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12日、日経平均40,053円の史上最高値更新。この歴史的瞬間の裏で、なんと市場参加者の65.4%が株価下落に賭けていたのです。
この異常事態、一体何が起きているのでしょうか?
3週間で激変した空売りデータが物語る真実
7月28日:59.8% → 日経平均下落局面
8月4日:60.4% → さらなる下落を予想
8月12日:65.4% → まさかの史上最高値更新
通常20-30%の空売り比率が65%超え。これは投資のプロたちが『そろそろ下がるだろう』と大量の空売りを仕掛けた証拠です。
しかし、市場は全く逆の動きを見せました。
『踏み上げ相場』の恐ろしいメカニズム
プロ投資家の誤算が生んだ急騰劇
想像してみてください。あなたが『株価は下がる』と予想して空売りしたとします。ところが株価が上がり続ける。損失がどんどん膨らむ。
8月12日の展開
- 朝:「40,000円台は高すぎる、下がるはず」 ↓
- 昼:「あれ?上がってる」↓
- 夕方:「損失が拡大!急いで買い戻さなければ!」
この買い戻しが株価をさらに押し上げる。これが『踏み上げ』です。
レバレッジETF急騰が証明する踏み上げの威力
日経レバレッジETF(1358)の劇的変化
7月28日時点で38.48%だった空売り比率が、8月4日には46.88%まで上昇。多くの投資家が『レバレッジETFは下がる』と判断していました。
ところが8月12日、踏み上げによって急騰。空売りしていた投資家は、通常の2倍速で損失が拡大する恐怖を味わったのです。
日産自動車に見る機関投資家の慌てぶり
プロ中のプロである機関投資家も、この相場には翻弄されました。
日産自動車では、海外ヘッジファンドが空売りポジションを急拡大した後、わずか数日で急縮小。まさに『慌てて買い戻し』の典型例です。
国内の証券会社も自己売買部門で空売りを増やしていましたが、結果的に大きな含み損を抱えることになりました。
投資初心者が今回の事件から学ぶべき3つのポイント
1. 空売り比率は市場心理のバロメーター
- 50%超え:多くの人が下落を予想
- 60%超え:異常事態、大きな値動きの前兆
- 65%超え:踏み上げ急騰の可能性大
2. プロでも予想を外すのが相場
今回の事例は、どんなに優秀な投資家でも市場を完全に読むことは不可能だと証明しています。
3. 感情的になったら負け
踏み上げに巻き込まれた投資家の多くは、損失拡大への恐怖で冷静な判断を失いました。
史上最高値更新後の注目ポイント
短期的には
空売りポジションの整理がまだ完了していないため、さらなる踏み上げの可能性があります。
中長期的には
40,000円台という高値水準で、企業の実際の業績と株価の釣り合いが取れているかが焦点となります。
あなたの投資を守る3つの鉄則
今回の異常事態から学ぶべき教訓は明確です。
- 鉄則1:分散投資で一点集中を避ける
一つの銘柄や戦略に頼りすぎない
- 鉄則2:損切りルールを事前に決める
感情的になる前に機械的に実行
- 鉄則3:市場データを冷静に分析
空売り比率などの指標を投資判断に活用
まとめ:65.4%が教えてくれた相場の真実
2025年8月12日の65.4%という空売り比率は、相場の予測がいかに困難かを如実に示しました。
しかし、このような異常なデータこそが、大きな投資機会の前兆となることも事実です。重要なのは、データを正しく読み解き、感情に左右されない投資を心がけることです。
市場は常に私たちに教訓を与えてくれます。今回の『踏み上げ相場』から学んだ知識を、次の投資判断に活かしていきましょう。

空売り比率・残高は公表データに基づく推計値です。投資判断は複数の情報源を確認の上、自己責任でお願いします。

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