
目次
26日の東京株式市場は、前日の米国市場でハイテク株が上昇した流れを受けて、日経平均株価が続伸。取引時間中としては2月19日以来、約4カ月ぶりに3万9000円を回復する場面もありました。
エヌビディアが史上最高値を更新し、AI半導体需要の強さが意識され、アドバンテストなど半導体関連に幅広く買いが入りました。
東京株式市場の状況(2025年6月26日)
指標 | 値 | 前日比 |
---|---|---|
日経平均株価 | 39,072.14(始値) | +130.07円 |
日経平均(10時時点) | 39,270円台 | +350円超 |
TOPIX | 続伸 | ― |
売買代金(東証プライム・概算) | 1兆4175億円 | ― |
売買高(東証プライム・概算) | 約5億株 | ― |
米国市場の影響
指標 | 終値 | 前日比 |
---|---|---|
ダウ平均 | 42,982.00 | -106.00(-0.24%) |
ナスダック総合 | +0.30% | 続伸 |
SOX指数(半導体株) | +0.94% | 上昇 |
エヌビディア | +4%超 | 最高値更新 |
マイクロン決算 | 市場予想を上回る | 買い材料に |
東京市場の動き
アドバンテストは上場来高値を更新し、東京エレクトロン、ソフトバンクGとともに日経平均を押し上げました。3銘柄で200円ほど寄与しています。一方でトヨタ、ホンダなど自動車株は軟調。
為替市場の動向
1ドル=145円前後で推移。エヌビディアの好決算によるドル買い圧力もあり、円安基調が続いています。
個別銘柄の動き
銘柄名 | 動き | 背景 |
---|---|---|
アドバンテスト | 上場来高値 | AI半導体需要の高まり |
東エレク | 続伸 | マイクロン好決算の連想買い |
ソフトバンクG | 上昇 | 投資先関連のハイテク株高 |
ルネサス | 下落 | 短期的な利益確定売り |
フジクラ | 上昇 | AI・データセンター関連需要 |
人気のテーマ
テーマ | 注目理由 |
---|---|
半導体 | エヌビディア最高値で連想買い |
AI | AI向けGPU需要増への期待 |
通信インフラ | データセンター需要増加 |
ゲーム | 任天堂などが高値接近 |
電気機器 | ハイテク全般に資金流入 |
注目の銘柄
銘柄名 | 注目理由 |
---|---|
藤倉コンポジット | 半導体関連で急騰 |
三菱重工 | 防衛関連で堅調 |
荏原 | 装置需要で買い継続 |
カバー | ゲーム系テーマで物色 |
レーザーテック | エヌビディア高騰に連動 |
今日の主要経済ニュース
時間(日本時間) | 内容 | 重要度 |
---|---|---|
23:00 | 米・新築住宅販売件数(5月) | 中 |
23:00 | 米・パウエルFRB議長の上院証言 | 高 |
こちらでも経済指標カレンダーを確認することができます↓
まとめ
米エヌビディアの最高値更新をきっかけに、東京市場ではAI・半導体関連銘柄を中心にリスクオンのムードが広がりました。日経平均は4カ月ぶりに節目の3万9000円を回復し、今後は企業業績や政策イベントをにらみながらの展開となりそうです。