
目次
今朝の東京市場は、米ハイテク株高と「米中協議再開」報道を好感し買い戻しが先行。日経平均は寄り付きからプラスを保ち、10 時半頃に 37,630 円前後まで上昇しました。
半面、円高進行で自動車・銀行が売られ、TOPIX はマイナス圏で推移するなど強弱感が交錯しています。
東京株式市場の状況(2025年6月3日 前場)
- 日経平均:37,610円前後(+140円前後/+0.4%)
- TOPIX:2,770ポイント台(▲0.2%前後)
- 東証プライム前場売買代金:約1兆8,000億円
- ドル/円:142円台後半(やや円高)
- グロース250:ほぼ横ばい(年初来高値圏を維持)
米国市場の影響
前日の米株式相場は、
- ナスダック総合とSOX指数が反発
- ダウ平均は小幅安
引き続き 『トランプ大統領と習近平主席が週内にも協議』 との報道が買い戻しを誘発。AI・半導体需要への期待からエヌビディアなどが堅調で、東京市場でもその流れを半導体株が引き継ぎました。
東京市場(前場)の動き
プラス材料 | マイナス材料 |
---|---|
米ハイテク株高 → 東エレク・アドテストなど半導体株に買い | 円高進行 → トヨタ・ホンダなど輸出株が軟調 |
米中協議再開への期待 | 銀行株は米金利低下を嫌気して下落 |
ファストリ・SBGが指数を下支え | TOPIXはマイナス圏で推移し物色の広がり欠く |
為替市場の動向
- ドル/円は 142.60~142.85円で推移。
- 米長期金利がやや低下したことを背景に円高気味。
- 自動車・電機など輸出株の重しに
個別銘柄の動き(前場)
- アドバンテスト(+3%超):SOX上昇を受け買い戻し
- 東京エレクトロン(+2%前後):AI需要期待で堅調
- ファストリ(+1%):インバウンド消費期待
- トヨタ(▲1%超)/ホンダ(▲1%弱):円高で売り優勢
- 三菱UFJ(▲1%弱):金利低下が逆風
人気のテーマ
- 半導体製造装置 ― AI・データセンター投資拡大思惑
- 米中貿易交渉 ― 週内にも首脳協議報道で思惑先行
- 円高メリット/デメリット ― 輸出株に逆風、内需株に物色
注目の銘柄
コード | 銘柄名 | チェックポイント |
---|---|---|
8035 | 東京エレクトロン | SOX連動で戻り試す。38,000円台回復の鍵 |
6857 | アドバンテスト | テスター需要増で年初来高値を意識 |
9983 | ファーストリテイリング | オーバーウェイト継続。200日線上抜けに注目 |
7203 | トヨタ自動車 | 142円台のドル円が逆風、直近安値 3,440 円が下値目安 |
8306 | 三菱UFJ FG | 長期金利&ドル円の押し目狙い水準を測る局面 |
今日の主要経済ニュース(日本時間)
- 11:00 中国 Caixin サービス業 PMI(5月)
- 23:00 米 JOLT 求人件数(4月)
- 26:00 米 3年国債入札
(※米中首脳の電話協議ヘッドラインにも要注意)
こちらでも経済指標カレンダーを確認することができます↓
まとめ
前場の日本株は 半導体主導で日経平均が小幅反発 したものの、TOPIXは円高と金融株安で続落し、市場の強弱感は対立。38,000円台の“壁”を抜くには、
- 米中協議の好材料
- 円高一服
- TOPIXのプラス転換
の3点がそろうかが午後の焦点です。
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