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2026年4月9日の東京株式市場は、前日の急騰の反動から利益確定売りが先行し、日経平均株価はもみ合いの展開となった。中東情勢を巡る不透明感や原油高の再燃が上値を抑える一方、押し目買いも入り、方向感に欠ける動きとなっている。
東京株式市場の状況(2026年4月9日 前場)

9日前場の東京株式市場で日経平均株価は前日終値(5万6308円)を挟んでもみ合った。前日に2800円超上昇した反動で利益確定売りが先行し、下げ幅は一時200円を超えた。
ただ、米国とイランの停戦合意を背景とした先高観は残っており、押し目買いも入り、上昇に転じる場面もあった。前場中ごろには再び売りが優勢となり、一時は前日比400円安の5万5900円近辺まで下げ幅を拡大した。
米国市場の影響

8日の米国株式市場では主要3指数がそろって上昇した。米国とイランの停戦合意が好感され、投資家心理が改善したためだ。
ただ、日本株はすでに前日に大幅上昇しており、材料は織り込み済みとの見方が広がった。その結果、東京市場では新規の買い材料にはなりにくく、利益確定売りが優勢となった。
東京市場の動き
個別では、前日に上昇していた半導体関連株に売りが集中した。アドバンテストが一段安となり、レーザーテックやイビデン、村田製作所、太陽誘電なども軟調に推移した。
一方で、ファーストリテイリングやHOYAなど値がさ株は買われ、指数を下支えした。ニトリHDや良品計画といった内需株も底堅く推移している。
東証株価指数(TOPIX)も前日終値を挟んで一進一退となった。
為替市場の動向
外国為替市場では円安が進行した。10時時点では1ドル=158円83〜85銭と、前日夕方比で約63銭の円安・ドル高となった。
原油高による貿易赤字拡大懸念に加え、中東情勢の不透明感を背景にドル買いが優勢となっている。輸入企業による実需のドル買いも観測され、円の下押し要因となった。
個別銘柄の動き
- 下落:アドバンテスト、ソフトバンクG、リクルート、レーザーテック、イビデン
- 上昇:ファーストリテイリング、HOYA、ニトリHD、良品計画、三井物産、豊田通商
人気のテーマ
| テーマ | 概要 |
|---|---|
| 半導体 | 前日の反動で利益確定売り優勢 |
| 資源・エネルギー | 原油高を背景に注目 |
| 防衛関連 | 中東情勢の緊張継続で関心 |
| 内需株 | 相対的に底堅い動き |
| 商社株 | 資源高メリット期待 |
注目銘柄
| 銘柄 | ポイント |
|---|---|
| アドバンテスト | 前日急騰の反動で下落 |
| ファーストリテイリング | 指数寄与で買い支え |
| HOYA | ディフェンシブ買い |
| 三井物産 | 資源高メリット期待 |
| ニトリHD | 内需株として底堅い |
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今日の主要経済ニュース
| 指標 | 結果 | ポイント |
|---|---|---|
| 米GDP(確定値) | 0.7% | 市場予想通り |
| 米PCEデフレーター | 2.8% | インフレ鈍化継続 |
| 米新規失業保険申請 | 20.2万件 | 労働市場は安定 |
| 日本対外証券投資 | -2.4兆円 | 資金流出継続 |
まとめ
9日の東京市場は、前日の急騰の反動から利益確定売りが優勢となり、日経平均はもみ合いから下げ幅を拡大した。原油高や中東情勢の不透明感が上値を抑えている。
一方で押し目買いも入り、相場は完全な弱気には傾いていない。今後は原油価格と為替動向、そして企業決算が重要な材料となる。




