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2025年4月8日の東京株式市場では、日経平均株価が前日比で一時2000円超上昇するなど、急反発の展開となりました。
前日に歴代3位となる下げ幅を記録したこともあり、自律反発を狙った買い戻しが先行。米国株の下げが一服したことや、円高進行の落ち着きも支援材料となりました。
- 日経平均、一時2000円高の急反発。前日の大幅安から自律反発
- 米SOX指数2.7%高、半導体株に買い戻し波及
- 米関税一時停止報道も、トランプ大統領は否定。不透明感残る
東京市場の動き
- 始値は前日比592円53銭高の3万1729円11銭。
- 寄り付き後すぐに上げ幅は1000円を超え、一時は2000円を上回る上昇に。
- 日経平均は午前中に3万3000円台を回復し、東証プライム市場はほぼ全面高の展開となりました。
米国市場の影響
- フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日比2.7%高と上昇。
- エヌビディアやマイクロソフトなど米ハイテク株が買われた流れが東京市場にも波及。
- 米関税政策に関して一部報道で「関税一時停止」検討との報道も出たものの、トランプ大統領は否定。
為替市場と金利動向
- 円相場は1ドル=148円ちょうど付近で推移。
- 円安方向が自動車株など輸出関連銘柄の支援材料に。
- 債券市場では長期金利の大きな動きは見られず。
主な上昇・下落銘柄
上昇銘柄
- アドバンテスト(10%以上上昇)
- 東京エレクトロン(買い気配スタート)
- 日本製鉄(一時11%高)
- ソフトバンクグループ(SBG)
- ファーストリテイリング
- 三菱UFJ、みずほFG(銀行株)
- フジクラ、日立製作所
下落銘柄
- JR東日本
- 塩野義製薬
- 協和キリン
人気のテーマ(2025年4月8日)
半導体 | 東京エレクトロン、アドバンテスト |
金融 | 三菱UFJ、みずほFG |
鉄鋼 | 日本製鉄、日立製作所 |
内需ディフェンシブ | KDDI、セコム |
輸出関連 | トヨタ、ファナック |
注目の銘柄(2025年4月8日)
- 東京エレクトロン:米SOX指数上昇を受け急反発
- アドバンテスト:半導体関連として10%以上上昇
- 日本製鉄:米企業買収問題で前向きな進展期待
- 三菱UFJ:前日までの大幅安から反発
- フジクラ:ストップ高水準まで上昇
配当・優待狙いのおすすめ銘柄(2025年4月)
- JT(配当利回り狙い):利回り5%以上、3月・9月配当
- オリックス(配当+優待):カタログギフト&高配当
- イオンモール(優待重視):商品券・割引券
- 日本たばこ産業(高利回り):長期保有向け
- KDDI(安定株主優待):カタログギフト+成長性
今日の主要経済ニュース(2025年4月8日)
時間(日本) | 内容 | 対象国・地域 |
---|---|---|
08:30 | 毎月勤労統計(2月) | 日本 |
21:30 | 生産者物価指数(PPI・3月) | 米国 |
23:00 | 卸売在庫(2月) | 米国 |
まとめ
日経平均株価は前日の歴史的な下げから大きく反発しました。
米国市場の落ち着きと半導体株の上昇、円安進行が追い風となっています。ただし、関税政策に関する不透明感は依然としてリスク要因です。
今後の米国経済指標や政権の動向に注意を払いながら、冷静に相場を見守る姿勢が求められます。