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3日午前の東京株式市場は、日経平均株価が続落で始まりました。
寄り付き直後は前日比470円ほど安い5万7500円台後半まで下げ、10時すぎには下げ幅が広がり、前日比620円ほど安い5万7400円台前半で推移しました。
東京株式市場の状況(2026年3月3日)

相場の中心は『中東情勢の悪化→原油高→インフレ圧力の再燃』という連想でした。イラン革命防衛隊がホルムズ海峡の封鎖を伝えたとされ、原油供給への懸念が一気に強まりました。
市場ではコスト上昇が企業業績を圧迫するとの見方が広がり、主力株に利益確定売りが出やすい地合いでした。
東証プライムの売買代金は10時時点の概算で2兆7564億円、売買高は8億7414万株でした。大型株中心に売りが出た一方、テーマ株の一角には買いが残り、売り一色にはなりませんでした。

直近まで日経平均は高値更新が続いていました。きょうの下げは「材料の悪化」だけでなく、「上がりすぎたあとの調整」が同時に出た形に見えます。ニュースの強弱より、値動きの荒さをまず確認したい局面です。
米国市場の影響

前日の米国株は、ナスダック総合が小幅高となり、半導体株指数(SOX)も上昇しました。一方で、中東リスクとエネルギー高の連想が強まり、アジア時間にはリスク回避の空気が優勢でした。
安全資産とされるドルが買われやすく、株は上値が重くなりました。
東京市場の動き
売りの主因は原油高警戒です。原油先物は前週末比4.21ドル(約6.3%)高の1バレル71.23ドルで取引を終えたとされ、燃料・物流コストの上昇が企業収益を圧迫するとの見方が強まりました。
特に、自動車や電機など裾野の広い業種に売りが波及しました。
個別では、ファストリやトヨタ、ソニーG、TDKなど主力株が軟調でした。一方で、米ハイテク株が底堅かった流れを受け、アドバンテストなど値がさの半導体関連に買いが入り、指数の下支え要因になりました。
為替市場の動向
外国為替市場では円が下落し、午前9時時点で1ドル=157円26銭前後、1ユーロ=183円91銭前後で推移しました。
中東情勢を背景に『有事のドル買い』が意識され、ドル高・円安が進みました。
個別銘柄の動き
売り材料が出た銘柄では、住友ファーマが急落しました。2日に新株式発行に係る発行登録(発行予定額の上限1400億円)を決議・公表し、希薄化と需給悪化への警戒が先行しました。
一方、フジクラ、古河電、住友電など電線株は買いが続きました。AI関連の設備投資需要を追い風にしやすいとの見方が背景にあり、相場全体が弱いなかで資金が向かいやすいセクターでした。
なお、相場が荒れやすい日は、複数ソースの株価・材料を突き合わせて『情報の質』を揃える投資家も増えています。
確認作業の手間を減らし、判断のブレを抑えるという意味では、AIツール併用は現実的な選択肢になりつつあります。
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人気のテーマ
| テーマ | きょうの材料 | 代表例(本文登場中心) |
|---|---|---|
| 原油高(エネルギーコスト) | ホルムズ海峡封鎖報道→原油高警戒 | 輸送・燃料影響の連想 |
| 地政学リスク | 中東情勢悪化でリスク回避 | 主力株の利益確定売り |
| 電線(AIインフラ) | 需要期待で資金流入 | フジクラ、住友電、古河電 |
| 半導体(値がさ) | 米ナスダック底堅く下支え | アドバンテスト |
| 商社(資源連想) | 資源高局面で相対的に選好 | 三菱商、豊田通商 |
注目銘柄
| 銘柄 | 動き | 注目ポイント |
|---|---|---|
| ファストリ | 軟調 | 指数寄与度が大きく、下げを目立たせやすい |
| トヨタ | 下落 | 原油高でコスト警戒、円安が支え切らない場面 |
| ソニーG | 軟調 | 主力株売りの流れに巻き込まれやすい |
| アドバンテスト | 買いが入りやすい | 米半導体株高の流れで指数の下支え要因 |
| 住友ファーマ | 急落 | 発行登録(上限1400億円)で希薄化・需給警戒 |
「ファストリ」や「トヨタ」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。
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今日の主要経済ニュース
| 時刻 | 国 | 指標・イベント | 結果 | 前回 |
|---|---|---|---|---|
| 06:45 | NZ | 1月 住宅建設許可件数(前月比) | +1.9% | -4.6% |
| 08:30 | 日本 | 1月 失業率 | 2.7% | 2.6% |
| 08:30 | 日本 | 1月 有効求人倍率 | 1.18 | 1.19 |
| 08:50 | 日本 | 10-12月期 法人企業統計(設備投資、前年同期比) | +6.5% | +2.9% |
| 08:50 | 日本 | 2月 マネタリーベース(前年同月比) | -10.6% | -9.5% |
| 09:30 | 豪 | 1月 住宅建設許可件数(前月比) | -7.2% | -14.9% |
| 09:30 | 豪 | 10-12月期 経常収支 | -211億豪ドル | -166億豪ドル |
| 13:00 | 日本 | 植田和男 日銀総裁 発言 | 予定 | — |
| 19:00 | ユーロ圏 | 2月 HICP(速報、前年同月比) | 予定 | 1.7% |
| 19:00 | ユーロ圏 | 2月 HICPコア(速報、前年同月比) | 予定 | 2.2% |
まとめ
きょうの東京市場は『中東リスクと原油高』が主役となり、日経平均は寄り付きから下値を探る展開でした。円安は進んでいるものの、原油高によるコスト懸念が強く、自動車など輸出株の支えになりにくい場面が目立ちました。
一方で、電線株や半導体の一角など、資金が向かう場所も残っています。ニュースのインパクトが大きい日は、指数全体の方向感と、買われているテーマの継続性を分けて見るのが現実的です。






