
目次
2025年3月10日、東京株式市場では日経平均株価が堅調に推移し、前週末比210円ほど高い3万7100円近辺で推移しています。
前週末に800円超下落していたこともあり、自律反発狙いの買いが優勢となっています。
外国為替市場では円相場が一時1ドル=147円台前半まで上昇しましたが、その後147円後半で推移し、円買い・ドル売りの動きが一服していることも相場の支えとなっています。

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東京株式市場の状況(2025年3月10日)
日経平均株価は前週末比208円68銭(0.57%)高の3万7095円85銭で前引けしました。
前週末の米株高が支えとなり上昇して始まりましたが、時間外の米株価指数先物の下落を受けて一時下げに転じました。しかし、その後は押し目買いが入り、再び上昇する場面がありました。
前引け後の東証の立会外で、大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する『バスケット取引』は約186億円成立しました。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆1893億円、売買高は9億66万株でした。
米国市場の影響
前週末7日の米株式市場では、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米景気について堅調との認識を示すなか、主要3指数が上昇しました。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅高となり、東京市場でも半導体関連株に買いが入る動きとなりました。
しかし、日本時間10日午前の取引で米株価指数先物が軟調に推移し、投資家心理の重荷となる場面がありました。
トランプ米大統領が9日の米FOXニュースのインタビューで景気後退の可能性を明確に否定しなかったことが、米株先物の売りにつながったと見られます。
東京市場の動き
日経平均は、前週末に800円超下落したことから自律反発狙いの買いが入る展開となりました。一方で、円相場が147円台後半で推移していることが輸出企業の株価の重しとなる場面も見られました。
また、RSI(相対力指数、14日平均)は前週末時点で27.09となり、30を下回る『売られすぎ』とされる水準にあるため、テクニカル的な買い戻しも支援材料となっています。
為替市場の動向
外国為替市場では、円相場が1ドル=147円台前半まで上昇する場面がありましたが、その後147円後半で推移。円高の進行が一服し、輸出関連株への影響が限定的となる形で市場の支えとなっています。
個別銘柄の動き
- 上昇銘柄:
- アドバンテスト(6857)
- 東京エレクトロン(8035)
- レーザーテック(6920)
- ファナック(6954)
- SMC(6273)
- ニトリホールディングス(9843)
- 下落銘柄:
- ソニーグループ(6758)
- 任天堂(7974)
- キヤノン(7751)
- 中外製薬(4519)
- 良品計画(7453)
人気のテーマ
テーマ | 内容 |
---|---|
米株高を背景にした押し目買い | 米株高とSOX指数の上昇が半導体関連株を押し上げる。 |
RSIの「売られすぎ」シグナル | RSIが30を下回る水準で、自律反発狙いの買いが入る。 |
円高の一服 | 1ドル=147円台後半で推移し、輸出関連株への影響が限定的に。 |
トランプ発言の影響 | 景気後退の可能性を否定しなかったことが米株先物の売りを誘発。 |
バスケット取引の影響 | 186億円のバスケット取引が成立し、大口投資家の動きが注目される。 |
注目の銘柄
銘柄名 | コード | 内容 |
アドバンテスト | 6857 | 半導体関連株の中で強い反発を見せる。 |
東京エレクトロン | 8035 | 米SOX指数の上昇を受け、買いが優勢。 |
レーザーテック | 6920 | 半導体関連株として好調な推移。 |
ソニーグループ | 6758 | 円高懸念から軟調な動き。 |
キヤノン | 7751 | 直近の下落基調が続く。 |
今日の主要経済ニュース
時間(日本時間) | 指標名 | 国 | 内容 |
10:30 | 中国CPI(2月) | 中国 | 消費者物価指数の動向が注目。 |
12:00 | 日本景気ウォッチャー調査(2月) | 日本 | 景気の現場感を示す指標。 |
16:00 | ドイツZEW景況感指数(3月) | ドイツ | 欧州経済の先行き指標。 |
22:30 | 米CPI(2月) | アメリカ | インフレ指標として市場の注目度が高い。 |
24:00 | 米国エネルギー情報局(EIA)週間原油在庫 | アメリカ | 原油価格の変動要因となる。 |
まとめ
本日、東京株式市場では日経平均が堅調に推移し、前週末の大幅下落を受けた押し目買いが入る展開となりました。
半導体関連株がSOX指数の上昇を背景に買われる一方で、円相場の動きやトランプ発言による影響にも注目が集まっています。
引き続き、米CPIの発表や米株価指数先物の動向が相場のカギを握ることになりそうです。