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2026年6月18日の東京株式市場は、前日の米半導体株高や地政学リスク緩和への期待感を追い風に、朝方から買いが先行する展開となりました。
日経平均株価は続伸して始まり、取引時間中として初めて7万1000円台に乗せる場面がありました。その後は、節目到達による達成感からの利益確定売りや、米国の金融政策を巡る動きを受けて前日の米主要株価指数が軟調に推移したことが意識され上値が抑えられたものの、前日終値を大きく上回る高値圏で底堅く推移しています。
市場では、前日の米フィラデルフィア半導体株指数の上昇を受けて、主力半導体関連銘柄を中心に海外勢とみられる株価指数先物への買いが相場を支えました。
また、米国とイランを巡る合意報道を受け、投資家心理が強気に傾いたことも地合いの押し上げ要因となっています。一方、外国為替市場では米FOMCの結果公表などを背景に円売り・ドル買いが意識され、円相場は1ドル=160円台後半まで円安が進行しています。
前場の動きを詳しく解説します。
■ 東京株式市場の状況(2026年6月18日前場)

・米半導体株高と地政学リスク緩和の報道を受け、初の7万1000円台へ上値伸長
18日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まりました。前日の米市場で主要な半導体関連銘柄が買われた流れを引き継ぎ、東証でも関連銘柄に物色が向かいました。また、米メディアによる米国とイランの合意に関する報道を受けて地政学リスクが後退。景気下振れリスクの緩和が意識され、取引時間中として初の7万1000円大台に乗せる展開となりました。
・大台達成感による利益確定売りと、米株の軟調な動きが上値を抑制
前場中ごろにかけては上昇の勢いが一服しました。初の大台乗せとなったことで、生損保や地銀などの国内実需筋から持ち高調整や利益確定の売りが出たほか、前日まで開かれた米連邦公開市場委員会の結果や金利見通しを受けて米主要株価指数が軟調に推移したことが重荷となりました。先行きへの警戒感も内包するなか、前引けにかけては高値圏でのもみ合いとなっています。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、前日の最高値を上回って推移しています。
■ 外為市場の動き:米金融政策への関心と日本株高を背景に、160円台後半へ円安進行
外国為替市場での円相場は、前日の米FOMCの結果公表や金利見通しの発表、さらには東京市場での株高を受け、円売り・ドル買いが意識され1ドル=160円台後半へ円安が進行する展開となりました。一時は160円76銭近辺まで下落する場面がみられています。
米FOMCの発表内容を受けて日米金利差が改めて意識されやすいなか、東京市場で日経平均が大幅に上昇したことも円売りを促した模様です。海外投資家による含み益の為替ヘッジ目的の円売りや、投機筋による動きが指摘されているほか、国内輸入企業の実需によるドル買い・円売りが確認されたことも円相場の重荷となっています。

本日、米国とイランを巡る合意報道や、米半導体株高という心強い追い風を受け、日経平均は取引時間中に史上初となる「7万1000円台」へ到達しました!昨日までの勢いを引き継ぎ、先物主導の強い買いが先行する華やかなスタートとなりましたね。
ただ、そこからの動きは少し慎重なムードも出ています。大台に乗せたことによる達成感から、国内の生損保や地銀といった実需筋からの利益確定・持ち高調整の売りが上値を抑えたほか、昨晩の米FOMCの結果や金利見通しを受けて米国株主要指数が軟調だったことも、市場の警戒感を誘いました。そのため、前場中ごろからは一転して上昇の勢いが一服する形となっています。
銘柄別では、ソフトバンクグループが上げ幅を拡大しているほか、東京エレクトロン、村田製作所、TDK、さらに金利動向や地合いの強さを背景に三菱UFJなどの銀行株がしっかりと買われて相場を支えています。その一方で、景気敏感株や小売関連の一角には利益確定売りも出るなど、全体としては強弱感が交錯する展開です。
為替が1ドル=160円台後半まで円安が進んでいる点も、海外勢のヘッジ動きに影響を与えている模様です。この達成感の売りをこなし、後場に再び底堅さを維持できるかどうかが本日の焦点になりそうですね。
■ 前場の注目テーマ
- 米半導体株高を映した買い先行:米SOX指数の上昇を受け、国内主力半導体・AI関連株に海外勢らの先物買いが流入。
- 地政学リスクの緩和報道:米国とイランを巡る合意報道を受け、景気下振れ懸念が後退し投資家心理が改善。
- FOMC通過と大台達成感の交錯:米FOMCの結果・金利見通しを受けた米株の軟調な動きや、初の7万1000円台到達にともなう利益確定売りが上値を抑制。
- 為替の160円台後半への円安進行:株高に伴う海外勢の為替ヘッジや実需のドル買い等により、一時160円76銭近辺まで円下落。
■ 前場の注目銘柄
- ソフトバンクグループ(9984):前日は上値の重い展開でしたが、本日は一転して前場にかけて上げ幅を拡大する底堅い動き。
- 東京エレクトロン(8035):米半導体関連株の上昇を追い風に買いが先行し、前場は高値圏を維持する推移。
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):金融政策や長期金利の動向が意識されるなか、銀行株セクター全体でしっかりとした動き。
- ソフト系・ハイテク部品株の一角(村田製作所・TDKなど):米ハイテク関連株の動きや地合いの強さを背景に物色され、相場を支える展開。
- 輸出・景気敏感株の一部:為替が円安に振れているものの、初の7万1000円大台達成に伴う利益確定売りに押され、一部で強弱感が対立。
「東京エレクトロン(8035)」や「ソフトバンクグループ(9984)」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。
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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)
- 米国とイランを巡る合意が報道される。 地政学リスクの緩和にともなう原油価格などの動向が意識され、投資家心理の改善に寄与。
- 米FOMCは政策金利を据え置き。 金利見通し等の内容を受けて米主要株価指数は軟調に推移し、東京市場でも上値を抑える要因に。
- 東京外国為替市場で1ドル=160円台後半へ円安が進行。 日本株高に伴う為替ヘッジの動きや実需のドル買いなどが重なり、一時160円76銭近辺まで下落。
■ まとめ
2026年6月18日前場の東京株式市場は、前日の米半導体株高や地政学リスクの緩和にともなう合意報道を好感し、日経平均株価は取引時間中として初めて7万1000円台に乗せる歴史的な節目を記録しました。海外勢主導とみられる先物買いが相場を大きく押し上げる形となりました。
しかしその後は、初の大台到達にともなう国内実需筋からの利益確定売りや、米FOMCの発表内容を受けた米株の軟調な推移への警戒から、徐々に上昇の勢いは一服。東証プライム市場ではソフトバンクグループや東京エレクトロンなどの半導体関連株、底堅い動きをみせる銀行株が相場を支える一方、一部銘柄には利益確定の売りが出るなど物色には濃淡が出ています。
後場にかけて、この大台達成に伴う売りを吸収して高値圏を維持できるかが注目されます。




