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5日の東京株式市場は、米国のハイテク株安を背景に不安定な立ち上がりとなりました。寄り付き直後は売りが先行しましたが、その後は円安や医薬品株への買いが支えとなり、指数は持ち直しています。
東京株式市場の状況(2026年2月5日)

5日前場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は続落して始まりました。前日比260円ほど安い5万4020円近辺まで下落する場面がありました。
前日の米株式市場でハイテク株が下落した流れを引き継ぎ、値がさの半導体関連株を中心に売りが先行しました。
その後、円安進行を背景に輸出関連株へ買いが入り、日経平均は一時的に上昇に転じる場面も見られました。
米国市場の影響

4日の米株式市場では、ナスダック総合株価指数が前日比1.50%安となり、2025年12月17日以来の安値を付けました。
半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4.35%安となっています。
3日に決算を発表したアドバンスト・マイクロ・デバイスが急落し、エヌビディアなど他の半導体株にも売りが波及しました。
この流れが東京市場の半導体関連株にも影響しました。
東京市場の動き
前場中ごろには日経平均が再び上昇に転じ、前日比160円ほど高い5万4400円台半ばまで買われる場面がありました。
半導体・ハイテク株には引き続き売りが出ていますが、決算を手掛かりとした個別銘柄物色が相場を下支えしています。
東証プライム市場では値上がり銘柄数が全体の8割を超え、TOPIXは1月15日に付けた最高値(3668.98)を上回って推移しています。
為替市場の動向
5日早朝の外国為替市場では、円相場が下落しました。8時30分時点で1ドル=156円85〜87銭と、前日夕方比で43銭の円安・ドル高です。
米国の強いドル政策への支持表明や、米景気の底堅さが意識され、円売り・ドル買いが優勢となりました。円安進行を受け、東京市場では自動車など輸出関連株への買いが入りやすい状況となっています。
個別銘柄の動き
売りが目立ったのは、ソフトバンクグループ、東京エレクトロン、アドバンテストなどです。このほか、ダイキン、エムスリーも下落しました。
一方、ファーストリテイリングが上昇したほか、アステラス製薬、中外製薬など医薬品株が買われました。
円安を追い風に、トヨタ自動車や本田技研工業も堅調です。
きょうの主要経済指標・イベント
5日は国内外で金融政策や景気指標の発表が相次ぎます。午前中は日本の対外・対内証券投資の結果が公表されました。
夜には英国中銀(BOE)と欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表、米国の新規失業保険申請件数など、為替や株式市場に影響を与えやすいイベントが予定されています。
まとめ
東京市場は、米ハイテク株安で半導体関連が重荷となる一方、円安と医薬品株の上昇が指数を支える展開です。指数全体よりも、決算や業績修正を材料にした個別銘柄の動きが目立っています。

指数は上下していますが、値上がり銘柄が多い点は落ち着いた相場環境を示しています。短期の指数よりも、業績の変化を丁寧に見たい局面です。





