【2026年10月1日】日経平均が半導体主導で一時1200円高、円安も加速中

目次

1日の東京株式市場前場は、米ハイテク株高の流れを引き継ぎ大幅高となりました。日経平均株価は半導体関連を中心に前日比で一時1200円を超える上昇幅を記録し、6万7900円台を付ける場面も見られました。

 

米マイクロン・テクノロジーの好決算発表によるAI・半導体関連の先高観が国内投資家心理を強力に刺激し、アドバンテストや東エレクトロン、ソフトバンクグループなど主力銘柄への買いが指数押し上げの中心となりました。

 

一方、東証株価指数は反落となっており、保険や銀行、空運などの割安バリュー株は軟調。市況面では値がさ・グロース株主導の展開が強く、全体で値下がり銘柄数が値上がりを大きく上回っています。

 

為替市場では、日銀の金融政策への連続利上げ観測がやや後退したことから、ドル/円は157円台後半へと円安が進行。米金利先高観や国内輸入企業の実需も加わり、円売り・ドル買いが優勢となる一日となりました。

 

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■ 東京株式市場の状況(2026年10月1日前場)

1日前場の東京株式市場は、日経平均株価が前日比600円高で寄り付いた後も堅調な買いが続き、一時は1200円高の6万7900円台に達しました。

 

主因は、前日の米ハイテク株高やマイクロン・テクノロジーの好決算を受けた半導体・AI関連株への強い物色です。米国ナスダック指数が反発したことで、東京市場にもグロース株への資金流入が波及。市場をけん引したアドバンテストと東京エレクトロンだけで日経平均を約500円押し上げている状況です。

 

一方、TOPIXは全面安となり、バリュー株を中心に売りが優勢となりました。東証プライム市場の約7割の銘柄が下落し、業種ごとでは保険、銀行、空運などの下げが目立ちます。前場中ごろ(10時)の売買代金は2兆3005億円、売買高は7億2526万株と、積極的な売買が続いています。

 

■ 外為市場の動き

午前の東京外国為替市場は円安が加速しました。10時時点でドル/円は1ドル=157円88〜90銭と、前日17時の水準からほぼ1円の円安。直前には一時157円94銭を付ける場面もありました。

 

主な背景は、日銀の金融政策決定会合「主な意見」や日銀短観が予想ほど“タカ派”ではなく、連続利上げ観測がやや後退したことです。加えて、米金利先高観や国内輸入企業による円売り・ドル買いの動きが円安圧力を強めました。

 

対ユーロでも円売りが進み、10時時点で1ユーロ=178円90〜95銭と前日比で約0.89円の円安。ドル高・円安・ユーロ高という三つ巴の展開です。ユーロ/ドルはやや弱含みですが、為替全体では円の独歩安基調となっています。

 

 

■ 前場の注目テーマ

注目テーマ 前場の市場動向とトピックス
半導体・AI関連 マイクロン好決算を契機に、アドバンテスト・東エレクトロン・キオクシア、レーザーテックなどに大口資金流入。AI・半導体株への強い先高観が鮮明に。
バリュー株(金融・保険・空運) TOPIXは大幅反落。保険業や銀行業、空運業などのバリュー系銘柄に売り。国内外の金利上昇懸念により資金が値がさグロース株に集中。
為替市場・円安進行 日銀短観や政策スタンスが市場予想ほどタカ派でなく、円安進行。輸入企業中心に円売り・ドル買い。相場全体の投資家心理に影響。

■ 前場の注目銘柄

銘柄名(コード) 前場の値動きと背景
アドバンテスト(6857) 半導体製造装置大手。マイクロンの好決算やAI成長期待を背景に急伸、日経平均への寄与度が高い。
東京エレクトロン(8035) 半導体製造装置最大手。アドバンテスト同様、業界全体の先高観で大幅高、日経平均を大きく押し上げ。
ソフトバンクグループ(9984) AI・半導体分野の投資先として買い集まる。グロース株物色の流れで大反発。
キオクシアホールディングス(非上場/J-REIT) 東証ではないがメモリー関連として一時4%超上昇。半導体関連における先高観を象徴。
レーザーテック(6920) 半導体ブーム継続期待で前場大幅高。EUVマスク検査装置など最先端テクノロジーに期待感集中。
イビデン(4062) 半導体パッケージなど電子材料事業好調で値を上げた。
中外製薬(4519)、東京海上HD(8766)、KDDI(9433) ディフェンシブ・バリュー銘柄の一角として逆行安・売り優勢。

 

「アドバンテスト」や「東京エレクトロン」のような大型株も魅力的ですが、個人投資家が大きな利益を狙うなら、「次に資金が流入する中小型株」の先回りが欠かせません。

 

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■ 主な経済ニュースのまとめ(前場)

米ハイテク株主導のリスクオンが継続し、日経平均は一時1200円高の急騰。特にマイクロン・テクノロジーの好決算が国内半導体株に波及しました。TOPIXは逆に値下がり組の多さに押され反落となっており、2極化が進行しています。

 

為替市場は日銀の足元の政策姿勢への失望や、9月短観が市場予想に届かなかった点もあり、円はドル・ユーロ双方に対して一段と売られました。大企業製造業DIは市場予想を0.1ポイント下回るなど、景気加速感にやや陰り。海外市場休場(中国、香港)を背景にアジア全体では商いが薄い点も指摘できます。

 

■ 今後の注目経済指標

日時 国 指標名 重要度
10/1(木) 21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数 ★★
10/1(木) 21:30 米国 前週分失業保険継続受給者数 ★★
10/1(木) 23:00 米国 9月ISM製造業景況指数 ★★★
10/2(金) 08:30 日本 9月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) ★★
10/2(金) 08:30 日本 8月失業率 ★★
10/2(金) 08:30 日本 8月有効求人倍率 ★★
10/2(金) 18:00 ユーロ 9月消費者物価指数(HICP、速報値) ★★★
10/2(金) 21:30 米国 9月非農業部門雇用者数変化 ★★★
10/2(金) 21:30 米国 9月失業率 ★★★
10/2(金) 21:30 米国 9月平均時給 ★★★
10/2(金) 23:00 米国 8月製造業新規受注 ★★

■ まとめ

2026年10月1日前場の東京市場は、半導体・AI関連を軸にしたグロース株主導型の大幅高。一方でTOPIXは反落し、景気敏感バリュー組の弱さが際立ち、市場全体としては二極化が進みました。円安も加速し、今後の為替動向が国内外の資金フローを左右する可能性が高まっています。重要な米雇用統計や日本のCPI発表などを控え、調整局面が現れるか、それともリスクオンが継続するか注視すべきタイミングです。

 

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