【最新】空売り動向レポート|2025年7月11日

目次

緊急警報:レバレッジETFで異常事態発生

 

日経平均が4万円を割り込む中、市場で異変が起きています。上場インデックス日経レバの空売り比率が34.82%という危険水域に到達。これは踏み上げ相場の引き金となる可能性があります。

 

さらに驚くべきことに、日産自動車の空売り残高は1.53億株と史上級の水準。一体何が起きているのでしょうか?

 

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異常事態:レバレッジETFで何が起きているのか

上場インデックス日経レバ(1358)の空売り比率が34.82%に到達

これは尋常ではありません。通常、空売り比率が15%を超えると『高水準』とされる中、34.82%という数値は市場参加者の極端な弱気を示しています。

 

なぜこれほどまでに売り込まれているのか?答えは日経平均の調整局面にあります。4万円を割り込んだ相場に対し、逆張り勢力が大挙してレバレッジETFに売りを仕掛けているのです。

 

危険なのは『踏み上げ』のリスク

この水準まで売り込まれると、ちょっとした材料で急激な買い戻しが発生する可能性があります。レバレッジ効果により、その影響は日経平均全体に波及するでしょう。

 

空売り比率ランキング:注目銘柄の動向

 

トップ10の顔ぶれ(2025年7月11日時点)

銘柄 比率 状況
上場インデックス日経レバ 34.82% 異常値
ZenmuTech 22.32% AI関連で警戒継続
インタートレード 17.39% 情報通信株の代表格
アクセルマーク 15.49% ゲーム関連、やや緩和
ぷらっとホーム 14.87% AI・IoT関連

 

注目ポイント

ZenmuTechの22.32%も要警戒レベル。AI関連銘柄への慎重論が根強く、材料次第では大きく動く可能性があります。一方、アクセルマークは前回から比率が低下しており、ゲーム関連では売り圧力がやや和らいでいる様子が見て取れます。

 

 

残高ランキング:巨大な「爆弾」を抱える銘柄たち

日産自動車の異常な残高

1.53億株。この数字の意味を理解できるでしょうか?

 

これは日産自動車の発行済み株式数の相当な割合に相当します。これだけの売り残高があると、通常の材料では株価が動きにくくなります。しかし、企業再編や大型提携などの材料が出れば、巨大な買い戻し圧力となって株価を押し上げる可能性があります。

 

 

その他の大型残高銘柄

メタプラネット(7,682万株):ビットコイン関連の代表格
三井住友FG(5,436万株):金融株の筆頭
信越化学工業(4,482万株):素材株の雄

 

これらの銘柄は『残高大・比率小』の典型例。日常的な値動きは鈍いものの、大型材料が出た際のインパクトは計り知れません。

 

直近の動き:売り増し vs 買い戻し

 

売り増しが目立つ銘柄

最近3営業日で目立った売り増しが見られるのは

 

インタートレード(+2.08%の売り増し) 情報通信関連の業績不安から、機関投資家が一斉に売りを仕掛けています。

 

モダリス(+0.97%の売り増し) バイオ関連の期待値調整が進行中。ただし、同時に買い戻しも見られる複雑な状況です。

 

 

買い戻しが進む銘柄

一方で、空売りの解消が進んでいるのは

 

大黒屋HD(-2.04%の買い戻し) 質屋業界への見直し機運が高まり、売り方の撤退が始まっています。

 

オルトプラス(-1.97%の買い戻し) ゲーム関連では、一部で需給改善の兆しが見えています。

 

 

投資戦略:この状況をどう読むか

短期トレーダーへの警告

最優先で警戒すべきは上場インデックス日経レバ。34.82%という比率は、いつ踏み上げが起きてもおかしくないレベルです。日経平均が反発に転じた瞬間、大規模な買い戻しが殺到する可能性があります。

 

ZenmuTechも要注目

AI関連の材料が出れば、22.32%の売り方が一斉に逃げ出すかもしれません。

 

 

中長期投資家への示唆

日産自動車は『待ちの一手』

1.53億株という巨大残高は、企業変革の材料が出た際の爆発力を秘めています。ただし、それまでは辛抱強く待つ必要があります。

 

セクター分析

  • AI・情報通信:売り圧力継続、選別の時代
  • バイオ関連:転換点の兆し、個別判断が重要
  • 金融・素材:大型残高で動きは鈍いが、政策転換時に注目

 

 

まとめ:市場の転換点が近づいているか

日経平均の調整と空売りの異常な積み上がりは、市場が大きな転換点に差し掛かっていることを示唆しています。

 

特に注意すべきポイント

  • レバレッジETFの異常値:踏み上げリスク極大
  • 大型株の巨大残高:材料待ちの膠着状態
  • 業種分散した売り:市場全体への慎重論

 

これらの要素が絡み合う中、次の大きな動きがいつ来るのか。投資家は細心の注意を払って市場を見守る必要があります。

 

データの性質について:

  • 空売り比率・残高は推計値を含みます
  • 情報提供会社により算出方法が異なる場合があります
  • 数値は約2営業日の遅延があります

 

免責事項:

投資判断は複数の情報源を確認の上、自己責任で行ってください。空売り情報は参考材料の一つであり、投資を推奨するものではありません。

 

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