【6月26日】日経平均は大幅反落 最高値更新の反動や米主要ハイテク株安の流れで

目次

佐藤真理子
忙しい方のために6月25日のマーケット情報を1分で把握できるようにわかりやすくまとめました。

2026年6月26日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落する展開となりました。寄り付きから売りが先行し、前日に日経平均が最高値を更新していた反動から、短期的な過熱感を意識した調整売りが広がっています。

 

さらに、前日の米株式市場で主要ハイテク株が下落した流れも相場の重荷となり、方向感の定まらない展開が続いています。前場の動きを解説します。

 

相場を下押ししているのは、これまで上昇を牽引してきた人工知能・半導体関連株への手仕舞い売りです。前日の米市場では、主要な半導体・大型テック株を中心に調整売りが広がっており、東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好となりました。また、ソフトバンクグループの下落が指数の重荷となったことも投資家心理に影響を与えています。

 

一方で、全面安には至らず、下値では押し目買いが入る銘柄もみられます。東証プライム市場では、活発な商いを伴いながら売り買いが交錯する展開となっています。

 

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■ 東京株式市場の状況(2026年6月26日前場)

今日の東京株式市場

・最高値更新の反動と米ハイテク株安で反落、7万円の節目を意識した展開に
26日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落して始まりました。前日に最高値を更新していた反動もあり、朝方から調整売りが先行。日経平均は一時急落する場面もみられるなど、7万円の節目を意識した神経質な展開となりました。前日の米市場において、主要なテック株や半導体株の下落が、日本株の上値を強く抑えています。

 

・主力株の下落が重荷に、東京CPIは市場予想通りの着地
前場中ごろにかけても、日経平均はマイナス圏での推移が続きました。個別ではソフトバンクグループが軟調となり、指数の押し下げ要因となっています。また、朝方に発表された6月東京都区部消費者物価指数は前年同月比1.6%となり、市場予想と一致しました。前回(1.3%)からの加速によりインフレ傾向の継続が示されたものの、市場の主因はあくまで米株安の波及とみられます。

個別ではアドテストや東エレク、キオクシアなどの半導体関連株が軟調となる一方、ルネサスや花王、住友電など、下値で押し目買いが入る銘柄もみられ、まちまちの展開となっています。

 

■ 東京株式市場・前場の株価動向一覧

セクター/指標 主な銘柄・値動き 市場の背景・要因
指数動向 日経平均株価、大幅反落
東証株価指数(TOPIX)も反落
前日の最高値更新に対する持ち高調整の動き。7万円の節目を意識した展開。
売り先行銘柄 ソフトバンクグループ、アドバンテスト
東京エレクトロン、キオクシア
TDK、太陽誘電、ディスコ
米ハイテク株安に伴う、短期的な過熱感からの調整売り。SBGの下落も指数の重荷に。
買い先行銘柄 ルネサスエレクトロニクス、花王
ダイキン工業、味の素、住友電気工業
三井物産
地合悪化の中でも、割安感や個別材料を背景とした下値での押し目買い。

 

■ 外為市場の動き:米景気の底堅さを背景に161円台後半、月末要因の実需取引も意識

外国為替市場での円相場は、米景気の底堅さを背景とした日米金利差などを要因に円売り・ドル買いが優勢となり、1ドル=161円台後半の小動きで推移しています。前日夕方の水準と比較しても、概ね横ばい圏での微々たる変動にとどまっています。

 

朝方発表の6月東京都区部CPIの加速は日銀の利上げ観測を意識させたものの、根強い金利差要因が下支えとなり、円相場の方向感は限定的です。

 

10時前の中値決済に向けては、月末要因で実需の動きが意識されたものの、市場関係者からは「需給の偏りはあまりない」との声が聞かれ、実需筋の動きが円相場に与えた影響は限られました。一方、対ユーロでも概ね前日並みの水準で推移しています。

 

佐藤真理子

昨日の最高値更新から一転、今日の前場は大きな押し戻しを喰らう展開となりました。7万円の節目を意識しながら、相場は非常に激しい調整局面に入っています。

 

本日の下落の背景には、米国の主要なハイテク株が下落した流れがあります。また、国内では主力処のソフトバンクグループの下落が、市場全体の重荷となりました。朝方に発表された東京CPIが1.6%となり、国内のインフレ傾向が維持されていることも、調整売りを急がせる一因となった模様です。

 

ただ、全面安には至らず、下値では押し目買いが入る動きも見られます。半導体関連の一部が売られる一方で、ルネサスや住友電、花王、三井物産といった銘柄の一角にはしっかりとした買いが確認されています。

 

目先は急ピッチな上昇に対する過熱感の調整の局面ですが、ここで過熱感が和らげば、再び市場が落ち着きを取り戻す土台になります。後場も神経質な展開が予想されますが、ここからの値動きも引き続き注目されます。冷静に状況を見極めていきましょう!

 

■ 前場の注目テーマ

  • 最高値更新の反動と過熱感の調整:前日に最高値を更新したことで、短期的な達成感および手仕舞いの調整売りが集中。
  • 米ハイテク・半導体株の調整:米国市場での主要ハイテク銘柄の下落を背景に、国内のハイテクセクターにも同様の動きが波及。
  • 国内インフレの推移(東京CPI 1.6%):市場予想通りの着地ながらも前回(1.3%)から加速。日銀の追加利上げ観測が一部で意識され、株価の上値を抑制。
  • 主力株の下落:ソフトバンクグループの下落が、投資家心理に影響。

 

 

■ 前場の注目銘柄

  • ソフトバンクグループ(9984):軟調に推移し、日経平均の主な下押し要因となる。
  • 東京エレクトロン(8035)・アドバンテスト(6857)・キオクシア・ディスコ(6146):前日の急上昇の反動に加え、米テック株安の流れから主力半導体関連株に調整売りが先行。
  • ルネサスエレクトロニクス(6723)・住友電気工業(5802):ハイテク株の一部が軟調となる中、下値では押し目買いが流入し堅調な動き。
  • 花王(4452)・ダイキン工業(6367)・三井物産(8031):全体市場の調整ムードの中で、内需や個別材料を背景とした底堅さが意識され上昇。

 

「東京エレクトロン(8035)」や「ソフトバンクグループ(9984)」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。

 

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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)

  • 6月東京都区部CPI(生鮮除く)は前年同月比1.6%に加速。 市場予想(1.6%)と一致したものの、前回(1.3%)から伸びが拡大。
  • 米主要ハイテク・半導体株の下落。 前日の上昇に対する反動から主要なテック株が軟調となり、東京市場の重荷に。
  • 月末を迎え実需の売買が意識された外為市場。 10時前の中値決済に向けては「需給の偏りはほぼなし」。為替は1ドル=161円台後半の小動き。

 

■ 今後の注目経済指標(海外・本日夜間発表)

  • 21:00 メキシコ 5月貿易収支(予想:48.90億ドル / 前回:45.20億ドル)
  • 21:30 米国 5月卸売在庫 [前月比](予想:0.4% / 前回:0.5%)
  • 23:00 米国 6月ミシガン大学消費者態度指数・確報値(予想:50.0 / 前回:48.9)

 

■ まとめ

2026年6月26日前場の東京株式市場は、前日の過去最高値更新から一転、大幅な反落局面となりました。

 

上昇を牽引してきたAI・半導体関連株に対して短期的な過熱感を意識した調整売りが広がったことに加え、主力株であるソフトバンクグループの下落、さらに朝方発表の東京CPIを受けた利上げへの思惑などが重なり、市場全体で持ち高調整の動きが優勢となりました。

 

日経平均は前場の取引の中で一時急落する場面もみられ、7万円の節目を意識した展開となりましたが、全面安には至らず、下値では自動車関連株や内需銘柄の一角に押し目買いが入り、相場を支える構造も確認されています。外為市場では中値の偏りは少なかったものの、米利上げ観測や金利差を背景に161円台後半での推移となっています。

 

後場も米先物市場の動きを睨みつつ、今晩の米ミシガン大学消費者態度指数などの経済指標発表を前に、ハイテク株の調整と押し目買いが交錯する展開が続きそうです。

 

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