【4月28日】日経平均は反落、一時400円超安 初の6万円突破後に利確売り、アドテストは好決算も「材料出尽くし」

目次

佐藤真理子
忙しい方のために4月28日のマーケット情報を1分で把握できるようにわかりやすくまとめました。

 

昨日の東京株式市場は、終値として史上初めて「6万円」の大台に乗せるという歴史的な一日となりました。しかし本日28日は、その達成感から一転して調整含みの展開となっています。

 

寄り付きから利益確定売りが先行し、一時は大台を割り込む場面も見られるなど、節目を巡る攻防が続いています。

 

 

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東京株式市場の状況(2026年4月28日)

今日の東京株式市場

 

アドバンテストの決算反応

本日の相場の重荷となっているのが、半導体関連の主力株であるアドバンテスト(6857)の急落です。

 

同社が27日に発表した2027年3月期の純利益見通しは、3年連続の過去最高益更新を見込む非常に強い内容でした。しかし、市場ではAI需要を背景としたさらなる上振れを期待する声が強かったため、結果として「材料出尽くし」の売りを誘発。

 

指数寄与度の高い同銘柄の下落が、日経平均を200円超押し下げる要因となりました。

 

 

日銀会合と中銀ウイーク

投資家の様子見姿勢を強めているのが、今週予定されている「中銀ウイーク」です。

 

本日28日は日銀の金融政策決定会合の結果公表が焦点となっており、政策金利は0.75%で据え置きとの見方が大勢を占めています。

 

同時に出される「展望リポート」での物価見通しや、夕方に予定されている植田総裁の記者会見で追加利上げへの意欲が示されるかに注目が集まっており、発表を前に持ち高を整理する動きが目立ちました。

 

 

為替市場の動向

外国為替市場では、1ドル=159円台半ばで推移しています。

 

原油先物相場の高止まりによる貿易収支悪化への懸念から円売り・ドル買いがじりじりと進行。片山さつき財務相が記者会見で「投機的な動きに対し断固とした措置をとれる」と円安を牽制しましたが、日銀会合の結果待ちという空気もあり、相場の反応は限定的でした。

 

 

個別銘柄の動き

アドバンテストのほか、東京エレクトロン(8035)やソフトバンクグループ(9984)といった半導体・AI関連株が利益確定売りに押されています。また、日立(6501)やファナック(6954)など値がさ株も軟調です。

 

一方で、内需・バリュー株の一角には、ハイテク株からの資金シフトや押し目買いの動きも一部で見られ、相場全体が悲観一色になっているわけではありません。

 

佐藤真理子

「6万円」という未知の領域に達したことで市場のハードルは一段と高くなっています。アドバンテストの好決算が売られた事実は、今の相場がいかに「期待」で買われていたかの証左と言えるでしょう。

こうした局面では目先のボラティリティに一喜一憂せず、日米の金融政策といった大きな流れを冷静に見極める姿勢が重要です。

 

 

人気のテーマ

順位 テーマ名 概況
1 6万円大台の攻防 史上初の終値6万円突破を受け、達成感と先高観が交錯
2 日銀会合と展望リポート 物価見通しの上方修正予測が、今後の利上げペースを占う鍵に
3 材料出尽くし(セルザファクト) 期待値が高かった半導体関連株に、決算発表後の利確売り
4 中銀ウイークの警戒 日銀、米FOMCと続く中央銀行の政策決定を前に様子見
5 バリュー・内需株へのシフト ハイテク調整を受け、建設や金融など出遅れ銘柄を物色する動き

注目銘柄

銘柄名(コード) 特徴 今日の動き
アドバンテスト(6857) 半導体検査装置 最高益予想も「期待への届かなさ」から急落し、指数の重荷に
ソフトバンクグループ(9984) 投資会社 AI関連銘柄の調整に連動し、利益確定売りに押される展開
東京エレクトロン(8035) 半導体製造装置 ハイテク株全体の利確売りに押され、マイナス圏で推移
ファーストリテイリング(9983) 衣料品大手 指数が軟調な中、比較的底堅い動きを見せ下値を支える
鹿島(1812) 大手ゼネコン 内需・バリュー買いの流れを受け、堅調な推移が続く

 

「ソフトバンクグループ(9984)」や「アドバンテスト(6857)」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。

 

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今日の主要経済ニュース

項目 内容
日銀、金融政策の結果発表へ 金利据え置き予想の中、物価見通しや総裁会見が焦点
アドテスト、3年連続最高益へ 2027年3月期も成長継続を見込むが、株価は反落の反応
米ナスダック・S&P500最高値 米ハイテク株高は継続するも、日本株は独自の調整局面

 

 

まとめ

昨日の歴史的な興奮を経て、市場は一度冷静さを取り戻そうとしています。日経平均が「6万円」という新たなステージに定着できるかどうかは、今日の日銀会合の結果、そして植田総裁の記者会見にかかっています。

 

一時は400円超下げましたが、大台近辺での押し目買い意欲も根強く、相場が完全に崩れたわけではありません。

 

まずは昼ごろの発表、そして15時半からの会見を慎重に見守りましょう。

 

 

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