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4日前場の東京市場は、前日の米株高の流れを受けて日経平均が大幅反発でスタートしました。
米長期金利の低下により、AI・半導体関連を中心にリスク選好の動きが強まり、序盤から買いが活発化しています。
特にソフトバンクグループ(SBG)やアドバンテスト、フジクラなどAI・半導体関連銘柄が市場をけん引し、前場中ごろには日経平均の上げ幅が一時600円を超える場面も見られました。
一方、為替市場では円高が進行しており、自動車株など輸出関連銘柄には逆風となっています。
為替は一時1ドル=155円25銭近辺と約1カ月ぶりの円高水準をつけ、日銀の金融政策や米国の利上げ観測の後退が材料視されています。
商社株など一部に売りが見られる一方で、ファストリやリクルート、TDKなど成長期待の高い銘柄が買われています。
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■ 東京株式市場の状況(2026年9月4日前場)

4日前場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が前日比200円高と大きく反発して始まりました。
米連邦準備理事会(FRB)ウォラー理事の「インフレ鈍化」を示唆する発言を受けて、米国株式市場でハイテク・大型株が買われた流れが波及。東京市場でもAI・半導体関連を中心にリスクオンムードが強まりました。
その後も買い優勢の展開が続き、前場中ごろには前日比600円を超える上昇となるなど、6万4600円台前半まで急伸。東エレクやキオクシア、フジクラといったAI・半導体関連株に資金が集まり、ソフトバンクGは1銘柄で日経平均の300円押し上げに寄与しました。
半面、円高進行が業績懸念となった自動車株や、前日に買われた商社株には利益確定売りが目立ちました。TOPIXは前日比で軟調推移となりました。
■ 外為市場の動き
前場の東京外国為替市場では、円相場が大きく上昇しました。
10時時点で1ドル=155円74〜76銭と前日17時比で1円29銭の円高・ドル安。一時は1ドル=155円25銭付近まで上昇し、7月末の協調為替介入後の高値へと近づきました。
米FRBの早期利上げ観測後退による米長期金利低下、日本側の利上げ期待から根強い円買い・ドル売りが続いています。
また、企業の実需(5・10日決済)によるドル買い需要も短期的にはあるものの、円高トレンドが目立っています。ユーロ円も堅調で、10時時点1ユーロ=181円09〜13銭と円買い優勢。ドル安地合いは世界的なリスク資産選好につながっています。
■ 前場の注目テーマ
| 注目テーマ | 前場の市場動向とトピックス |
|---|---|
| 米金利低下による投資マインド改善 | 米FRBの早期利上げ期待が後退し米長期金利が低下、東証でもAI・半導体など高成長株に買いが波及 |
| AI・半導体関連の株価主導 | ソフトバンクG、アドテスト、フジクラなどが大幅続伸。米アーム・ホールディングスの急伸と連動 |
| 円高進行と輸出関連の反落 | 円ドルが約1カ月ぶり高値水準となりトヨタ・ホンダなど自動車株が売り優勢 |
| 商社株の利益確定売り | 前日上昇した三菱商事や三井物産など商社株が下落、TOPIXの重しに |
■ 前場の注目銘柄
| 銘柄名(コード) | 前場の値動きと背景 |
|---|---|
| ソフトバンクグループ(9984) | 英アーム急伸など運用収益期待で大幅上昇、日経平均押し上げ要因 |
| アドバンテスト(6857) | 半導体関連株への資金流入で上昇 |
| フジクラ(5803) | AI・データセンター向け需要拡大の観測で買い優勢 |
| ファーストリテイリング(9983) | 大型株物色の流れで続伸 |
| リクルートホールディングス(6098) | 高バリュエーション株として物色人気 |
| TDK(6762) | 電子部品需要期待で上昇 |
| トヨタ自動車(7203) | 円高進行を嫌気して売り優勢 |
| 三菱商事(8058)・三井物産(8031) | 前日上昇の反動で利益確定売り |
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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)
9月4日前場は、米金融政策に対する安心感の広がりと世界的な金利低下によって、投資家心理が大きく回復しました。
特に半導体・AI関連が日本市場をけん引したことで、日経平均は大幅反発。米アーム株の急伸や、ウォラーFRB理事によるインフレ鈍化への言及が追い風となっています。
一方、円高進行による輸出採算悪化懸念が持続し、自動車・商社株中心に売りが目立ちました。TOPIXはやや軟調。経済指標では家計調査の消費支出減が確認されたものの、インパクトは限定的だった模様です。
■ 今後の注目経済指標
| 日時 | 国 | 指標名 | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 9/4 15:00 | ドイツ | 7月製造業新規受注 | ★★ |
| 9/4 17:30 | イギリス | 8月建設業購買担当者景気指数(PMI) | ★★ |
| 9/4 21:30 | 米国 | 8月雇用統計(非農業部門雇用者数/失業率/平均時給) | ★★★ |
| 9/8 --:-- | 中国 | 8月貿易収支 | ★★ |
| 9/8 08:50 | 日本 | 4-6月期四半期実質GDP改定値 | ★★★ |
| 9/10 21:15 | ユーロ | 欧州中央銀行(ECB)政策金利・声明 | ★★★ |
| 9/10 21:30 | 米国 | 8月卸売物価指数(PPI) | ★★ |
| 9/11 08:50 | 日本 | 7-9月期四半期法人企業景気予測調査 | ★ |
| 9/11 21:30 | 米国 | 8月消費者物価指数(CPI) | ★★★ |
■ まとめ
2026年9月4日前場は、米金利低下とテック株優位の流れが続き、日経平均は大幅反発となりました。
AI・半導体・大型グロース株への物色が強まる一方、為替市場では急速な円高が進み、輸出株や商社株には利益確定売りが広がるなど、相場全体では銘柄間で明暗が分かれています。
今晩の米雇用統計や来週の主要経済指標は、今後の相場地合いを大きく左右する一因となるため、個人投資家は引き続き最新の市況や主要銘柄動向への注視が重要です。




