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2026年7月1日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まりました。
前日の米株式市場でハイテク銘柄が買われ、主要3指数がそろって上昇した流れが追い風となり、寄り付き直後には前日に比べ1700円ほど高い7万1700円台まで水準を切り上げる場面がみられました。
人工知能・半導体関連株を中心に買いが入り、日経平均の上げ幅は一時1900円を超えました。しかし、買い一巡後は利益確定売りに押されて上値が重くなり、午前11時すぎには7万300円台まで上げ幅を縮小するなど、前場は激しい値動きとなりました。前場の動きを解説します。
相場を牽引したのは、前日の米ハイテク株高に加え、朝方に発表された日銀の6月全国企業短期経済観測調査の好結果です。
企業の景況感を示す業況判断指数は大企業・製造業でプラス22となり、市場予想を上回って約8年3カ月ぶりの高水準を記録。
国内景気の底堅さが意識されたことが株価の支えとなりました。一方、外国為替市場では1ドル=162円77銭近辺まで下落し、歴史的な安値水準を記録。金利差意識や中値決済に向けた実需のドル買いなどが円の重荷となっています。
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■ 東京株式市場の状況(2026年7月1日前場)

・米株高と日銀短観DIの上振れを受け、一時1900円超高まで急騰
1日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続進して始まりました。
6月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均が続伸し連日で最高値を更新したほか、主要な半導体関連銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数が4%近く上昇。AI投資を巡る先行き不安が和らいだことから、東京市場でも東エレクやアドテスト、ソフトバンクグループなどAI・半導体関連株に改めて買いが向かいました。
さらに、朝方の日銀短観で大企業・製造業の業況判断DIがプラス22と市場予想を上回り、2018年3月調査以来の高水準となったことも投資家心理を強気にさせました。
・買い一巡後は利益確定売りで上げ幅を縮小、主力株の一角が下げに転じる
しかし、日経平均株価が一時1900円を超える上げ幅を記録した後は、利益確定売りに上値を抑えられました。
朝方に高く始まったキオクシアやフジクラなど関連株の一角が下げに転じたほか、東エレクやアドテスト、ソフトバンクグループなども高値圏では売りが出やすくなり、日経平均は午前11時すぎに7万300円台まで上げ幅を縮小する展開となりました。
個別では、KDDIや中外製薬、テルモが売られたほか、ニトリHDやJ.フロント リテイリングも下落。10時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆2690億円、売買高は6億5242万株となっています。
■ 東京株式市場・前場の株価動向一覧
| セクター/指標 | 主な銘柄・値動き | 市場の背景・要因 |
|---|---|---|
| 指数動向 | 日経平均:一時1900円超高、のち7万300円台へ縮小 TOPIX:続進、高値圏で上値重い |
米ハイテク株高と短観DIの上振れで急騰するも、急ピッチな上昇への警戒から利益確定売りに押される。 |
| 堅調に推移した銘柄 | 東エレク、アドテスト、SBG、イビデン 太陽誘電、TDK、スクリン、レーザーテク、味の素、村田製 |
米SOX指数が4%近く急上昇した流れを受け、国内の半導体・電子部品関連株に買いが先行。 |
| 下落・反転銘柄 | キオクシア、フジクラ(朝高後に下落に転じる) KDDI、テルモ、中外薬、ニトリHD、Jフロント |
目先の利益を確定する売りに押されたほか、資金シフトの影響で一部のディフェンシブ株や内需株が軟調。 |
■ 外為市場の動き:一時162円77銭近辺、歴史的な安値水準を記録
1日午前の東京外国為替市場で、円相場は下げ幅を広げる展開となりました。
10時時点は1ドル=162円69〜70銭と前日17時時点と比べて44銭の円安・ドル高で、10時前には一時162円77銭近辺と歴史的な安値水準を記録しました。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが続いているほか、実需の円売りや日経平均株価の上昇にともなう海外勢の為替ヘッジの円売りが相場を押し下げています。
朝方の日銀短観で国内景気の底浅さが示されたものの、市場では政府・日銀による利上げや介入への思惑が交錯し、円買い戻しには繋がりませんでした。
また、10時前の中値決済に向けては、月初の実需に絡む円売り・ドル買いが膨らみ、市場ではドル不足を指摘する声が多く聞かれました。なお、円は対ユーロでは1ユーロ=185円61〜64銭近辺の安値圏で推移しています。

7月最初の取引となった今日の前場は、非常にダイナミックなロケットスタートとなりました。朝方は米国のダウ平均の最高値更新やSOX指数の大幅上昇を受けて、日経平均も寄り付き直後に一時1700円ほど高い7万1700円台をつけ、上げ幅は一時1900円を超える猛烈な勢いをみせました。
さらに本日発表された「日銀短観」では、大企業・製造業の業況判断DIが市場予想を大きく上回るプラス22を記録。国内の景気懸念が和らいだことで、株価の強力なサポート材料となっています。
ただ、買い一巡後は急ピッチな上昇に対する警戒感から利益確定売りが出やすく、朝高だったキオクシアやフジクラが下げに転じたほか、日経平均も11時すぎには7万300円台まで上げ幅を縮小するなど、上値の重い動きもみられます。
為替市場では一時1ドル=162円77銭近辺まで円安が進み、歴史的な安値水準を記録。中値にかけての実需の動きなども影響しているようです。後場もこの売り圧力と為替の動向に注目していきましょう!
■ 前場の注目テーマ
- 6月日銀短観の大企業製造業DIが上振れ:プラス22と市場予想(プラス16)を上回り、約8年3カ月ぶりの高水準を記録。
- 米ハイテク・半導体株の急反発:米市場でSOX指数が4%近く急上昇。AI投資への期待が再燃し、国内半導体関連の追い風に。
- 歴史的な安値水準を記録:実需のドル買いや日米金利差意識から一時162円77銭近辺まで下落し、今後の市場動向に注目が集まる。
- 急騰後の利益確定売り:一時1900円超高まで急ピッチに上昇した反動から、前場中ごろ以降は利益確定売りが活発化。
■ 前場の注目銘柄
- 東エレク(8035)・アドバンテスト(6857)・ソフトバンクグループ(9984):米株高を受けて大幅続進し相場を牽引するも、高値圏では一服。
- キオクシア・フジクラ(5803):朝方は買いが先行して始まったものの、利益確定売りに押され、前場中ごろにかけて下げに転じる。
- KDDI(9433)・中外製薬(4519)・ニトリHD(9843):ハイテク株へ資金が向かうなか、ディフェンシブ株や一部の内需関連は軟調な値動き。
「アドバンテスト(6857)」や「ソフトバンクグループ(9984)」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。
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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)
- 米ダウ平均が連日最高値更新、SOX指数は4%近く急上昇。 企業のAI投資拡大への恩恵が改めて意識され、日米で関連株に買い。
- 6月日銀短観、企業の景況感が大幅に改善。 大企業・製造業DIがプラス22と、市場の想定以上に国内景気の底堅さが示される。
- 為替市場、実需のドル買いなどで一時162円77銭まで円安進行。 中値にかけて貿易決済などのドル買いが強まり、歴史的な安値水準に。
■ 今後の注目経済指標(海外・本日夜間発表)
- 16:55 ドイツ 6月失業率(予想:6.0% / 前回:5.9%)
- 18:00 ユーロ圏 6月消費者物価指数(CPI・速報値)(予想:前年比2.5% / 前回:2.6%)
- 23:00 米国 5月建設支出(予想:前月比0.2% / 前回:-0.1%)
- 23:00 米国 6月ISM製造業景況指数(予想:49.2 / 前回:48.7)
■ まとめ
2026年7月1日前場の東京株式市場は、前日の米ハイテク株高と朝方発表の良好な日銀短観を追い風に、日経平均株価が一時1900円を超える大幅な上昇をみせました。
前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇し、SOX指数が4%近く急反発した流れから、東京市場でも東エレクやアドテスト、ソフトバンクグループなどのAI・半導体関連株に買いが先行。さ
らに日銀短観で大企業・製造業のDIが約8年3カ月ぶりの高水準となるプラス22を記録したことが、国内景気の先行に対する安心感に繋がりました。
しかし、日経平均株価が一時7万1700円台まで急騰した後は利益確定売りが出やすく、朝高だったキオクシアやフジクラが前場中ごろにかけて下げに転じるなどして、午前11時すぎには7万300円台まで上げ幅を縮小する動きとなりました。
一方、外為市場では実需のドル買いや為替ヘッジの円売りなども重なり、一時1ドル=162円77銭近辺と歴史的な安値水準を記録しています。為替の動向に警戒感がくすぶるなか、後場もハイテク株への押し目買いと高値圏での利益確定売りの攻防が続きそうです。




