
目次

20日の東京株式市場は、朝方こそ欧州株安や中東情勢への懸念を背景に軟調に始まりましたが、半導体関連株の買いが相場を支え、日経平均株価は一時150円超の上昇場面も見られました。
ジューンティーンスによる米市場休場で海外勢の手控えもあり、全体としては様子見ムードが続きました。
東京株式市場の状況(2025年6月20日)

- 寄り付き:下落スタート
- 10時時点:日経平均は一時150円高、3万8,600円台に乗せる場面も
- 前引け:3万8,445円57銭(前日比-42円77銭)
- 売買代金:2兆469億円(東証プライム前場)
- 売買高:7億5,522万株
米国・欧州市場の影響
- 19日は米国市場が祝日(ジューンティーンス)で休場。
- 欧州では中東情勢の不透明感を背景に、主要株価指数が軒並み下落。日本市場にも売りが波及。
- 米株先物は時間外取引で軟調に推移。
東京市場の動き
- 下落要因:欧州株安、中東地政学リスク、材料難による持ち高調整
- 支えた要因:東エレク、アドテスト、レーザーテックなどの半導体関連株が堅調
- 需給面:6月第2週の投資家動向では、外国人・事業法人ともに11週連続で買い越し
- 市場の見方:「自社株買いなどで需給は良好」との見方も
為替市場の動向
ドル円は144円台後半で安定推移。為替材料は乏しく、株式市場への直接の影響は限定的。
個別銘柄の動き
上昇
- 東エレク、アドテスト、レーザーテク:半導体株が指数を下支え
- TDK、太陽誘電:電子部品株に押し目買い
- アサヒ、味の素:ディフェンシブ物色も散見
- ソフトバンクG、ファナック:大型ハイテク株に買い
下落
- 任天堂、コナミG:ゲーム株に利益確定売り
- KDDI、リクルート、ファーストリテイリング:指数寄与度の高い値がさ株に売り
- 三菱重工、日製鋼:防衛関連株が反落
人気のテーマ
| 順位 | テーマ | 関連銘柄例 |
|---|---|---|
| 1 | 半導体 | 東エレク、アドテスト |
| 2 | 電子部品 | TDK、太陽誘電 |
| 3 | ディフェンシブ | 味の素、アサヒ |
| 4 | 自社株買い | リクルート、JTなど |
| 5 | 地政学リスク関連 | INPEX、三菱重工 |
注目の銘柄
| 銘柄名 | 市場 | コメント |
|---|---|---|
| 伊沢タオル | スタンダード | 上場初日、公開価格を上回る初値形成 |
| サンバイオ | グロース | リバウンド継続 |
| GENDA | グロース | 個別材料で買い優勢 |
| QPS研究所 | グロース | 利益確定売りで軟調 |
| テンシャル | グロース | 配当期待がなく売り圧力強め |
今日の主要経済ニュース
| 時刻(JST) | 指標・イベント名 | 予想 | 前回 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 21:30 | カナダ 小売売上高(4月) | +0.7% | -0.2% | CAD関連 |
| 23:00 | 米 中古住宅販売件数(5月) | 410万件 | 414万件 | USD関連 |
こちらでも経済指標カレンダーを確認することができます↓
まとめ
20日前場の日経平均は、小幅続落ながらも底堅さを見せました。中東情勢や欧州株安の影響で下落スタートとなったものの、半導体株の買いが下支えし、一時プラス圏まで回復。需給環境の良さが意識される中、米市場再開後の動向と中東の地政学的リスクが今後の焦点となります。
KUJIRAスナイパーは、仮想通貨投資の売買シグナルをLINEで受け取れる注目のサービスです。 『初心者でも利益が出た』『副業でも続けやすい』といった口コミが多く、すでに3,000人以上の投資家を指導してきた今井徹氏が運営している点も安心材料。 短期間で資金を増やした事例や、億り人を輩出した実績もあります。現在は完全無料で体験できるキャンペーン中。 まずはお試し利用で実力を確かめてみてください。 





