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18日の東京市場は、日経平均が171円高と続伸。2週間ぶりに4万円台に返り咲きました。米ハイテク株の強さと円安進行が追い風となり、半導体株や輸出関連株に買いが集中しています。
東京株式市場の状況(2025年7月18日)
- 始値:40,072円39銭(前日比+171円20銭)
- 朝の動き:取引時間中に4万円回復、2週間ぶりの節目突破
- 主導銘柄:東エレクなど半導体株とSBG・ファストリなど大型株が支え
冒頭から『久しぶりの4万円だ!』という雰囲気が市場に漂っています。
米国市場の影響
台湾TSMCの好決算がハイテク株の買いを引き続き支えました。前日のナスダックはエヌビディアなど主力株の上昇を背景に最高値を更新。TSMCの決算は、AI関連需要を反映し、利益が60%増と大幅伸長しており、株価も約4%上昇しました。
東京市場の動き
- 朝方は半導体株(東エレク・レーザーテク)とSBG・ファストリに買いが集中
- ただし、アドテストやディスコは決算通過後の調整売りが入り、指数の重しに
- 為替ではドル円がやや円高気味に振れ、自動車株(トヨタなど)には圧力が見られました
4万円突破は嬉しいけれど、『本物の上昇』かどうかは、調整局面で判断したいところですね
為替市場の動向
- ドル円は前日夕からやや円高に戻り、最近の円安トレンドは一服
- 大口買いの流れが収斂し、輸出株の一部では上値追いが難しくなりました
個別銘柄の動き
- 上昇:東エレク、レーザーテク(半導体)/SBG、ファストリ(大型株)/中外薬(ディフェンシブ)
- 調整:アドテスト、ディスコ(半導体関連)/ソニーG、テルモ、セブン&アイ、トヨタ(主力株)
人気のテーマ
テーマ | 解説 |
---|---|
TSMC好決算 | 利益60%増でAI需要の強さを裏付け |
半導体復調 | 東エレクやレーザーテクが朝の牽引役に |
調整局面 | アドテスト、ディスコなど“利確売り”が一部に出現 |
為替の一服 | 一時的な円高で輸出株はややストップ |
節目突破の勢い | 4万円到達、心理的節目として注目集まる |
注目の銘柄
- 東エレク/レーザーテク:TSMC決算好感で買い継続
- アドテスト/ディスコ:決算後の反動で調整局面
- ファストリ:大型株の一角、4万円相場を支える
- SBG(ソフトバンクG):相場の強弱に応じて物色されやすい存在
- 中外薬:ディフェンシブ株として買い圧力あり
調整があるから、押し目での拾いを検討したい!という声も聞かれますね
今日の主要経済ニュース
- 日本(東京時間)
8:30:6月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品除く・コアCPI)
→ 前年同月比 +3.3%(市場予想どおり)
→ 日銀の物価目標(2%)を上回る水準が続いており、金融政策への影響が注目されます。
- アメリカ(日本時間)
21:30:ミシガン大学消費者態度指数(速報値・7月分)
→ 米景気動向の先行指標として注目されており、株式市場や為替相場に影響を与える可能性があります。
こちらでも経済指標カレンダーを確認することができます↓
まとめ
TSMCの好決算と米ハイテク株高、円安進行のトリプル追い風で日経平均は4万円台を回復。しかし、調整局面も入り交じり、日中は方向感がやや乏しい展開になりました。今後は、為替の動向と海外イベント(米金利・G20など)が焦点となりそうです。