
目次
13日の東京株式市場では日経平均株価が続伸して取引を開始。
前日の米国市場で発表された1月の消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を上回ったことを受けて、米長期金利が上昇し、外国為替市場では円安・ドル高が進行しました。
この影響を受け、東京市場でも輸出関連株が買われ、日経平均の上昇を支えています。

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東京株式市場の状況(2025年2月13日 10:19時点)
米国市場の影響
前日の米株式市場では、1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことで、米長期金利が上昇し、為替市場では円安・ドル高が進行しました。
ナスダック総合株価指数は小幅反発、ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落しました。
東京市場の動き(10:19時点)
13日前場の東京株式市場では日経平均株価は続伸し、前日比450円高の3万9400円台前半で推移しています。海外短期筋による日経平均先物の買いが継続し、ファストリやアドテストなど値がさ株が一段高となりました。
また、円安が追い風となり、トヨタやホンダなど輸出関連株に買いが入っています。その一方で、前日に決算を発表したリクルートやニトリHD、ソフトバンクグループ(SBG)は売りが優勢です。
為替市場の動向
13日朝の東京外国為替市場では、円相場が1ドル=154円台前半まで下落。前日の米CPI発表後に米長期金利が上昇し、円安・ドル高が進行しました。これによりトヨタやホンダなど輸出関連株に資金が流入しています。
個別銘柄の動き(10:19時点)
値上がり銘柄
銘柄名 | 理由 |
---|---|
ファストリ(9983) | 先物主導の買いが相場を押し上げ |
アドテスト(6857) | ハイテク株高を背景に上昇 |
信越化(4063) | 半導体関連の堅調な需要を受け買い優勢 |
トレンドマイクロ(4704) | AI・セキュリティ関連の需要増 |
テルモ(4543) | 医薬品株が総じて堅調 |
値下がり銘柄
銘柄名 | 理由 |
---|---|
リクルート(6098) | 前日の決算発表後に利益確定売り |
ニトリHD(9843) | 決算内容が市場予想に届かず売り優勢 |
SBG(9984) | AI投資関連の期待後退 |
日揮HD(1963) | エネルギー関連の調整売り |
古河電(5801) | 個別材料の影響で売りが先行 |
注目のテーマ
テーマ | 関連銘柄 |
---|---|
半導体関連 | アドテスト、信越化 |
輸出関連 | トヨタ、ホンダ |
医薬品関連 | 第一三共、中外薬、テルモ |
IT・ハイテク | ファストリ、ソフトバンクG |
円安恩恵銘柄 | トヨタ、任天堂、キーエンス |
今日の主要経済ニュース(2025年2月13日)
時間 | 発表内容 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|
08:50 | 日本1月企業物価指数(PPI) | +2.0% | +1.8% |
10:30 | 中国1月貿易収支 | +780億ドル | +700億ドル |
16:00 | ドイツ12月GDP速報 | +0.1% | 0.0% |
22:30 | 米1月小売売上高 | +0.3% | +0.2% |
まとめ
13日の東京株式市場では日経平均株価が続伸し、円安進行を受けて輸出関連株が買われました。ファストリやアドテストなどの値がさ株が主導し、日経平均は一時450円高となりました。
一方、米トランプ政権の関税政策への警戒感がくすぶるなか、上値追いの勢いは限定的となっています。