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17日の東京株式市場では日経平均株価が続伸して取引を開始。前週末の米株式市場でダウ工業株30種平均が小幅高となり、その流れを引き継いで買いが優勢となりました。
ただし、外国為替市場での円高進行が重荷となり、輸出関連株に売りが広がる展開となっています。
市場では、『米国の利下げ観測が後退しつつあるなか、円高基調が日本株の上値を抑える要因になっている』との声が聞かれました。

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東京株式市場の状況(2025年2月17日 12:55時点)

米国市場の影響
前週末の米株式市場ではダウ工業株30種平均が小幅高で取引を終えた。この流れを受け、東京市場でも寄り付きから半導体関連や値がさ株を中心に買いが入りました。
一方で、米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を受け、米国の早期利下げ期待が後退。その結果、円高・ドル安が進行し、輸出関連株の重荷となりました。
東京市場の動き(12:55時点)
日経平均、続伸も上値重い
17日前場の東京株式市場では日経平均株価が続伸し、前営業日比40円ほど高い3万9100円台で推移。一時100円を超える上昇となる場面もあったが、円高進行を受け、輸出関連株に利益確定売りが広がりました。
市場では、『米国市場の動向に加え、トランプ政権の関税政策が再び焦点となる可能性があり、慎重な動きが続くだろう』との声がありました。
為替市場の動向
東京外国為替市場では、円相場が一時1ドル=151円台半ばまで上昇。円高基調が続いているためトヨタやホンダなど自動車株を中心に上値の重い展開となっている。
個別銘柄の動き(12:55時点)
値上がり銘柄
| 銘柄名 | 理由 |
|---|---|
| クレセゾン(8253) | 内需関連の買いが継続 |
| 荏原(6361) | 業績見通しの改善で上昇 |
| ソニーG(6758) | 前週末の好決算を受け買い継続 |
値下がり銘柄
| 銘柄名 | 理由 |
|---|---|
| 横河電(6841) | 円高進行が影響 |
| レーザーテク(6920) | 半導体関連の利益確定売り |
| トヨタ(7203) | 輸出関連株に利益確定売り |
新興市場の動向(12:55時点)
東証グロース市場250指数は小幅に続伸し、前営業日比3.85ポイント(0.62%)高の680.12で推移しています。内需関連の買いが続く一方、成長株の一角には利益確定売りも見らています。
| 値上がり銘柄 | 理由 |
|---|---|
| フリー(4478) | SaaS市場の成長期待 |
| 弁護士COM(6027) | 法務関連サービスの需要拡大 |
| 値下がり銘柄 | 理由 |
|---|---|
| アストロHD(6203) | 利益確定売り |
| GENDA(4170) | 成長鈍化懸念 |
今日の主要経済ニュース(2025年2月17日)
| 時間 | 発表内容 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|
| 08:50 | 日本1月貿易統計 | -4500億円 | -4200億円 |
| 10:30 | 中国1月鉱工業生産 | +3.7% | +3.9% |
| 16:00 | ドイツ1月ZEW景況感指数 | 12.0 | 10.5 |
| 22:30 | 米2月NY連銀製造業景況指数 | -4.5 | -6.0 |
まとめ
17日の東京株式市場では日経平均株価が続伸し、3万9100円台で推移。前週末の米株高を引き継ぎ、半導体関連株や値がさ株に買いが入ったものの、円高進行による輸出株の下落が上値を抑える展開となりました。
トヨタやホンダなど輸出株が売られた一方、ソニーGやクレセゾンには買いが継続。また、新興市場ではフリーや弁護士COMなどの内需系銘柄が買われる動きが見られました。





