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2025年4月21日(月)の東京株式市場で、日経平均株価は3営業日ぶりに反落しました。終値は前週末比450円36銭(1.30%)安の3万4279円92銭となり、円高進行と決算前の様子見ムードが売りを誘いました。
日本株市場の動きまとめ
- 日経平均は一時下げ幅が500円を超える場面もあり、輸出関連株を中心に下落。
- 為替市場では円相場が1ドル=140円台後半と約7カ月ぶりの高値を付け、トヨタやマツダなど自動車株が売られる展開に。
- 一方、ニトリHDや神戸物産など、円高が追い風となる銘柄には買いが入りました。
- 東証プライムの売買代金は約3兆857億円と、2023年12月29日以来の低水準。
外部環境と投資家心理
- トランプ米政権による関税政策の影響が見通せず、主要企業の決算発表を控えた警戒感が強まっています。
- 日米財務相会談を週内に控え、先行き不透明感から買いを控える動きが広がりました。
指標と統計
- 東証株価指数(TOPIX):2528.93(前週末比30.22ポイント安)
- JPXプライム150指数:1107.54(前週末比13.96ポイント安)
- 売買代金:3兆857億円(約1年4カ月ぶりの低水準)
- 売買高:14億2400万株
- 値下がり銘柄:937、値上がり:653、横ばい:47
主な銘柄の動き
- 下落銘柄:ファストリ、ソニーG、住友ファーマ
- 上昇銘柄:イオン、中外薬、王子HD
まとめと今後の見通し
週明けの東京市場は円高進行と決算発表を控えた様子見ムードから軟調な展開となりました。
為替が1ドル=140円台に突入したことは、輸出企業にとっては逆風であり、今後も円高が続くようであれば企業業績の下振れ懸念が高まります。
また、トランプ政権の政策動向や日米財務相会談の内容も相場に影響を与える要素となるでしょう。
明日は、企業決算の発表に注目が集まるなか、投資家のリスク選好姿勢が回復するかが焦点です。