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13日午前の東京株式市場で、日経平均株価は続落しました。前日の米ハイテク株安を受け、主力株に売りが広がっています。今週は急ピッチで上昇していただけに、利益確定の動きも重なりました。
東京株式市場の状況(2026年2月13日 10時時点)

日経平均株価は前日比約560円安の5万7070円近辺で推移しています。寄り付き直後は620円安の5万7030円近辺で始まり、下げ幅は一時900円を超える場面もありました。
きょう算出された株価指数オプション2月物のSQ値は、QUICK試算で5万7045円65銭でした。現在の株価水準はほぼSQ値近辺での攻防となっています。
東証株価指数(TOPIX)は反落。東証プライム市場では値下がり銘柄が全体の約9割を占め、全面安の展開です。
10時時点の売買代金は概算で3兆9029億円、売買高は12億944万株でした。
米国市場の影響

12日の米国市場では、主要3指数がそろって下落しました。
人工知能(AI)が既存の業務やソフトウエアを代替するとの懸念が意識され、ソフトウエア関連株が軒並み下落。アップルなど大手ハイテク株も売られました。
一方、半導体製造装置大手のアプライドマテリアルズが2026年2〜4月期の業績見通しで市場予想を上回る内容を発表。時間外取引で株価が上昇し、東京市場の半導体関連株の下支え材料となっています。
東京市場の動き
個別では、前日に決算を発表したソフトバンクグループが大幅安となり、1銘柄で日経平均を200円あまり押し下げています。
リクルートホールディングス、信越化学工業、NEC、野村総合研究所も下落しました。
一方で、東京エレクトロンは堅調です。KDDIやトヨタ自動車にも買いが入り、指数の下支えとなっています。
今週に入り日経平均は3000円以上上昇していました。短期的な過熱感を示すテクニカル指標もあり、週末を控えて利益確定売りが出やすい地合いです。
個人投資家のあいだでは、相場が急変する局面ほど情報の精度を高めるために投資ツールや株情報サイトを併用する動きも広がっています。判断材料を増やし、時間の削減につなげるという考え方です。
今週は強い上昇が続いていただけに、下げも大きく見えます。指数の動きだけでなく、業績や材料のある銘柄がどう動いているかを冷静に見極めたい局面です。
為替市場の動向
13日10時すぎの東京外国為替市場では、円相場は1ドル=153円24銭近辺まで下落する場面がありました。前日17時時点と比べ24銭の円安・ドル高水準です。
ただ、10時時点では152円82〜83銭と、同18銭の円高・ドル安で推移しました。中値決済に向けた実需のドル買いが観測される一方、日経平均の急落を受けて「低リスク通貨」とされる円に買いが入る場面もありました。
ユーロは1ユーロ=1.1871〜72ドルで推移。対円では一時181円81銭近辺まで円安が進みましたが、10時時点では181円41〜45銭でした。
個別銘柄の動き
下落銘柄
- ファナック
- ファーストリテイリング
- ネクソン
- TDK
上昇銘柄
- アマダ
- 第一三共
- デンソー
- イビデン
人気のテーマ
| テーマ | 概要 |
|---|---|
| AI関連 | 業務代替懸念でソフト株に売り |
| 半導体装置 | AMAT好決算で底堅さ |
| 自動車 | トヨタなど底堅い動き |
| 通信 | KDDIが堅調 |
| 決算発表銘柄 | 明暗分かれる展開 |
注目銘柄
| 銘柄名 | ポイント |
|---|---|
| ソフトバンクG | 決算後に大幅安 |
| 東京エレクトロン | 米半導体装置株高を好感 |
| KDDI | ディフェンシブで買い |
| トヨタ自動車 | 主力株として底堅い |
| リクルート | ハイテク安の影響 |
今日の主要経済ニュース
| 時刻 | 国 | 指標 | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|
| 08:50 | 日本 | 対外中長期債 | ― | 7137億円 |
| 08:50 | 日本 | 対内株式 | ― | 4946億円 |
| 19:00 | ユーロ圏 | GDP改定値(前期比) | 0.3% | 0.3% |
| 22:30 | 米国 | CPI(前月比) | 0.3% | 0.3% |
| 22:30 | 米国 | CPI(前年比) | 2.5% | 2.7% |
まとめ
日経平均は今週の急上昇の反動もあり、600円超の下落となりました。AI関連への警戒感とソフトバンクグループの大幅安が重荷です。
一方で、半導体装置や通信など一部銘柄は底堅さを見せています。指数全体が下げている局面ほど、資金の向かう先を丁寧に見ていく姿勢が求められます。





