目次
『今日は誰が、どの銘柄をどれだけ空売ったのか？』。これは短期トレーダーにとって毎朝の天気予報のようなもです。
5 月 22 日発表分の大量保有報告（空売り残高ベース）を俯瞰すると、AI・ドローン・Web3 関連へのショートが再加速する一方、フルッタフルッタやレーザーテックなど仕手系・半導体主力では買い戻しが進み、需給の綾が大きく入れ替わっています。
この記事では『売り増し』『返済』『新規ショート』『解消』の４カテゴリーから、
- 比率／増減ポイントの大きい銘柄トップライン
- 機関の動きが読める注目コメント
をギュッと凝縮しました。
忙しいトレーダーでも『３分で全体像がつかめる』ことを目指しました。
きょう最も『売り増し』された銘柄 TOP10
| rank | 銘柄コード | 銘柄名 | 残高比率 | 前回比(+pt) | 主な売り手 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3747 | インタートレード | 4.85 % | +1.63 | JPM |
| 2 | 254A | AIフュージョンC.G. | 3.92 % | +1.03 | MS-MUFG |
| 3 | 3696 | セレス | 2.13 % | +0.83 | JPM |
| 4 | 3652 | DMP | 1.64 % | +0.79 | MS-MUFG |
| 5 | 6085 | ASJ | 2.94 % | +0.78 | MS-MUFG |
| 6 | 278A | Terra Drone | 3.80 % | +0.76 | MS-MUFG |
| 7 | 264A | Schoo | 1.99 % | +0.75 | MS-MUFG |
| 8 | 9238 | バリュークリエーション | 1.61 % | +0.72 | MS-MUFG |
| 9 | 4889 | レナサイエンス | 2.11 % | +0.65 | MS-MUFG |
| 10 | 2334 | イオレ | 3.18 % | +0.65 | JPM |
『返済（買い戻し）』が大きかった銘柄 TOP10
| rank | 銘柄コード | 銘柄名 | 残高比率 | 前回比(-pt) | 主な返済者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3823 | THE WHY HOW | 1.23 % | -1.05 | MS-MUFG |
| 2 | 218A | Libera-ware | 1.06 % | -0.86 | MS-MUFG |
| 3 | 4586 | メドレックス | 0.02 % | -0.81 | MS-MUFG |
| 4 | 2586 | フルッタフルッタ | 4.53 % | -0.73 | MS-MUFG |
| 5 | 2673 | 夢みつけ隊 | 0.01 % | -0.71 | MS-MUFG |
| 6 | 350A | デジタルグリッド | 1.91 % | -0.69 | MS-MUFG |
| 7 | 5253 | カバー | 2.66 % | -0.65 | MS-MUFG |
| 8 | 5721 | エス・サイエンス | 0.86 % | -0.60 | MS-MUFG |
| 9 | 2926 | 篠崎屋 | 0.90 % | -0.59 | MS-MUFG |
| 10 | 9610 | ウィルソンＬＷ | 2.04 % | -0.50 | MS-MUFG |
フルッタフルッタ等の踏み上げ常連で買い戻しが入り始めています。ボラティリティ低下に注意です。
『新規ショート』が入った注目銘柄（抜粋）
- アストロスケールHD（186A）0.53 %
- 亀田製菓（2220）0.51 %
- ディジタルメディアプロ（3652）0.67 %（JPM）
- キッズウェル・バイオ（4584）0.60 %
- 売れるネット広告社G（9235）0.77 %
宇宙・食品・ゲーム IP など中小型への初動ショートが散見。テーマに対する材料出尽くし警戒が必要かもしれません。
『報告義務消失（実質クローズ）』銘柄
- レーザーテック（6920）0.47 % →義務消失
- ツルハHD（3391）0.37 % →義務消失
- しまむら（8227）0.46 % →義務消失
- メドレックス（4586）0.02 % →ほぼゼロへ
需給の重しが取れた大型・ディフェンシブ銘柄は、戻りの初速を確認したいところです。
まとめ：今日の押さえどころ
- AI・ドローン・Web3 周辺に再びショート集中 ─ 値幅狙いの短期資金が往復を繰り返す展開。
- フルッタフルッタなど仕手系は買い戻し優勢 ─ 逆日歩・規制動向を要チェック。
- 新規ショートは宇宙・食品など新テーマにも分散 ─ 物色の裾野拡大。
- 大型株ではレーザーテックの義務消失が象徴的 ─ 得買い戻し一巡か、市場インパクト小。
Take away：比率の急増/急減はトレンド転換のシグナル。
特に インタートレード／AIフュージョン／Schoo は踏み上げ・続落どちらにも振れやすい水準です。デイトレなら出来高・貸株料、スイングなら決算・規制状況のセット確認を。
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