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27日前場の東京株式市場は、日経平均株価が反落して始まりました。前日比およそ380円安の5万8300円台後半で寄り付き、その後は下げ幅を拡大。一時は600円を超える下落となりました。
東京株式市場の状況(2026年2月27日 10時時点)

日経平均は前日までに3日続伸し、今週だけで約2000円上昇していました。その反動もあり、短期的な利益確定売りが優勢となっています。
一方で東証株価指数(TOPIX)は朝方の下落後に切り返し、一時最高値を上回りました。指数ごとの動きの違いが鮮明になっています。
米国市場の影響

前日の米国市場では、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が3日ぶりに反落しました。特にフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は直前まで連日で最高値を更新していましたが、3%超下落しました。
半導体大手エヌビディアの決算は市場予想を上回る内容でした。ただ、AI投資を巡る期待が非常に高まっていたこともあり、材料出尽くしとの見方が広がりました。この流れが東京市場にも波及しています。
東京市場の動き
前場中ごろには海外短期筋とみられる先物売りが断続的に入り、指数主導で下げ幅を広げました。
アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループの3銘柄だけで、日経平均を約660円押し下げたと試算されます。指数寄与度の大きい値がさ株の影響が際立ちました。
個別ではフジクラ、ディスコ、SCREENホールディングスが下落。一方、信越化学工業、テルモ、任天堂は上昇しています。指数は下落しているものの、全面安の展開ではありません。

指数が大きく動く局面では、値がさ株の影響が想像以上に大きくなります。指数だけを見ると弱く感じますが、TOPIXが最高値を更新している点は見逃せません。物色の広がりを丁寧に確認する局面です。
為替市場の動向
27日午前10時時点のドル円相場は1ドル=155円82〜84銭と、前日17時時点に比べ21銭の円高・ドル安でした。
2月の東京都区部CPI(生鮮食品除く総合)は前年同月比1.8%上昇。市場予想の1.7%を上回りましたが、前月の2.0%からは鈍化し、1年4カ月ぶりに2%を下回りました。
インフレの鈍化を受けて実質金利のマイナス幅縮小が意識され、円買いにつながりました。株安によるリスク回避姿勢も円高要因となっています。
今日発表された主な国内経済指標
- 東京都区部CPI(除く生鮮)前年比:1.8%(予想1.7%、前回2.0%)
- 1月鉱工業生産(前月比):2.2%(予想5.5%、前回-0.1%)
- 1月小売業販売額(前年比):1.8%(前回-0.9%)
鉱工業生産は予想を大きく下回りましたが、前年比では2.3%増となっています。景気の底堅さと減速の兆しが交錯する内容です。
人気のテーマ
| 順位 | テーマ |
|---|---|
| 1 | 半導体 |
| 2 | AI関連 |
| 3 | 円高メリット |
| 4 | 防衛 |
| 5 | 内需消費 |
注目銘柄
| 銘柄 | 動き |
|---|---|
| アドバンテスト | 大幅安 |
| 東京エレクトロン | 下落 |
| ソフトバンクG | 下落 |
| 信越化学工業 | 上昇 |
| 任天堂 | 上昇 |
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まとめ
前場は半導体株を中心に売りが広がり、日経平均は一時600円安となりました。ただ、TOPIXは最高値を更新し、相場全体が崩れているわけではありません。
米ハイテク株安、国内経済指標、為替動向が複雑に絡む局面です。指数の値動きだけでなく、どの業種に資金が向かっているのかを見極めることが重要になります。





