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佐藤真理子
忙しい方のために9月3日のマーケット情報を1分で把握できるようにわかりやすくまとめました。
3日の東京株式市場は、前日の米株安の影響を受けて売りが先行しました。
寄り付きで日経平均は200円を超える下げとなりましたが、その後は円安・ドル高が支えとなり下げ渋る展開に。
半導体株を中心に弱含む一方、自動車株など輸出関連は買われ、相場は一進一退の動きをみせています。
寄り付きから10時にかけての日経平均の動き

- 寄り付きは前日比224円安の4万2085円でスタート。
→ 前日の米株安、SOX指数(半導体株指数)の下落を背景に売りが先行しました。
- 9時台後半は4万2100円台前半まで下落。
→ アドテストや東エレクといった半導体関連株に売りが集中しました。
- 10時時点では前日比60円安の4万2200円台半ばまで下げ幅を縮小。
→ 為替が円安方向に振れたことから輸出関連株に買いが入り、相場を下支えしました。

佐藤真理子
急落後に下げ渋る動きは、円相場や投資家心理のバランスが大きく影響していますね。
前場のセクター・銘柄別の動き
- 下落銘柄
アドテスト、東エレク、ソフトバンクG、ファストリ、ダイキンなど。
→ 米金利上昇を背景にハイテク・半導体株は売りが優勢。
- 上昇銘柄
トヨタ、三菱自、リクルート、塩野義、第一三共、キッコマン、味の素。
→ 円安による輸出関連株買いに加え、塩野義は新型コロナ予防薬のFDA承認申請受理が材料視されました。

佐藤真理子
セクター間の明暗がはっきりしており、テーマ株の動きに個人投資家も注目している印象です。
10時時点での為替市場の動き
- 為替は1ドル=148円台で推移。
- 2日夕方の森山自民党幹事長らの辞意表明を受け、政治不透明感を背景に円安が加速しました。
- 輸出関連株の買い支えにつながっています。

佐藤真理子
政治要因が為替に影響し、それが株価の下支えになる流れは日本市場特有ですね。
きょうの主要経済ニュース
- 米株式市場:ダウ平均0.54%安、SOX指数1.11%安
- 米長期金利の上昇を背景にハイテク株が売られる
- 自民党四役が辞意表明、国内政治の不透明感増す
- 円相場は一時148円台後半へ、輸出関連株を下支え

佐藤真理子
外部要因と国内政治リスクが重なり、相場が神経質になっています。
まとめ
きょうの日経平均は米株安を受けて反落スタートしましたが、円安進行に支えられて下げ幅を縮小しています。半導体関連株は引き続き重荷ですが、自動車や医薬品といったディフェンシブ株が下値を支える形です。

佐藤真理子
不安定ながらも『売られすぎには押し目買いが入る』日本株の底堅さが確認できましたね。





