸、内需株に買い
10日午前の新興市場では東証グロース市場250指数が続伸し、前週末比8.52ポイント(1.27%)高の680.64で前引け。
トランプ米大統領の関税発動表明を受け、輸出関連株が売られるなか、内需株が多い新興市場の銘柄には買いが入っています。
値上がり銘柄 | 理由 |
---|---|
フリー(4478) | SaaS市場の成長期待 |
弁護士COM(6027) | 法務関連サービスの需要拡大 |
値下がり銘柄 | 理由 |
---|---|
アストロHD(6203) | 利益確定売り |
GENDA(4170) | 市場の成長鈍化懸念 |
今日の主要経済ニュース(2025年2月10日)
時間 | 発表内容 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|
08:50 | 日本1月マネーストックM2 | +2.6% | +2.5% |
10:30 | 中国1月生産者物価指数(PPI) | -1.3% | -1.2% |
16:00 | ドイツ12月貿易収支 | +200億ユーロ | +198億ユーロ |
22:30 | 米1月消費者物価指数(CPI) | +2.9% | +3.0% |
まとめ
10日の東京株式市場では日経平均株価が続落し、米国の関税政策を巡る警戒感が重荷となりました。しかし、円高一服や決算発表を手掛かりとした買い戻しが相場の下値を支え、日経平均は一時上昇に転じる場面もありました。
今後の焦点は米国の追加関税動向や、日本企業の決算発表の内容にありそうです。