
目次

16日朝の日経平均は、米ナスダックの史上最高値更新や円安進行を背景に小幅続伸でスタート。
始値は前日比+56円72銭の39,734円74銭。しかし上値追いの勢いは乏しく、場中に下落する場面もあり、市場は慎重なムードが続いています。
東京株式市場の状況(2025年7月16日)

- 始値:39,734円74銭(前日比+56円72銭)
- 朝方動き:輸出関連・半導体株に買いが先行も、主力株の売りに押され下落に転じる局面も見られる
朝は明るさも感じられたものの、『もう少し、上を試す動きが欲しいな』という市場の揺らぎが手に取るように伝わります。
米国市場の影響
前夜の米ナスダック総合は、NvidiaやAMDの株高により、連日で最高値を更新。
この流れを受け、東京市場でも半導体関連株への追随が見られました。
東京市場の動き
半導体関連のアドテストや東エレクには買いが集中し、上値を支える一因になっています。しかし同時に、ファストリやSBG、良品計画など一部主力株では利益確定売りが優勢に。幅広い銘柄に資金が分散せず、方向感が定まりません。

半導体と大手主力株、どちらにも動きがありますが、市場全体としてはまだ探り合いの印象ですね
為替市場の動向
ドル円相場は1ドル=148.85円前後と円安水準が続いています。
午前中には一時149円台まで円安が進行し、輸出企業や半導体株には追加の追い風となりました。
個別銘柄の動き
| 銘柄 | 動き | コメント |
|---|---|---|
| アドテスト、東エレク | 買い優勢 | 米ナスダックの流れと円安追い風 |
| ファストリ、SBG、良品計画 | 利確売り | 主力株に売り圧力 |
| 東宝、ベイカレント | 大型上昇 | 連続最高値更新、分割期待も |
| 銀行・保険株 | 下落 | 米金融株安の流れが波及 |
人気のテーマ
| テーマ | 解説 |
|---|---|
| 米ハイテク株高 | Nvidia・AMD主導で相場全体に良い流れ |
| 円安の進行 | ドル円は148~149円台と輸出企業に有利 |
| 半導体関連 | 物色の中心。市場の支柱に |
| 利益確定売り | 主力株で一部短期調整あり |
| 米CPI待ち | 性格変わる指標待ちで全体が静観モード |
注目の銘柄
| 銘柄 | 特徴 |
|---|---|
| アドテスト | 半導体買いの波で底堅く推移 |
| 東エレク | 同上 |
| ファストリ | 利確圧力が出るも、反発力に注目 |
| 東宝 | 株式分割観測+増益発表が材料に |
| ベイカレント | 成長期待で連日高値更新 |
今日の主要経済ニュース
| 発表時刻(日本時間) | 指標・イベント | 補足 |
|---|---|---|
| 今晩21:30 | 米CPI(消費者物価指数) | インフレの最新水準を示す重要指標 |
| 今晩 | Nvidia CEO北京で説明会 | 対中AIチップ販売再開への影響に注目 |
こちらでも経済指標カレンダーを確認することができます↓
まとめ
16日の東京市場は、米ハイテク株高と円安の二本の追い風を受けて小幅続伸。
しかし、主力株の売り圧力や米CPI待ちの慎重さが上値を抑制し、方向感はまだ定まりません。今夜の米CPI発表が、次の大きな分岐点になりそうです。





