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米国市場でハイテク株が戻すなか、東京市場では日経平均が『4万0693円台』で反発スタート。ai関連株への関心が先行するも、上値追いには勢いがなく、結局、一進一退の展開となりました。
fomc後のリスク回避ムードも警戒されるなか、個別銘柄材料へ資金が向かう傾向が続いています。今回の局面を、株初心者にも分かりやすく整理します。
東京株式市場の状況(2025年7月31日)
日経平均は『前日比38円高の4万0693円』で寄り付き。
米ハイテク株高を受けたai関連株の一角に買いが入りましたが、慎重な見方も強く、上げ幅は限定的です。後場では下げに転じ、一進一退の展開となっています。
米国市場の影響
前日の米市場では、ナスダックやエヌビディア、アルファベットが堅調。マイクロソフトやメタが好決算を発表するなど、ai・ハイテク関連に市場の期待が続きました。一方、ダウ平均は3日続落し、本格的な買戻しにはつながりにくい展開でした。
東京市場の動き
売られた主な銘柄
- アドテスト:前日の決算後に下落し、重荷となる展開
- 良品計画、日立建機、富士通:個別材料で売り優勢
買われた主な銘柄
- 村田製、フジクラ:ai関連や決算好感で上昇
- 京セラ、アステラス、ヤマトhd:堅調な内需・技術系銘柄
- ソフトバンクグループ(sbg)、東エレク:先物買い主導で上昇拡大
こうした日の寄り付きでも、決算材料やテーマ株が力を持つんですよね。
為替市場の動向
東京外為市場ではドル/円が『1ドル=149円台前半』に円安・ドル高が進行。fomc後のリスクオフムードも背景に、輸出・機械・素材関連株にはサポート材料となりました。
個別銘柄の動き
- アドテスト:決算後の反応で戻り期待も残るが慎重ムード
- 村田製、フジクラ:ai関連や通信テーマで買い圧力
- ソフトバンクグループ、東エレク:先物主導で連れ高
- 京セラ、アステラス、ヤマトhd:内需・ディフェンシブ性が注目され買い材料に
フジクラのような銘柄、ひと押しあると面白い展開になりますね!
人気のテーマ
- ai・ハイテク関連:米企業決算と連動し再び注目
- 決算銘柄物色:日産自動車、olcなど業績材料が重要
- 円安メリットで輸出株:機械・電子素材株への資金流入
- 指数先物買い:大型株(sbg、東エレクなど)が恩恵を受ける
注目の銘柄
- 村田製、フジクラ:ai・部品需要の波に乗る可能性
- ソフトバンクグループ(sbg):先物に支えられ強含み継続
- 京セラ、ヤマトhd、アステラス:内需・堅調系で注目度高い
- アドテスト、良品計画、富士通:個別材料でスイング的に注目
中小型株にも視線を
指標主体の取引がやや手控えられる局面では、aiや通信、部品関連といったテーマ性のある中小型・内需系の銘柄に注目が集まりやすくなります。儲けは小さくとも掘り出し物を探す感覚が大切です。
今日の主要経済ニュース
- 7月31日午前:米fomc政策結果の発表
→ 金利見通しや米国の金融政策判断が明らかに - 同日:日銀金融政策決定会合
→ 金利・資産買入方針など、為替や相場に直結する発表
これらは相場の転換点になる可能性もある重要イベントです。
こちらでも経済指標カレンダーを確認することができます↓
まとめ
本日の東京市場は、米ハイテク株高の追い風を受け引け前には大きく反発しましたが、結局は材料株中心の動きにとどまり、日経平均は一進一退の展開に。
ソフトバンクや東エレク、村田製などが指数を支えましたが、全体的なムードは慎重そのもの。今後は決算の中身や為替の動きを見極めつつテーマ株の出番を待つ展開になりそうです。