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週明け16日の東京市場は、為替が1ドル=144円台半ばまで円安に振れたことを好感し、自動車や半導体を中心に買いが優勢となりました。
日経平均株価は寄り付きで前週末比222円高の3万8,056円、その後も上げ幅を広げて前引けは359円高の3万8,193円と3万8,000円台をキープしています。中東情勢の緊張継続や先週末の米株安といった外部リスクはあるものの、短期的には円安が株価を支える構図になりました。
東京株式市場の状況(2025年6月16日)

- 始値 3万8,056円(+222円)
- 前引け 3万8,193円(+359円)
- プライム売買代金(前場) 約1兆9,904億円
- 強い業種 自動車、半導体、防衛、エネルギー
- 弱い業種 ゲーム、内需小売
米国市場の影響
- 先週末の米主要3指数は中東リスクを嫌気し反落
- ダウ平均は1.17%安、SOX指数も下落
- ただ、米先物は週末の急落をある程度織り込み横ばい推移
東京市場の動き
- 輸出株 円安を背景にトヨタ、ホンダなど自動車株が買われ指数を押し上げ
- 半導体関連 アドテストが1銘柄で日経平均を約200円押し上げ、東エレクやディスコも高い
- 防衛関連 中東リスクを材料にIHI、三菱重工などに資金流入
- グロース市場 250指数は1%超の反発。材料株中心に個人の買いが戻る
為替市場の動向
- ドル円は144円台半ばまで上昇
- 円安に合わせて株価指数先物へ海外勢の買いが断続
- 中東リスクで原油高が続く一方、円は「安全通貨」としての買いが入りにくい構図
個別銘柄の動き
| 銘柄 | 動向 | 背景・ポイント |
|---|---|---|
| アドテスト | 大幅高 | 円安・SOX指数高への期待 |
| トヨタ | 反発 | 為替メリットと関税交渉前進期待 |
| 東エレク | 続伸 | 半導体装置需要の持続観測 |
| ソフトバンクG | 高い | 通信・AI関連買い |
| ネクソン | 反落 | 利益確定売り優勢 |
人気のテーマ
| テーマ | 代表銘柄 |
|---|---|
| 半導体 | アドテスト、東エレク |
| 自動車 | トヨタ、ホンダ |
| 防衛 | IHI、三菱重工 |
| エネルギー | INPEX、出光興産 |
| AI・データセンター | ソフトバンクG、富士通 |
注目の銘柄
| 銘柄 | 市場 | 注目点 |
|---|---|---|
| QPS研究所 (5595) | グロース | 小型衛星打ち上げ計画進展 |
| Syns (4371) | グロース | 生成AI向けソリューション拡大 |
| アストロHD (4054) | グロース | 宇宙関連受注増 |
| Anycolor (5032) | グロース | 海外VTuber事業が拡大 |
| センコーHD (9069) | プライム | EC物流特需が続く |
今日の主要経済ニュース
| 時刻 | 指標・イベント | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|
| 13:30 | 日 鉱工業指数確報(4月) | — | ▲0.1% |
| 21:30 | 米 NY連銀製造業景況感(6月) | ▲9.0 | ▲15.6 |
| 23:00 | 米 NAHB住宅市場指数(6月) | 50 | 45 |
| 24:30 | 米 ダラス連銀総裁講演 | — | — |
こちらでも経済指標カレンダーを確認することができます↓
まとめ
円安進行と海外勢の先物買いを背景に、日経平均は3万8,000円台を回復。中東情勢の緊迫は続くものの、最悪シナリオは一旦織り込まれたとの見方から買い戻しが優勢となりました。週後半には日銀会合とFOMCを控え、為替と原油の動向が改めて相場のカギを握りそうです。
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