【10月21日】日経平均は続伸 米株高と高市政権発足への期待で一時600円高、5万円接近

目次

佐藤真理子
忙しい方のために10月21日のマーケット情報を1分で把握できるようにわかりやすくまとめました。

 

21日前場の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比570円ほど高い4万9700円台半ばまで上昇しました。上げ幅は一時600円を超え、前日に付けた最高値を更新

 

米中対立の緩和期待で米株が上昇した流れを引き継ぎ、さらに国内では自民党と日本維新の会が連立政権樹立で合意したことを受けて、高市早苗総裁が史上初の女性首相に選出される見通しとなったことが相場の支援材料となりました。

 

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米国市場の流れ

アメリカ市場

20日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が前週末比515ドル(1.11%)高の4万6706ドルと続伸しました。

 

トランプ米大統領が中国との貿易協議について「良好な関係を維持している」と発言し、米中対立への過度な懸念が後退。S&P500やナスダックも堅調で、ハイテク株や金融株を中心に幅広い銘柄に買いが入りました。

 

米長期金利は4.3%台に低下し、株式市場への資金流入を後押ししました。

 

特に半導体関連株の上昇が顕著で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1.7%高。AI関連需要の持続を背景に、東京市場でもアドバンテストや東京エレクトロンといった値がさ株に買いが波及しています。

 

 

世界経済・金融ニュース

国際的には、米中の貿易摩擦緩和が投資家心理を支えています。中国商務省は21日、米国製半導体の輸入規制の一部緩和を検討すると発表。世界的な半導体サプライチェーンの混乱懸念が薄れました。

 

欧州では、ドイツ経済の改善を示す指標が発表され、ユーロ圏の景況感もやや回復傾向。世界経済の減速懸念が和らいでいます。

 

一方で、原油価格はWTIで1バレル=84ドル台へ上昇しており、インフレ再燃への警戒感も根強く残ります。市場では「高市新政権がエネルギー価格上昇にどう対応するか」が次の焦点とされています。

 

東京市場の動き

今日の東京株式市場

東京市場では、政治の安定と経済政策への期待が買いを後押ししました。

 

21日召集の臨時国会では、自民党の高市早苗総裁が日本維新の会との連立合意を経て第104代首相に指名される見通し。

 

高市氏が掲げる「成長と分配の両立」「財政拡張・金融緩和の継続」に対し、市場では「アベノミクスの進化版」との見方が広がり、政策期待を背景に株式市場が活況を呈しています。

 

三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「政治的な不透明感が払拭されたことで、海外投資家が再び日本株を買いやすくなっている」と指摘。

 

 

佐藤真理子

短期的な過熱感はあるものの、相場の押し目買い意欲は根強いとみられています。

 

 

オプション市場に波及する上昇圧力

相場の急伸により、オプション市場でも動きが活発化しています。11月物の権利行使価格5万円のコール(買う権利)には約8300枚の建玉があり、株価上昇を受けて価格は前日比で20%以上上昇。

 

ヘッジファンドなどが損失回避のため先物買いを入れる「デルタ・ヘッジ」が加速し、現物株にも買い圧力がかかっています。

 

市場関係者の間では「節目の5万円を前に、先物とオプションの需給が複雑に絡み合っている。短期的な変動は激しくなりやすい」との声が出ています。

 

為替・金利の動向

21日朝の東京外国為替市場では、1ドル=151円台前半と円安・ドル高が進行。高市新政権の政策期待によるリスク選好が円売りを誘発しています。

 

輸出関連株が堅調に推移し、トヨタや日産など自動車株の上昇も目立ちました。国内10年債利回りは0.86%と小幅上昇。市場は日銀による緩和維持を前提に、財政政策拡張への思惑を織り込みつつあります。

 

個別銘柄の動き

値がさ株のソフトバンクグループ(SBG)が連日で上場来高値を更新し、ファストリも年初来高値を付けて指数を押し上げました。

 

アドバンテストが一段高となり、東京エレクトロンやTDK、日東電など電子部品株も堅調。一方で、フジクラやキーエンス、東京海上は利益確定売りが出ています。内需株の一角では良品計画が下落しました。

 

TOPIX・売買動向

東証株価指数(TOPIX)は続伸し、史上最高値を上回りました。前場終値ベースで1.1%高の3330ポイント台。

 

東証プライムの売買代金は概算で1兆7128億円、売買高は7億3043万株。海外投機筋を中心とした先物主導の買いが続いており、現物株にも波及しています。

 

今日の主要経済ニュース

【国内】

  • 高市内閣発足(21日夜予定)
  • 8月全産業活動指数(経産省)

 

【海外】

  • 米中古住宅販売件数(9月)
  • 中国LPR(最優遇貸出金利)発表

 

 

市況まとめ

米株高と政局安定への期待が重なり、日本株は最高値を更新しました。

 

市場は「成長と安定」の両立に期待を寄せています。一方で、短期的な過熱や先物需給の偏りには注意が必要です。節目の5万円を前にした心理的な壁をどこまで突破できるかが、今後の焦点となりそうです。

 

 

佐藤真理子

市場に追い風が吹く局面ほど、冷静な視点が大切です。政策の中身と実行力をしっかり見極めたいところです。

 

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