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28日前場の東京株式市場は、前日の米半導体株急落を受けて朝方から売り優勢で始まり、日経平均は大幅に反落しました。冒頭から海外投機筋主導の先物売りが観測され、前日の終値比で下げ幅が2000円を超えて推移。一時は2800円安まで下げを拡大し、6万2100円台前半まで値を下げています。
背景には、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%以上下落し、AIブームを支える半導体関連に対する過度な投資への警戒感が強まったことが大きく影響しました。これを受けて、日本国内でもキオクシアなど半導体関連大手が大きく売り込まれました。
外為市場では、FOMCを控えて米利上げ観測が根強く、円安・ドル高が進行。1ドル163円台後半で推移し、国内株安の悪材料の一つとなっています。
本日前場は、日経平均先物や信用買いの解消売りも相まって需給が一段と悪化。半導体から電子部品、輸出大型株まで幅広く下押し圧力が強まる展開となっています。
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■ 東京株式市場の状況(2026年7月28日前場)

28日前場の東京株式市場では、日経平均が前日比2000円超下落して始まり、一時は前場中ごろに下げ幅が2800円を超え6万2100円台前半まで値を下げました。特に米半導体株指数(SOX)の急落を受けた半導体関連銘柄への売りが止まらず、関連大型株を中心に軒並み売り気配が目立ちました。
米国でAI向け巨額投資過熱への警戒感が広がり、エヌビディアやサンディスクなどが売られた流れが東京市場にも波及。加えて、米ニュースサイトによる中国企業のDUV露光装置量産報道で、オランダASMLや日本の競合メーカー(キヤノンなど)にも売りが波及しています。また、韓国株式市場でもKOSPIが大幅下落し、日本の半導体メモリー大手キオクシアはストップ安に沈み、日経平均を一段安に押し下げました。
東証株価指数(TOPIX)も反落し、下落率が2%超となる場面もありました。半導体や電子部品関連を筆頭に、需給環境が急激に悪化した前場でした。
■ 外為市場の動き
外為市場では円安・ドル高が優勢で、10時時点で1ドル=163円73〜74銭と前日比21銭の円安水準まで進行しました。FOMCを28日から控えて米利上げ観測が根強く、「据え置きが見込まれるものの、サプライズの利上げ期待も一部にあり、積極的なドル買い・円売りが観測されています」(邦銀為替担当者)。
一方で、ユーロに対しては円が小幅高。1ユーロ=186円24〜27銭と、10銭程度の円高・ユーロ安となりました。ユーロは対ドルで小幅に下げ幅を縮めているものの、米国の金融政策動向次第で再び動意付く可能性があります。
■ 前場の注目テーマ
| 注目テーマ | 前場の市場動向とトピックス |
|---|---|
| 米半導体関連株の急落 | 米SOX指数の大幅安を受けて、国内半導体・電子部品株が軒並み売り気配。一時全面安となり、日経平均は大きく下押し。 |
| 中国の半導体技術開発 | 中国政府系企業がDUV露光装置の製造を開始した報道を受け、競合関係にあるASMLやキヤノンなど露光装置メーカーは大幅安。 |
| 韓国KOSPIの大幅下落 | 韓国のKOSPI指数が8%近く急落。同業種のキオクシアがストップ安となり、東京市場の地合いをさらに悪化。 |
| 米FOMC・米利上げ観測 | 今晩28日からFOMC開催。利上げの有無に注目集まり、円安・ドル高基調が強まり、輸出株の株価動向の追い風/逆風に。 |
■ 前場の注目銘柄
| 銘柄名(コード) | 前場の値動きと背景 |
|---|---|
| キオクシア(0000) | 韓国KOSPIの急落や業界の逆風でストップ安水準まで売り込まれた。需給悪化が際立つ。 |
| 東京エレクトロン(8035) | 米SOX安や中国露光装置報道で一段安。朝方から売り気配で推移。 |
| アドバンテスト(6857) | 半導体株売りの流れを受けて大幅安。業界全体の警戒売りを象徴。 |
| 村田製作所(6981) | 電子部品も売り優勢。市場全体の地合い悪化を反映し軟調。 |
| 中外製薬(4519) | 製薬株は底堅く高値圏に。ディフェンシブ性が評価され資金流入。 |
| コナミグループ(9766) | 業績期待で買い先行。ゲーム関連は全体安の中でも底堅く推移。 |
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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)
本日前場は、米国発の半導体セクター不安、中国の半導体製造進出報道、そして韓国KOSPI急落の波及という悪材料が重なり、東証全体でリスクオフムードが支配的となりました。日経平均はほぼ一本調子で下げ幅を拡大し、TOPIXも2%以上下落する場面が見られました。
一方、ディフェンシブな医薬品やゲーム株など一部銘柄には資金が流入。外為市場ではFOMC待ちで神経質な展開となり、円安進行が株式市場下支えとはならず、むしろ海外要因主導で売りが継続しました。
■ 今後の注目経済指標
| 日時 | 国 | 指標名 | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 7/28(火) 21:30 | 米国 | 6月卸売在庫(前月比) | ★ |
| 7/28(火) 22:00 | 米国 | 5月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比) | ★★ |
| 7/28(火) 23:00 | 米国 | 7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) | ★★ |
| 7/29(水) 10:30 | オーストラリア | 4-6月期四半期消費者物価(CPI)(前年同期比) | ★★ |
| 7/29(水) 27:00 | 米国 | FOMC政策金利発表 | ★★★ |
| 7/31(金) 08:30 | 日本 | 6月失業率 | ★★ |
| 7/31(金) 21:30 | 米国 | 6月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) | ★★★ |
| 7/31(金) 21:30 | 米国 | 4-6月期四半期実質GDP(前期比年率) | ★★★ |
■ まとめ
本日前場は、外部環境急変を受けた投機主導の売りに屈し、日経平均が大幅安となる極めて波乱含みの展開でした。半導体セクターの崩れが伝播し、国内主要銘柄ほぼ全面安。為替も円安基調が続いています。
今晩からFOMCが始まり、米国の金融政策とそれに伴う世界的な資金の流れが引き続き重要なカギとなる見通し。今後も突発的な材料で急変動が起きやすい市況が続くため、個人投資家は値動きの荒い大型株だけでなく、市場の資金シフトにもいち早く対応する投資戦略が求められます。




