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佐藤真理子
忙しい方のために9月1日のマーケット情報を1分で把握できるようにわかりやすくまとめました。
9月最初の東京市場は大幅安で始まりました。
米株式市場の下落と、中国のAI半導体開発をめぐる報道が重荷となり、日経平均は前引けにかけて大幅続落しています。
日経平均の動き

- 始値は前週末比355円安の4万2362円71銭。
- 下げ幅は一時500円を超え、前引けは868円安の4万1849円82銭。
- アドテストは一時8%安、ソフトバンクグループ(SBG)も急落。両銘柄だけで日経平均を500円近く押し下げました。
きょうの主要経済ニュース
- 米株式市場(8月29日)
ナスダックはAI半導体株を中心に下落。
エヌビディア株は3%以上安、SOX指数も3%強下落。
- 中国AI半導体の開発報道
アリババが新型AI半導体を開発と米紙WSJが報道。
米中の技術競争激化懸念から、米半導体需要減少リスクが意識されました。
- 為替市場
ドル円は1ドル=147円前半とやや円高。
輸出株の重荷となり、株価の下押し要因に。
- 米市場休場(レーバーデー)
9月1日は米株式市場が休場。
手じまい売りが出やすく、下げを加速させました。

佐藤真理子
『米株安』『中国リスク』『為替』「休場要因』が同時に重なり、下げを大きくしました。
業種・個別銘柄の動き
- 下落:アドテスト、SBG、東エレク、ディスコ、フジクラ、ファストリ
- 上昇:オリンパス、KDDI、エーザイ、アサヒ、食料品や電鉄株の一角

佐藤真理子
ディフェンシブ銘柄に資金が流入しており、全面リスクオフではない点も特徴的です。
まとめ
今回の大幅続落は、米中のAI半導体競争激化という『テーマリスク』が引き金となりました。ただし医薬品や食料品などのディフェンシブ株に資金が入り、市場全体がパニックになっているわけではありません。
短期的な売りに振り回されやすい局面ですが、日本株の基調が大きく崩れたわけではない点も押さえておく必要があります。

佐藤真理子
米中のAI競争は不安を呼びますが、それは同時に『新しい成長テーマ』でもあります。下げ相場の中で冷静にチャンスを拾えるかどうかが、投資家に問われていると思います。





