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2025年3月14日、東京株式市場では日経平均株価が強含みの動きを見せています。
前日の米株安を受けて売りが先行しましたが、特別清算指数(SQ)値を下回らなかったことが安心材料となって買いが入りました。また、個人投資家のバリュー株買いも相場を下支えしています。
この記事では『東京市場の動向』『米国市場の影響』『個別銘柄』の動向について解説します。

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東京株式市場の状況(2025年3月14日)
14日前場中ごろの東京株式市場では日経平均株価が強含み、前日比100円ほど高い3万6800円台後半で推移しました。
朝方は売りが先行しましたが、SQ値(3万6483円79銭)を下回らなかったことが市場の安心感につながり、株価指数先物に買いが入りました。上昇幅は一時170円を超える場面も。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆9566億円、売買高は7億8363万株でした。
米国市場の影響
前日の米株式市場では、トランプ米大統領が欧州連合(EU)の関税政策に対抗し、EU産ワインに200%の関税を課すと表明。これを受け、貿易摩擦の長期化懸念から消費関連株を中心に幅広い銘柄が売られました。
S&P500種株価指数は最高値からの下落率が10%を超え、『調整局面』に入ったとされ、運用リスクを取りにくくなった海外投資家の売りが東京市場にも波及しました。
一方、大規模な自社株買いを発表した『キヤノン』が買われるなど、一部の銘柄には買いが入っています。
東京市場の動き
日経平均は前日比183円25銭安の3万6606円78銭で始まり、一時200円近く下落しました。しかし、その後は個人投資家の買いが入り、上昇に転じる場面も。
バリュー株を中心とした買いが相場を下支えし、株価指数先物の買い戻しも市場を押し上げています。市場では『3月期末を見据えた個人投資家のバリュー株買いが続いている』との声も聞かれています。
為替市場の動向
外国為替市場では円相場が1ドル=146円台後半で推移。円高基調が続いており、輸出関連株には逆風となっています。
個別銘柄の動き
上昇銘柄
- アドバンテスト(6857)
- 日東電工(6988)
- テルモ(4543)
- トヨタ自動車(7203)
- キヤノン(7751)
- 銀行株全般
下落銘柄
- リクルートホールディングス(6098)
- 信越化学工業(4063)
- ニトリホールディングス(9843)
- 中外製薬(4519)
人気のテーマ
テーマ | 内容 |
---|---|
貿易摩擦懸念 | トランプ氏の関税発言を受けたリスクオフの動き。 |
バリュー株買い | 3月期末を前に個人投資家の買いが活発化。 |
SQ通過による安心感 | SQ値を下回らなかったことで先物買いが発生。 |
円相場の影響 | 円高が続き、輸出関連株には逆風。 |
米S&P500の調整局面入り | 海外投資家のリスク回避姿勢が強まる。 |
注目の銘柄
銘柄名 | コード | 内容 |
アドバンテスト | 6857 | 半導体関連株として買いが入る。 |
日東電工 | 6988 | 業績期待が高まり、堅調推移。 |
キヤノン | 7751 | 大規模な自社株買いを発表し、上昇。 |
トヨタ自動車 | 7203 | 円高逆風も、自動車株には買いが続く。 |
信越化学工業 | 4063 | 市場全体の売り圧力を受け下落。 |
今日の主要経済ニュース
時間(日本時間) | 指標名 | 国 | 内容 |
10:30 | 中国固定資産投資(2月) | 中国 | インフラ投資の動向を示す。 |
12:00 | 日本工作機械受注(2月) | 日本 | 企業の設備投資動向を示す指標。 |
16:00 | ドイツIFO景況感指数(3月) | ドイツ | 欧州の企業マインドを測る指標。 |
22:30 | 米輸入物価指数(2月) | アメリカ | インフレ圧力を示す指標。 |
24:00 | 米EIA週間石油在庫 | アメリカ | エネルギー市場に影響を与える指標。 |
まとめ
本日、東京株式市場では日経平均が朝方売り先行で始まりましたが、その後は個人投資家によるバリュー株買いや、SQ通過による先物買いが支えとなって強含みの展開となりました。
トランプ政権の関税政策に対する懸念が引き続き市場のリスク要因となる中、今後の米経済指標の動向が気になるところです。