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2026年6月24日の東京株式市場で日経平均株価は、前日の米国市場における人工知能・半導体関連株の下落を引き継ぎ、朝方から非常に荒い値動きとなりました。
寄り付き直後に下げ幅は一時500円を超えたものの、前日に2,565円安となった反動から自律反発狙いの押し目買いが入り、一時プラス圏に浮上する場面もみられました。
しかし、前場中ごろには再び軟調となり、一進一退の激しい攻防が続いています。
相場の重荷となっているのは、前日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数が大幅安となった流れです。
東京市場でも東エレクやアドテスト、フジクラといった主力AI・半導体関連株に売りが先行しました。さらに、日経平均の予想変動率を示すボラティリティ・インデックスが一時40を上回るなど、リスク回避の持ち高調整売りを誘っています。
一方で、前日に大幅下落し日本株の売りを加速させた韓国総合指数が本日は反発して始まったことが、市場の心理面の支えとなりました。投資家の関心は、本日発表される米マイクロン・テクノロジーの決算へと移っています。前場の動きを詳しく解説します。
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■ 東京株式市場の状況(2026年6月24日前場)

・米SOX指数の下落を嫌気し一時500円超安、急ピッチな株高の反動で売り先行
24日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は、続落してスタートしました。前日の米市場でナスダック総合株価指数が2%超下落したほか、SOX指数が大幅安となったことが直撃し、東京市場でもAI・半導体関連を中心に利益確定売りが加速。
日経平均は瞬く間に下げ幅を500円以上に広げる波乱の展開となりました。しかし、前営業日に2,565円安と記録的な大暴落を演じていたこともあり、下値では自律反発狙いの買いが入り、一時プラス圏に浮上するなど、ボラティリティの非常に高い値動きをみせました。
・日経VIは一時40を突破、韓国株の反発や個人投資家の押し目買いが下支え
買い一巡後の前場中ごろにかけて、日経平均は再びマイナス圏へと沈み、前日比300円ほど安い6万9,400円台後半へ押し戻されるなど不安定な軌道を描いています。
日経平均VIが連日で上昇し、投資家の心理的リスクの目安とされる40を一時突破したことで、リスク管理目的の売りが出やすくなっている模様です。
個別では東エレクなどの半導体関連株が指数の重荷となった一方、韓国株の反発や、下値での個人投資家などによる押し目買いが相場を下支えしています。東証株価指数は反発基調を維持しており、プライム市場の売買代金は10時時点で3.4兆円を超える活発な商いとなっています。
■ 外為市場の動き:中値決済のドル不足と米金利先高観で161円台後半へ下げ拡大
外国為替市場での円相場は、米景気の底堅さを背景としたドル買いが優勢となり、円は下げ幅を拡大しました。為替市場では1ドル=161円台後半での推移となっています。
前日に発表された6月の米製造業PMI速報値がおよそ4年ぶりの高水準となったことを受け、市場では米連邦準備理事会による年内の利上げ観測が浮上。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが継続しています。
また、10時前の中値決済に向けて「ややドル不足」の需給状況が伝えられ、国内輸入企業などの実需筋による円売り・ドル買いが、為替市場における1ドル=161円台後半での推移を後押ししました。一方、対ユーロではやや円高方向で推移しており、ユーロは対ドルでの下落が目立っています。

昨日の2,565円安という記録的な大暴落に続き、今日の前場もジェットコースターのような激しい乱高下となりましたね。朝方にいきなり500円安まで突っ込んだかと思えば、一時はプラス圏まで急激に跳ね上がるなど、息をつく暇もない展開でした。
この荒波の主因は、何といっても米国の半導体株が大幅に下落したことです。
これを受けてハイテク株には持ち高調整の売りが続いており、日経平均の警戒感を示す指標も一時40を超えるなど、市場全体が神経質になっています。
ただ、ここからの日本株は非常に底堅い一面も見せています。昨日一緒に崩れた韓国株がしっかり反発していることや、「この押し目を待っていた」という個人投資家のみなさんの買いが下値をきっちり支えている構図です。
個別をみても、半導体関連株の一部が売られる一方で、主力株の一角には買い戻しが入る動きもみられます。
市場の目線は、このあと発表される米マイクロンの決算に完全にシフトしていますね。この内容次第では、再びAI・半導体主導の強いトレンドが戻ってくる期待もあります。
後場もボラティリティの高い状態が予想されますので、一喜一憂せず、ここからの値動きも引き続き注目されます。大局のトレンドを冷静に見極めていきましょう。
■ 前場の注目テーマ
- 日経平均VIが一時40突破、リスク回避売りと押し目買いの強烈な交錯:大幅な下げを記録した翌日とあって自律反発狙いの買いが入る一方、変動率急上昇による警戒売りの綱引き。
- 米SOX指数が大幅安:AI関連の過熱感から利益確定売りが米市場で噴出し、国内の半導体ハイテクセクターにも波及。
- 韓国株(KOSPI)の反発:前日大幅に下落し日本株の重荷となった韓国市場の持ち直しが、市場の心理面の支えに。
- 米マイクロンの決算待ち:今晩の決算発表を前に、結果次第での半導体トレンド再加速への期待と見極め姿勢が交錯。
■ 前場の注目銘柄
- キオクシア・ソフトバンクグループ(9984)・ソニーグループ(6758):前日の大幅安からの自律反発狙いや、個別材料を背景とした主力株の一角に買い戻しが入った。
- 村田製作所(6981)・パナソニックHD(6752)・イビデン(4062):ハイテク株の一部が下落する中でも、下値での押し目買いが活発に入り堅調な推移。
- 東京エレクトロン(8035)・アドバンテスト(6857)・フジクラ(5803):米半導体株安の直撃を受け、前日に続き利益確定や持ち高整理の売りに押される展開。
- 信越化学工業(4063)・KDDI(9433):主力大型株の一角として、市場全体のリスクオフムードに伴う売りに押され前場は軟調な動き。
「ソニーグループ(6758)」や「ソフトバンクグループ(9984)」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。
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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)
- 6月の米製造業PMI速報値が約4年ぶりの高水準。 米景気の底堅さが証明された一方、FRBによる年内利上げ観測が台頭し、米金利先高観が強まる。
- 5月企業向けサービス価格指数は前年同月比3.3%上昇。 事前予想(3.3%)通りの着地となり、国内の緩やかなインフレトレンドを裏付け。
- 10時前の中値決済は「ややドル不足」。 国内輸入企業など実需筋による円売り・ドル買いが活発化し、為替市場で一時161円台後半へ円安が進行。
■ まとめ
2026年6月24日前場の東京株式市場は、前日の米半導体株下落を受けた売りと、歴史的大暴落を経た国内勢の押し目買い意欲が真っ向から衝突する、極めてボラティリティの激しい乱高下となりました。
日経平均株価は寄り付き直後に一時500円超安まで売り込まれた後、プラス圏へ浮上する場面がみられたものの、前場中ごろには日経VIの上昇に伴うリスク回避売りから再び軟調となるなど、方向感の定まらない展開となりました。
市場の視線は目先の為替動向や韓国株の反発動向を睨みつつも、今晩発表される米マイクロン・テクノロジーの決算に集中しています。
この決算内容が市場の期待を超えれば、再びAI・半導体が主導する上昇トレンドへ回帰するとの見方も根強く、下値では個人投資家をはじめとする実需の買いが活発に機能しています。
後場も引き続きボラティリティの高い展開が予想され、マイクロンの決算発表を前に利益確定と押し目買いが交錯する神経質な値動きが続きそうです。




