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27日前場の東京株式市場は、序盤こそ米エヌビディアの好決算を好感し、日経平均は続伸スタートとなりましたが、その後、AI・半導体関連株で利益確定売りが強まり、一転して下落に転じました。
朝方はエヌビディアの過去最高の四半期決算と強気な通期見通しを受け、投資家心理が改善。AI・半導体関連株に買いが集まり、日経平均は前日比600円超高となる場面も見られました。
しかし10時前後からは、前日に先回り買いが膨らんでいた銘柄を中心に材料出尽くしの雰囲気が広がり、利益確定売り優勢となりました。日経平均は一時、前日比400円超安まで下落するなど値動きが激しく、投資家の慎重な見極め姿勢がうかがえます。
為替市場では円が一時159円台前半まで下げる展開となりましたが、市場は日銀副総裁の講演を前に様子見気分も強まっています。前場を通じて国内外の経済イベントへの警戒感が底流に漂っています。
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■ 東京株式市場の状況(2026年8月27日前場)

27日前場の東京株式市場は、米エヌビディアの好決算を材料に冒頭こそ大きく上昇し、日経平均は6万6900円台まで上値を切り上げました。
しかし、AI・半導体関連株で利益確定の動きが膨らみ、次第に値を消す展開となりました。10時台には前日比400円超の下落となる場面もあり、方向感に乏しく、ボラティリティの高い相場となっています。
東証株価指数(TOPIX)も前場中ごろには下げに転じるなど、好業績による期待と材料出尽くしへの警戒感が交錯している状況です。個別株ではキオクシアが設備投資報道を受けて買われていますが、主力半導体株やソフトバンクグループなどで売りが広がるなど、セクターごとの明暗も分かれています。
■ 外為市場の動き
東京外国為替市場では、円相場が一時1ドル=159円20銭台とやや円安に振れました。これは前日の米長期金利上昇を受け、日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが出たことが背景です。
ただし、日銀氷見野副総裁の講演を控えて積極的な取引は手控えられ、持ち高調整もあり円安進行は限定的です。輸出入企業など実需主導のフローは目立たず、中値決済にかけても方向感は出ませんでした。対ユーロでも小動きにとどまっており、前場における為替の影響は比較的落ち着いたものとなっています。
■ 前場の注目テーマ
| 注目テーマ | 前場の市場動向とトピックス |
|---|---|
| AI・半導体 | 米エヌビディア決算を受けて朝方は大幅高。その後、先回り買いの利益確定売りで下落に転じた。東エレクやイビデンなどの値動きが象徴的。 |
| 大型設備投資 | キオクシアが岩手県に新工場建設報道で急騰。AI向けストレージ市場拡大への期待が先行。 |
| 金融政策 | 日銀副総裁の講演を控え、金利・為替とも様子見基調が強まる。積極的なリスク取りは限定的。 |
■ 前場の注目銘柄
| 銘柄名(コード) | 前場の値動きと背景 |
|---|---|
| 東京エレクトロン(8035) | エヌビディア決算で朝方高く始まるも、利益確定売りに押され下落。 |
| イビデン(4062) | 朝高後、材料出尽くし感から値を消し下落転換。 |
| キオクシア(未上場) | 1兆円超の新工場建設報道で大幅上昇。業績拡大期待が先行。 |
| ソフトバンクグループ(9984) | 序盤上昇の後、売りに転じる。投資家のリスク選好低下が背景。 |
| フジクラ(5803) | 前場も堅調。AI/半導体関連として継続的な買いが入る。 |
| リクルートHD(6098) | 前場弱含み。資金流入が限定的に。 |
「東京エレクトロン」や「ソフトバンクグループ」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。
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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)
米エヌビディアが前日発表した2026年5〜7月期決算は、売上高・純利益ともに市場予想を大きく上回る過去最高の水準となりました。
また28年1月期の売上高見通しも強気で、市場予想を超える約70%増を示唆しています。この好決算を受け、AI関連株に序盤資金が流入しましたが、前日に期待先行で買われていた反動から、全体相場は後半失速。
キオクシアの大型設備投資計画も市場で話題となりました。為替市場でも米金利上昇を受けて円はやや売られましたが、日銀関係者発言を控え様子見ムードが続いています。総じて強弱材料が混在する展開となっています。
■ 今後の注目経済指標
| 日時 | 国 | 指標名 | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 8/27(木) 21:30 | 米国 | 前週分新規失業保険申請件数 | ★★ |
| 8/28(金) 08:30 | 日本 | 8月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比) | ★★ |
| 8/28(金) 08:30 | 日本 | 7月失業率 | ★★ |
| 8/28(金) 08:30 | 日本 | 7月有効求人倍率 | ★★ |
| 8/28(金) 21:30 | カナダ | 4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前期比年率) | ★★★ |
| 8/28(金) 23:00 | 米国 | 8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 | ★★ |
| 8/31(月) 08:50 | 日本 | 7月鉱工業生産・速報値(前月比) | ★★ |
| 9/1(火) 23:00 | 米国 | 8月ISM製造業景況指数 | ★★★ |
| 9/3(木) 23:00 | 米国 | 8月ISM非製造業景況指数(総合) | ★★★ |
まとめ
27日前場は、米エヌビディアの好決算によるAI・半導体関連株の物色で幕を開けるも、次第に材料出尽くし感と利益確定売りが優勢となり、投資家心理は急速に冷え込みました。
日経平均は乱高下の末に下落圏へ転じ、セクターごとの強弱がはっきりと出る展開。為替市場も大きな方向性は出ず、重要経済指標や中央銀行関係者の発言待ちとなっています。
今後は、日本のCPIや米国のISM指数など、経済ファンダメンタルズに注目が集まりそうです。ボラティリティの高い相場が続く中、冷静なリスク管理が求められます。




