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4日の東京株式市場は、米国株の上昇を好感して買いが先行しました。
特にナスダックの上昇を受けて、半導体を中心としたハイテク株が買われ、日経平均は一時500円超の大幅高となりました。
ただし、個別銘柄ではニデックが会計問題でストップ安となるなど、明暗が分かれています。
日経平均は反発して始まる

4日の日経平均株価は前日比154円81銭高の4万2093円70銭でスタートしました。
米国市場でアルファベットやアップルといった大型ハイテク株が買われた流れを引き継ぎ、東京市場でも主力株に買いが入りました。
米ハイテク株高で先物買いが先行
寄り付き後も買いは続き、日経平均は一時370円高の4万2200円台後半まで上昇。米利下げ観測を背景とした米ハイテク株高が追い風となり、東京市場でも株価指数先物を中心に買いが先行しました。
- 買いが目立った銘柄:ソフトバンクグループ(SBG)、アドテスト、ソニーG
- 売られた銘柄:ニデック(会計処理問題が判明)、信越化、京セラ
TOPIXも反発し、全体的に買い優勢の展開となりました。
10時時点、上げ幅は500円超に拡大
午前10時ごろには、日経平均は前日比480円高の4万2400円台前半と、大幅高を記録。一時は上げ幅が500円を超えました。
海外投資家の買いが入る一方で、国内の年金基金などの売りも続いており、需給の綱引きが意識されています。
業種別の動き
- 上昇:通信、精密機器、保険
- 下落:一部の電子部品株
個別銘柄の動き
- 上昇:SBG、アドテスト、フジクラ
- 下落:ニデック(ストップ安)、信越化、キーエンス

米国株の強さを背景に日本株も大幅高。ただし国内要因で下落する銘柄もあり、『銘柄選びの難しさ』を示しているように感じます。
きょうの主要経済ニュース
- 米ナスダック総合株価指数が上昇、ハイテク株に資金流入
- FRB利下げ観測が株価を下支え
- ニデック、不適切会計の可能性を発表しストップ安
- 為替は1ドル=148円前半と円安傾向
まとめ
日経平均は米株高を背景に大幅反発。一時500円超の上昇となりましたが、ニデックの急落が象徴するように、個別銘柄ではリスク要因が潜んでいます。
投資家は全体相場に楽観するだけでなく、ニュースや決算動向を注視する必要があります。





