目次
2025年7月14日付で証券会社各社が発表したレーティング（投資判断・目標株価）をまとめました。
日経平均が4万円台を回復する中、アナリストたちは主要銘柄への評価を活発に見直しています。今週は特に格上げ・格下げが目立つ展開となりました。
本日のハイライト（7月14日発表）
| 証券会社 | 銘柄（コード） | 投資判断 | 目標株価（円） | 更新日 |
|---|---|---|---|---|
| みずほ証券 | 雪印メグミルク（2270） | 買い継続 | 3,150 → 3,400 | 2025/07/14 |
| UBS証券 | トヨタ自動車（7203） | 買い継続 | 3,200 → 3,300 | 2025/07/14 |
| ゴールドマン・サックス証券 | 良品計画（7453） | 買い継続 | 6,700 → 7,300 | 2025/07/14 |
| 東海東京証券 | 伊藤忠商事（8001） | 強気継続 | 8,200 → 8,600 | 2025/07/14 |
今日の注目ポイント
みずほ証券が雪印メグミルクの目標株価を250円引き上げ。食品セクターへの見直しが進んでいます。ゴールドマン・サックス証券は良品計画を600円も大幅上方修正。小売業界での競争力評価が高まっています。
注目の格上げ銘柄（7月第2週）
| 証券会社 | 銘柄（コード） | 変更内容 | 目標株価（円） | 更新日 |
|---|---|---|---|---|
| マッコリー証券 | ディスコ（6146） | 中立 → 強気 | 28,500 → 48,500 | 2025/07/10 |
| JPモルガン証券 | マツキヨココカラ（3088） | 中立 → 強気 | 2,600 → 3,400 | 2025/07/07 |
| SMBC日興証券 | マツキヨココカラ（3088） | 中立 → 強気 | 2,500 → 3,600 | 2025/07/07 |
| ゴールドマン・サックス証券 | 住友電気工業（5802） | 中立 → 買い | 2,800 → 4,300 | 2025/07/07 |
| 大和証券 | コムシスHD（1721） | 3 → 2（格上げ） | 3,700 → 4,200 | 2025/07/08 |
半導体関連で大型格上げ
マッコリー証券がディスコを中立から強気に格上げし、目標株価も2万円近く引き上げました。生成AI普及による半導体製造装置需要の拡大期待が背景にあります。
小売業界に追い風
マツキヨココカラでは、JPモルガン証券とSMBC日興証券が相次いで格上げ。複数社が同じ方向に評価変更するのは強いシグナルです。
慎重な見方が広がる銘柄
| 証券会社 | 銘柄（コード） | 変更内容 | 目標株価（円） | 更新日 |
|---|---|---|---|---|
| みずほ証券 | アステラス製薬（4503） | 買い → 中立 | 2,000 → 1,500 | 2025/07/07 |
| SMBC日興証券 | ユニ・チャーム（8113） | 強気 → 中立 | 1,690 → 1,150 | 2025/07/07 |
| ゴールドマン・サックス証券 | 安川電機（6506） | 買い → 中立 | 3,700 → 3,000 | 2025/07/08 |
| モルガン・スタンレー証券 | ウエルシアHD（3141） | 強気 → 中立 | 2,400 → 2,600 | 2025/07/07 |
医薬品セクターに逆風
みずほ証券がアステラス製薬を買いから中立に格下げし、目標株価も500円引き下げ。医薬品業界の厳しい競争環境が反映されています。
消費関連でも選別進む
SMBC日興証券がユニ・チャームを強気から中立に格下げ。目標株価も540円の大幅引き下げとなり、消費関連でも銘柄選別が進んでいます。
投資戦略のヒント
今注目すべきトレンド
- 半導体製造装置：ディスコが2万円の大幅格上げで業界への期待を示唆
- 小売・ドラッグストア：マツキヨココカラで複数社が同時格上げ
- 商社株：伊藤忠商事で継続的な目標株価上方修正
慎重に見たい分野
医薬品株では格下げが目立ち、一部消費関連株でも見直しが進んでいます。セクター全体の動向を見極める必要がありそうです。
市場の現在地
日経平均は6月末に4万487円で3カ月連続上昇を記録。東海東京インテリジェンス・ラボは年末4万3000円の予想を維持していますが、楽天証券のアナリストは『4万円の壁』への警戒感を示しています。
今後の注目ポイント
- 米国市場の指数結果への反応
- 円相場の動向（1ドル=160円台の円安が日本株の追い風）
- 企業業績の実態（関税影響による伸び悩み懸念）
レーティング活用のコツ
複数の視点で判断
単一の証券会社の評価だけでなく、複数社の判断を比較することが重要です。マツキヨココカラのように複数社が同じ方向に評価変更した場合は、より信頼性の高いシグナルと考えられます。
目標株価の変動幅に注目
ディスコの2万円アップのような大幅増額は、アナリストの強い期待を示しています。一方で、アステラス製薬の500円ダウンのような大幅減額は警戒サインです。
セクターローテーション
IT・半導体から商社・小売へと物色対象が拡大している傾向が見られます。業界全体のトレンドを把握することで、次の投資機会を見つけやすくなります。
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当サイトでは、正確な情報の提供に努めておりますが、その内容について保証するものではありません。レーティング情報は各証券会社の分析に基づくものであり、実際の株価動向とは異なる場合があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任のもとで行っていただきますようお願いいたします。
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