
目次

12月23日の東京株式市場は、前日の米株高を背景に下値の堅い展開となりました。日経平均株価は寄り付き直後こそ反落しましたが、その後は持ち直し、小幅ながらプラス圏で推移しています。年末を控え海外投資家の動きが鈍るなか、国内勢の押し目買いが相場を下支えしています。
近年、株式投資の世界では「AIを使う人」と「使わない人」で、5年後に最大1.8倍の資産形成の差が出ています。 すでに多くの個人投資家が、AIを前提に投資判断を行う時代に入っているのです。 この流れに乗り遅れ、気づかないうちに機会損失を重ねないためにも、いま主流となっている投資スタイルを一度確認してみてください。
東京株式市場の状況(2025年12月23日)

23日前場寄り付きの日経平均株価は反落して始まりましたが、その後上昇に転じました。
午前9時30分時点では、前日比40円ほど高い5万0400円台半ばで推移しています。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇したことが投資家心理の支えとなりました。
ソニーグループ、コナミグループ、任天堂など、前日まで下落が目立っていたゲーム関連株に自律反発狙いの買いが入っています。
一方、前日に大きく上昇した反動から、アドバンテストなど半導体関連株の一部には利益確定売りが出ており、指数の上値を抑える要因となっています。
東証株価指数(TOPIX)は続伸しています。
米国市場の影響

22日の米国株式市場では、主力のハイテク株が上昇しました。
市場心理を示す「恐怖指数(VIX)」が約1年ぶりの低水準まで低下し、投資家がリスクを取りやすい環境になったことが背景です。
この流れを受け、東京市場でも米株高を好感した買いが先行しました。ただし、年末のクリスマス休暇に入った海外投資家が多いとみられ、積極的な売買は限定的となっています。
東京市場の動き(前場中盤)
23日前場中ごろ(10時前後)の時点で、日経平均は前日比20円ほど高い5万0400円台前半で推移しています。
指数を支えているのは、ソニーグループ、リクルートホールディングス、TDKなどです。一方、半導体関連の一部銘柄には引き続き利益確定売りが出ています。
業種別では、銀行、証券、保険など金融株が堅調です。塩野義製薬など医薬品株にも買いが入っています。これまで出遅れていたJALやANAホールディングスなど空運株を見直す動きもみられます。

相場全体の方向感は強くありませんが、「大きく崩れにくい」という印象です。年末特有の薄商いのなか、下がった場面では国内勢の買いが入りやすい状況といえそうです。
為替市場の動向
23日朝の東京外国為替市場では、円相場が上昇しています。
8時30分時点で、円は1ドル=156円87~88銭と、前日夕方に比べ60銭の円高・ドル安でした。
日本の通貨当局者による円安けん制発言が意識され、円買い・ドル売りが進みました。為替介入の可能性が改めて意識されたことも、円高要因となっています。
円は対ユーロでも上昇し、1ユーロ=184円48~53銭で推移しました。一方、ユーロは対ドルでは上昇しています。
個別銘柄の動き
上昇銘柄
- 任天堂
- ソニーグループ
- 豊田通商
- 信越化学工業
- 東京海上ホールディングス
下落銘柄
- アドバンテスト
- 東京エレクトロン
- フジクラ
- 電通グループ
- スズキ
- 今日の主要経済ニュース
急騰銘柄を知りたい人へ 相場が落ち着かない局面では、「どの銘柄を見ればいいのか分からない」「判断が後手に回ってしまう」と感じる投資家も少なくありません。 そうした中で、急な値動きが出ている銘柄をタイムリーに知る手段として、急騰銘柄を知らせてくれるLINEサービス『テンバガーナビ』をチェックしておく人も増えています。 友だち登録をしておくと、無料で高騰する期待値の高い銘柄情報が届く仕組みです。日々の銘柄探しに時間をかけにくい人や、これまで思うような結果が出ていない人にとっては、判断材料を補う一つの選択肢になります。 「今日はどこを見ればいいのか迷う」 そんな日が多い人は、情報源の一つとして登録しておくと、効率的な投資ができるようになるでしょう。 銘柄選びのヒントを得る手段として活用する投資家の方も多いです。
今日の主要経済ニュース
| 時刻 | 国 | 指標名 | 重要度 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|---|
| 09:30 | 豪州 | 豪準備銀行 金融政策会合議事要旨 | ★★ | — | — |
| 14:00 | シンガポール | 11月CPI(前年比) | ★★ | 1.3% | 1.2% |
| 16:00 | ドイツ | 11月輸入物価指数(前月比) | ★ | 0.1% | 0.2% |
| 22:30 | 米国 | 7-9月期GDP(速報値) | ★★★ | 3.2% | 3.8% |
| 22:30 | 米国 | 10月耐久財受注 | ★★ | -1.5% | 0.5% |
| 24:00 | 米国 | 12月消費者信頼感指数 | ★★ | 91.0 | 88.7 |
まとめ
東京市場は、米株高を背景に底堅く推移しています。半導体株には調整が入る一方、ゲーム株や金融株などに買いが向かい、指数全体は小幅高となりました。為替市場では円安けん制発言を受け、円高方向に振れています。
年末で売買は低調ですが、材料次第で個別株の値動きが目立ちやすい局面といえます。






