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10日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比660円高の5万6500円台で始まった。その後も上げ幅を広げ、10時時点では850円高の5万6700円台半ばで推移。一時は900円を超える上昇となりました。
前日の米株式市場では主要3指数がそろって上昇。ダウ工業株30種平均は前日比275ドル(0.57%)高の4万8185ドルと約1カ月ぶりの高値を付けました。
半導体株の上昇が目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は連日で過去最高値を更新。この流れを受けて東京市場でも半導体関連株に買いが広がっています。
東京株式市場の状況(2026年4月10日前場)

日経平均は寄り付き直後から買いが優勢となり、上げ幅は一時700円を超えた。値がさ株主導の上昇となっており、指数寄与度の高い銘柄の動きが全体を押し上げています。
一方、東証株価指数(TOPIX)は伸び悩み、一時下げに転じました。医薬品や食品など内需ディフェンシブ株に売りが出ており、相場は銘柄ごとの強弱が分かれています。
米国市場の影響

米国市場ではハイテク株が主導する形で上昇。半導体株の強さが際立ち、投資家のリスク選好姿勢が維持されています。
この影響を受けて、日本市場でもアドバンテストや東京エレクトロンなどの値がさ株に買いが入り、日経平均の上昇をけん引しています。
東京市場の動き
個別では、業績予想を引き上げたファーストリテイリングが大幅高となり、アドバンテストとあわせて日経平均を約600円押し上げました。指数寄与度の高い2銘柄で上昇の大半を占める構図となっています。
また、株価指数オプション4月物の特別清算指数(SQ)値は5万6572円89銭(QUICK試算)となっています。現値がSQ値を上回る水準で推移しており、先物主導の買いが入りやすい地合いとなっています。
為替市場の動向
外国為替市場では円安が進行した。10時時点では1ドル=159円20銭台と、前日17時時点に比べ円安・ドル高となりました。
原油価格の高止まりを背景とした貿易赤字懸念に加え、この日は「5・10日」にあたり輸入企業によるドル買い需要が強まった。中値決済に向けた実需のドル買いが円相場の重荷となっています。
円は対ユーロでも下落し、1ユーロ=186円台前半で推移しています。
個別銘柄の動き
上昇銘柄ではフジクラ、東京エレクトロン、ファナック、キオクシアが上げ幅を拡大した。半導体関連と設備投資関連の強さが目立っています。
一方、KDDIや中外製薬、ソフトバンクグループは下落した。内需株や通信株には利益確定売りが出ています。
人気のテーマ
- 半導体(米SOX指数が連日で最高値更新)
- 生成AI(データセンター投資拡大期待)
- 防衛(中東情勢の不透明感が継続)
- 資源エネルギー(原油価格の高止まり)
- 円安メリット(輸出関連に追い風)
注目銘柄
- ファーストリテイリング(業績上方修正)
- アドバンテスト(半導体市況の強さ)
- 東京エレクトロン(設備投資需要)
- フジクラ(電線・データセンター関連)
- ファナック(FA需要の回復期待)
「ファーストリテイリング」や「アドバンテスト」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。
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今日の主要経済ニュース
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- 今夜:米3月CPI発表(市場の最大注目材料)
まとめ
10日の東京市場は、米株高と中東情勢の緊張緩和を背景に反発した。半導体株とファーストリテイリングが相場をけん引し、日経平均は一時900円超高まで上昇しました。
一方で、TOPIXが弱含む場面もあり、指数主導の上昇が目立つ展開となっています。値がさ株への依存度が高く、相場の広がりには欠ける状況です。
今後は11日に予定される米国とイランの交渉と、今夜発表の米CPIが次の材料となります。外部要因に左右されやすい地合いが続いています。

今回の上昇は「半導体+ファストリ」という限られた銘柄による押し上げが中心です。指数は強く見えますが、TOPIXが伸び悩んでいる点は注意が必要です。相場の地合いを判断する際は、指数だけでなく値上がり銘柄数やセクターの広がりにも目を向けておきたいところです。




