【2026年9月24日】日経平均大幅続伸、AI・半導体株高と原油安追い風

目次

24日前場の東京株式市場は、前回取引(連休前)の終値を大きく上回る大幅上昇となりました。

 

米国市場で連休中にAI・半導体関連株が急伸した流れが波及し、東京市場でもこれらハイテク分野の主力銘柄が相次いで買われました。

 

加えて、原油相場の下落やOECDによる成長率見通しの上方修正など、個人投資家にとってプラスとなる材料も重なりました。前場では日経平均が一時6万6200円台半ばまで上昇、節目の6万6000円を抜ける力強い展開となりました。

 

一方で、米長期金利の上昇を受け国内債券市場も金利上昇が続き、電力・ガス、鉄鋼といった重厚長大型の業種には警戒的な売りが観測されています。

 

為替市場では円安基調が残るものの、実需の円買いが下値を支えました。

 

前場を通じ主役はAI・半導体を中心としたグロース株。これに対し、銀行株や内需ディフェンシブは軟調で、銘柄や業種間の明暗がくっきりと分かれる相場となりました。

 

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佐藤真理子

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■ 東京株式市場の状況(2026年9月24日前場)

24日前場の東京株式市場では、日経平均株価が前週終値比で最大1200円以上上昇し、一時6万6200円台半ばに乗せました。

 

連休中の米国市場ではAI・半導体関連を中心にナスダック総合株価指数が3カ月半ぶりの高値を更新。SOX指数も8%超の上昇となり、この好地合いを受け東京市場でも半導体関連、AI関連に幅広く買いが波及しました。原油価格の下落も日本株全体の追い風となり、投資家心理は強含みです。

 

半面、米長期金利の上昇により国内長期金利も瞬間的に3.05%まで上昇、資金調達負担への警戒感から電力・ガスや重厚長大型銘柄への売りが強まりました。東証プライムの売買代金は3兆円を超える活況ぶりで、SOX寄与など大型ハイテク株物色が鮮明です。

 

■ 外為市場の動き

24日午前の東京外国為替市場で円相場は1ドル=158円05〜08銭と、連休前終値からやや円安傾向で推移しました。ただ、米国の長期金利高止まりが円相場の上値を抑える一方、国内輸出企業の実需主導によるドル売り・円買いが押し戻しとなり、10時すぎには一時157円84銭台まで円高が進む場面も見られました。

 

ユーロ円でも円高が進み10時時点で1ユーロ=179円81〜85銭。一方、ユーロドルはユーロ安・ドル高傾向でした。全体として円安基調は維持されているものの、実需による下値支持と海外金利要因による綱引きが続いています。

 

■ 前場の注目テーマ

注目テーマ 前場の市場動向とトピックス
AI・半導体関連 米国発のAI・半導体株高を受けて、東京市場でもアドテストや東エレク、イビデンなどが大幅高。SOX指数の8%上昇が追い風。
エネルギー価格動向 連休前に比べ原油価格が下落。原油高警戒感の後退が日本株にとって好材料。インフレ懸念もやや後退。
金利上昇懸念 米長期金利と連動し国内金利も上昇。財務負担増が警戒され、電力・ガス、重厚長大型銘柄が売られる。
OECD世界経済見通し OECDが世界と日本の経済成長率見通しを上方修正。AI投資活発化を評価、関連銘柄に買いが集まる材料に。

■ 前場の注目銘柄

銘柄名(コード) 前場の値動きと背景
アドバンテスト(6857) AI・半導体市況の急伸を受け、前場大幅高。関連銘柄中トップ級の値上がりを記録。
東京エレクトロン(8035) 米国SOX上昇の流れを受けて上伸。日経平均寄与度の大きさから資金流入顕著。
イビデン(4062) OECD見通し上方修正も材料に、関連株物色で連日の上昇。
ソフトバンクグループ(9984) 傘下アーム好調や半導体テーマ人気で一時7%超の急騰。
TDK(6762) 電子部品関連でも投資資金が流入し、上げ幅拡大。
住友電工(5802) 半導体・電子部材関連として買い進まれ高値更新。
ファーストリテイリング(9983) 指数寄与度高く、リスクオン継続期待で買われる。
キオクシア 半導体需要観測から関連株物色の輪に。
ルネサスエレクトロニクス(6723) AI半導体需要期待と大型商談の思惑で続伸。
リクルートHD(6098) 主力ディフェンシブ株の利益確定売りで前場軟調。
三菱商事(8058) 一部資源安や円安進行が逆風となり値を下げる。
三菱UFJ(8306) 金利上昇期待も織り込まれ既存投資家の利益確定で反落。
東電HD(9501) 電力価格調整や金利上昇懸念で売られる。
大ガス(9532) 同業他社と同様、金利高・コスト増警戒材料で軟調。
ベイカレント(6532) グロース株ローテーションの谷間で利益確定売り先行。

 

「アドバンテスト」や「東京エレクトロン」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。

 

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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)

主なトピックスとしては、AI関連銘柄を筆頭とした半導体、電子部品、高成長テーマ企業が市場の主役となっています。

 

米国ナスダック・SOX指数の大幅上昇をきっかけに、日本の主力半導体関連が一斉にレーティング見直し・需給期待の思惑で買われています。OECDによる2026年の世界・日本の経済成長率予想の上方修正は、AI投資拡大見込みが背景であり、テーマに沿った銘柄群の強さを後押ししました。

 

同時に、原油価格が1バレル100ドル水準から92ドル台まで下落したことで国内株式市場の投資家心理は一段と改善。

 

また、米中関係改善期待もリスクオンの支援材料として意識されています。一方、長期金利上昇は重厚長大・内需ディフェンシブ株に逆風でした。

 

■ 今後の注目経済指標

日時 国 指標名 重要度
9/24 21:30 米国 4-6月期四半期経常収支 ★★
9/24 21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数 ★★
9/24 23:00 米国 8月新築住宅販売件数(年率換算件数) ★★★
9/25 21:30 米国 8月耐久財受注(前月比) ★★
9/26 08:50 日本 8月企業向けサービス価格指数(前年同月比) ★
9/28 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨 ★★★
9/30 08:50 日本 8月鉱工業生産・速報値(前月比/前年同月比) ★★
9/30 08:50 日本 8月小売業販売額(前年同月比) ★
9/30 21:30 米国 8月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) ★★★
10/1 08:50 日本 7-9月期日銀短観・業況判断 ★★★
10/1 23:00 米国 9月ISM製造業景況指数 ★★★

■ まとめ

2026年9月24日前場の東京市場は、米AI・半導体株高の余波で主力ハイテク株が軒並み高騰、日経平均は大幅続伸を記録しました。原油安やOECD経済成長率引き上げなど好材料も重なり、投資家のリスク選好が強まった一日です。

 

一方で金利上昇の逆風は一部業種でくすぶっており、物色の主役が入れ替わる流れ。今後は米国の経済指標や日本の鉱工業生産、日銀短観といったイベントも控えており、個別銘柄・テーマの絞り込みが益々重要となりそうです。

 

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